●○● 2004年9月の日記 ●○●

〜あつい札を手に入れたり、アルミ板を敷いたり、謎の自転車を見つけたり〜


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04.09.02 thu 1000円2時間のお楽しみタイム

 昨日は映画の日だったので、恒例の飲酒隊映画鑑賞会。

 本当は『マッハ!!!!!!!!』を見たかったのですが、ちょっくら時期を逃してしまったので『華氏911』を
見ることにしました。

 内容に関しては賛否両論あるのでしょうが、うん、1000円分は楽しめましたよ。

 映画の後は、これまた恒例の酒を飲みながらの映画批評会(という名の飲み会)。

「いやあ、ブリトニーのビッチぶりったら!」
「ブッシュのシンプルなバカさぷりはすげえ」
「私もブッシュの基盤になりたい」
「笑いは思ったよりなかったねえ」
「隣の女性がバケツサイズのポップコーンを食いきった!」

 など、楽しく映画についてかたりあったものです。しかしボクの心をうばったのは、鶏モモのバジル焼きについてきた『あつい!』という名の紙片。なんだか楽しくなってしまい、ていねいにお財布にしまいました。

 いやあ、こういう紙切れが財布に入っている生活のことを『豊かな生活』っていうんじゃないでしょか?

 え! 違うんですか…そ、そうですか。

04.09.03 fri ヨンさまへの提言

 ペ・ヨンジュンさんの人気はすごいですね。

 ヨン様という呼び名は流行語大賞になりそうな勢いですが、そろそろ違う呼び方を彼も望んでいるんじゃないでしょうか?

  • ヨンちゃん(親しみをこめて)
  • ペ・ヨング様(ソース味へのシンパシー)
  • ヨン様バカ一代(拳にこめた韓流への思い)
  • 劇団ペ・ヨンジュン(帰国子女芸人みたい)

 なんかヘンな感じになってしまいましたが、そこは韓国の大スター。快く受け入れてくれると思うのですね。はい(とって付けたように)

04.09.05 sun 早いくて熱いニューフェイス

 iBookを買いました。

 写真は座卓の上にスダレを敷いた、トラディショナルでエコロジカルでエキサイティングでポエジーなボクのパソコンスペースです。

 ネットへの接続に手間取りましたが(パスワードを全角で入力していて、1時間以上悩んでいたのは秘密です)旧パソコンとのファイル共有もできて一安心。

 まずは手始めにiTunesで手持ちのCDをMP3に変換してみると…うおっ! 早い! さすがは4倍以上の早さのCPU。しかししばらく使っていると…うわっ! 熱い! 今度は機体がすごく熱を帯びてきたのです。

 どうしたものかと悩んだあげく、近所のホームセンターでアルミのメッシュ板と5ミリ厚の板を買ってきて放熱に使うことにしました。

 今までのほんのりあったかボディのiMacと、激しい熱さのiBookを使い、これからものんびりと更新していきたいと思います。はい。
―――
先週手に入れた「あつい!」という紙片が、さっそく役に立つ時がきたようですね。(先週の日記レーザー参照)

04.09.06 mon ボクの「栄養フィクサー論」

 栄養はすごい! こう声高らかに叫びたい。

 恐るべきことに、野口選手の肺も、室伏選手の後背筋も、おすぎとピーコの声帯も等しく食べ物からの栄養によって作られているのです。

 それだけではない。脳も栄養なくして形作られないことを考えれば、人類の文化・文明も栄養なしではありえなかったのだ。すごい。すごいよ栄養!

 新幹線や都市を作ったのも栄養。食べ物は大切に! と考えるのも栄養。もういらないからこのラーメン捨てちゃえ、と考えるのも栄養。

 この力強さ、存在の奥深さ、不可解さ。神なんて信じてはいませんが、栄養の人智を超える存在感のでかさには圧倒されるばかりなのです。

 と…とりあえず食べ物は大切にしたいものです。

 なんて考えるのも栄養あればこそなんですからねえ。ああ、人間って栄養に支配されているのだなあ。

 ↑と考えるのも栄養あってこそ。以下、延々とループです。

04.09.11 sat 霊的タイム・イン・本屋さん

 今日はケチな話をいっぱつ。

 ボクは本屋でよく立ち読みをするのですが「これって損なんじゃないか?」と思うのです。

 だってそうでしょう。300円の雑誌をパラパラと半分も立ち読みしたとしますよね。で、(うん、これはなかなか面白いぞ。購入決定!)とレジに向かう。

 しかしよく考えると、300円のうちの半分の150円分はすでに読んでいるのに、さらに300円を払っているのです。これすなわち450円の出費なり! もうそう考えるともったいないオバケが出そうで怖い!

