●○● 2004年8月の日記 ●○●

〜アテネにあせったり、胎児に笑ったり、エレガを目指したり〜


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04.08.02 mon パソコン拒否症状快癒

 夏に夏休みをとるために、休日出勤。違う。なにかが違うぞ、これは。
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 てなわけで、ちょっくら仕事が忙しかったワケです。
 職場でパソコン使いまくっていると、自室でパソコンをいじるのもいやになります。
 こういうときに、義務ではないwebサイトの運営はいい。不定期更新だから、休みまくっても問題ない。ああ、酒代をかせぐための仕事も、こういかないもんですかねえ。
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 夏の午後。冷房の効いた部屋での昼寝タイム。
 これぞ人生のクライマックスにして至福! なのですが、こういう時に限って『おすぎとピーコに部屋を覗かれる夢』とかを見てしまう。ああ、なんたる不愉快さ! 杉浦兄弟め!
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 そんな2倍仕事の日々も今日で終了。パソコンを触りたくもなってきたし、更新したいネタもあるし、またちょっくら更新の日々が続くでしょう。たぶんね。
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久々更新、オレのツバ。例によって、朝には消滅です。

04.08.03 tue 60億総アスリート計画

 今日の朝のこと。

 いつも乗っている電車に遅れそうになったボクは、ズダダダダと原木中山の構内を走り、改札を通り抜け、階段を駆け上がり電車に駆け込んだ。

 なんとか間に合ったが、二日酔いの朝の急激な運動に、心拍数がただ事ではない状態になった。

 まずい。この時期にこんなことで、本当にアテネに間に合うのだろうか・・・。
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 そんなこんなで、ボクのアテネ参加が危ぶまれる昨今ですが、代表だけしか出られないっていうのはずるいと思いませんか?

 世界のトップアスリートの競い合う姿は美しいものですが、世界の底辺アスリートである、ボクをはじめとした人々の、やや情けない姿も味わい深いものに違いありません。

 オリンピックは各国の代表ではなく、各国で抽選された人にすると面白いでしょう。

 ハンマーを回せず困るインドの小学生。オーストラリアのおばあちゃん対ドイツの中年男性の卓球。そして飛び込み台から飛び降りれず、アタフタするボク。

 世界で一番スポーツが盛んな国ではなく、世界で一番ラッキーかつ面白い人のいる国が決まる大会。

 こんなのなら、年に4回くらいあってもいいですね。うん。

04.08.04 wed 夏目漱石さん的価値観

 100万ドルだか、1000万ドルだか知りませんが。

 本当に奇麗な夜景っていうのは、ヘベレケにしか味わえないんですよ。これは本当。

 香港だの、高層ビルだの。有名な場所からの夜景なんて、結局誰だって見ることのできるものです。写真だって、映像だって、同じアングルは味わえるんですから。

 そんなのに飽きたらヘベレケになって、街でゴロンと、アスファルトの上に寝っころがることをおすすめします。

 背中に感じる地面の冷たさ、上にはビルに囲まれた狭い空に月と星。そしてなによりとんでもない近くを流れる自転車のランプ、車のライト。

 夜景という言葉の持つスタティックさを、完全に否定するような空と街の光と騒音。

 夏の夜、アスファルトの上。地面10センチの高さから見る夜景は、まあヘベレケさんにしか味わえないなかなかの光景です。

 そんなヘベレッカー専用のこの夜景。どう考えても1000円くらいの価値はあるのですよ!

 って・・・100万ドルには完全に負けてるじゃないですか。そうですか。うん、まあ、そんなもんでしょうねえ。

04.08.06 fri ひれ伏すがいい

 原木中山には、たいそうな数のノラ猫がいます。

 そのノラ猫どもに関しては、巨大な影響力を持っているボクなのだ。

 この写真は今から10年ほど前、ボクの部屋の下で産まれたノラの子どもが、部屋の本棚付近を蹂躙している写真です。

 こいつらの子どもや、親戚。友人などをボクの莫大な資金力(主にチクワやフリスキー)で手なずけて10年以上。その結果、ボクは原木中山の南部において、THE・ボス of キャットいえるほどの権力を手にしました。ボスの権力の証として、無条件でズカスカとノラ猫に近づき、彼らの肉球をプニプニと押すことができるのです。

 しかしなんですね、これは結局肉ではなくて皮ですね。皮球です。

 (うーん、しかしまあ、気持ちいいから許してやるか!)と、近所のネコの肉球を触りまくり(王者だから)、ひっくり返して腹をいじくり(王者だから)、権力のなんたるかを今日もバラキのネコたちにしらしめているボクなのです。