 原木中山の書店で右往左往している人間がいたらきっとボクなので、そっと見守ってやってください。貧乏性って損だよね。

04.09.14 tue 活字とテレビの感想ナイト

 酔っぱらいなので酒がないとやってられない。

 そしてまた、わりと本も好きなので活字もないとやっていられない。心に活字が足りないときは、大好きな東海林さだおさんのエッセイが一番。脳みそにグイグイと活字が染みるのがよくわかる。プロの技に身を任せる快感です。

 あとボクの大切な読書空間であるトイレに近頃常備しているのが、吉田戦車さんと川崎ぶらさんの共著『たのもしき日本語』。こちらは奇妙に高揚と弛緩が同居する不思議な一冊。毎朝ペラペラとめくりたくなる素敵な本だともよ。(←文体のマネ)
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 自画自賛というのは、見ているこっちが恥ずかしくなるものですね。

 その自画自賛王2004とも言えるのが、サントリーのお茶『伊右衛門』のテレビCMでしょう。宮沢さん、本木さん、果ては三國さんまでがペットボトルのお茶をしみじみと味わうあの空間は、まさに平成のネスカフェゴールドブレンド。

 しかし宮沢さんはサンタフェ&ぶっとびであり、本木さんはモックンかつヘアヌードであり、三國さんはがスーさんなのです。

 俳優歴が長いことっていうのも、けっこう不幸なことかもしれませんね。

04.09.17 fri コスメ戦士の望むもの

 大切なのは水分だ。

 いや、テレビを見ていると女性用の化粧品のコマーシャルが流れるじゃないですか。それを見ていると『潤い』という言葉がヒンパンに使われていることに気がついたんですよ。

 ようするに女性が化粧品に求めるものは、肌でも唇でも、ツヤツヤかつツルツルで、さらにプルンプルンした状態なのではないでしょうか。

 しかし・・・この単語から連想されるものってどう考えても『クラゲ』だと思うんですがいかが?

 すべての女性に憧れられる、潤い成分97%という驚愕の腔腸動物よ! 死んだら海に溶けちゃう生物よ!

 世の女性に憧れを持たれているのはうらやまいのですが、世の女性がクラゲになってしまったらどうしようと、意味もなく不安になってみせるボクなのです。

04.09.20 mon ミステリアス・自転車置き場

 今日の朝、ボクの住む原木中山の駅近くで見た光景。

 マンションのゴミ置き場の上に、さりげなく置かれた自転車が見える。他の町だとどうなのかわかりませんが、このくらいのフリーダムなものは見慣れているので、なんとも思わず通過しようとしました。

 しかし次の瞬間、ボクの目の水晶体を通り、網膜を刺激し、脳みそに入ってきたものはとんでもないものでした。

 この自転車・・・電柱にワイヤーでつながれてるよ!

 ということは、この自転車は捨てられているのではなく、だれかが自転車置き場として有効活用しているということです。うわあ、こりゃすげえ!

 こういうシーンがごく自然にあるので気が抜けないんですよ、この町には。

04.09.27 mon フード・ネーミング・パワー

 冷やし中華と中華丼はすごい。

 なんといってもネーミングがすごい。ナポリタンもいい線いっていますが、国家と都市のスケール感で負けています。

 こんなすごい名前の食べ物はもうあるまいと思っていたんですが、今日の帰りにスーパーに寄った時、すごい食べ物を見つけました。

 甘食です。

 うーむ、これはすごい。世に甘い食べ物星の数ほどあれど、「私こそTHE甘いモノです」というこの威風堂々とした名前はどうですか。しかし実際は大して甘くないところがまたすごい。

 (やるな、甘食!)と思いながら買い物をしていると、おなじみ桃屋の『ごはんですよ!』がボクの視界にサイトイン。

 ごはんじゃないのに『ごはんですよ!』っていうのもすごい。この堂々としすぎた物言いには、なにやら深い心の闇さえ感じます。その証拠に、ビンの中身も真っ黒ですし。

 こう考えると、食べ物の名前に恐怖を感じ(とりあえず、いただきますとごちそうさまはキチンと言おう!)と、幼稚園のお約束的結論に至り、本日の日記レーザー終了です。

04.09.28 tue 荒々しき野郎の功績

 冒険家、というのはワイルドですね。

 しかし冒険家より冒険野郎のほうが、よりワイルドな印象があります。つまりワイルドさにおいて、家<野郎という不等式が成り立つと言えましょう。

 世界にあまた存在する『家』も、野郎と名称を変更すればさらなるワイルドさが得られるということです。

  • 華道野郎:バラの花を口にくわえて大暴れ!
  • 武道野郎:山にこもって片眉を剃っちゃうぞ!
  • 書道野郎:二刀流で筆を振り回す!
  • 園芸野郎:庭を駆ける獣! 堆肥を周囲にバラまくぞ!
  • 思想野郎:言い争いならお任せあれ!
  • 芸術野郎:爆発! 耳切除! ヘナヘナ時計&ヒゲ!

 うん、こう考えると武道野郎と芸術野郎は実在する人物じゃないですか。武道・芸術、恐るべし!


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