04.08.10 tue この影響はどうなのよ

 気になるフレーズがある。

 ほら、地震が起った後、テレビやラジオで「なお、この影響による津波の心配はありません」っていうフレーズです。

 人生の様々なシーンにおいてこのフレーズを心の中で唱えると、平凡な日常がダイナミックに変貌するのです。

 例えばそうですね、昼食の時、お店の人に「相席でよろしいですか?」と聞かれ「あ、いいっすよ」と返事をした後に心の中で(なお、この影響による津波の心配はありません)と唱えます。

 おお、なんというスケールのでかさ。ボクが相席することによって、人々に災難が降りかからなくてよかった! と、人知れない喜びにひたれるのです。

  •  こう暑いとビールがうまい!
      (なお、この影響による津波の心配はありません)
     
  •  コンビニで冷やしウドンは売り切れかよ!
      (なお、この影響による津波の心配はありません)
  •  あ、トイレットペーパー買い忘れた。
      (なお、この影響による津波の心配はありません)
  •  うーん、背中がかゆい。
      (なお、この影響による津波の心配はありません)

 こんなことを考えながら、心のダイナミック人生を今日も送るボクなのだ。

04.08.15 sun 光る胎児とミソ汁と

 お盆中も仕事なのですが、週末ということもあり足立区の実家に帰っていました。

 世間はオリンピック真っ盛り。土曜日の朝は、朝飯を食べながら開会式のダイジェストを見ていました。
(ほお、お金かかってんな〜)なんて思いながら見ていたのですが、妊婦さんのお腹がピカーッと光るところでもうダメ。
 ミソ汁が変なところに入ってむせ返ってしまいました。いやー、笑った笑った。

 そして今日。帰りに秋葉原に寄って、ジャッキーの『酔拳』『蛇拳』と『少林寺三十六房』のDVDを買いました。
 ジャッキーの作品はビデオで持っているのですが、このところ画質の劣化が著しくなってきたので思いきって購入。数十年ぶりに見た『少林寺三十六房』は、相変わらず修業のシーンが面白くてナイスです。

 DVDを肴に酒を飲みつつ、けっこう楽しく過ぎていくボクの日曜日だ。

04.08.16 mon 亡骸ハッピータイム

 “食べる”というのは、基本的にむごいものです。

 しかし命を奪わずエネルギーを得る方法は、哺乳類の乳か、体液・血液をちょびっと吸うしかありません。まあ、こんなことは誰でも知っていることで、ボクは今日も元気に動物の死骸や植物の死骸をモリモリと楽しく食べています。

 ですが、こんなボクでためらってしまい、今まで食べたことがないものがあるのです。それがキウイ・フルーツを皮ごと食べるということなのですね。

 いや、前から皮ごと食べられることは知っていたんですが、どうも、その、あの毛がねえ。なんかノドに引っ掛かりそうで。

 そして本日、その恐怖とお別れするために、思いきって皮ごと食べてみることにしました。

 そりゃ!(ガブッ!) …うん? なんだ、大したことないや! 甘く水気の多い果汁に隠れ、あれほどビビっていか感触もなんてことはありません。というか、かすかな渋味が加わり、一味深くなったような気さえするのです。

 今日も新たに、食べられる植物の死骸のレパートリーがひとつ増えました。ビバ・食欲! ですね。はい。

04.08.18 wed 夕暮れのM-1優勝気象条件

 天気って面白い。

 学術的に興味深いとかじゃなくて、純粋に笑える。今の時期だったら『夕立ち』。最高におもしろい。

 昼ごろまではスコッと抜けるような空が一転して暗くなり、ザアアッと雨が降ってくる。今まで粉が拭くようだった地面は黒く濡れて、変な匂いがあたりに立ちこめ、街行く人は慌てる…。

 その見た目、匂い、影響力。

 こんなに面白いことって、そんなにあるもんじゃない。夕立が降ると、ボクはけっこうな確立で笑ってしまいます。「うわあ、なんだそれ!」って感じで。

 しかしなんなんでしょう。今まで友人・知人・付きあっていた人などには「夕立が降ると笑うのが気持ち悪い」と言われ続けてきているんですよ。

(いやあ・・・こんなに面白いのにワケわからんなあ)

 などと思いつつ、今日も夕立の気配に笑いがこらえられないボクなのです。

04.08.25 wed スーパー・バトル・フィールド

 よくスーパーで買い物をします。

 一人暮しも10年選手なので、そこそこ的確、かつスピーディに購入していくのですが、たまに妄想にさいなまれることもあるのです。

 (もし、ここに並ぶ商品が武器で、それを手に戦わなければどうしよう)って、感じで。

 青果売り場ではスイカとかパイナップルが強そうだ。逆にレタスは困る。どんなに強く相手を叩いてもパフパフしてしまうだけだし。そしてスーパーの中ではひっそりとしていて、所在なさ気な缶詰め・瓶詰めが強い!

 その堅さ、その重さ、その破壊力。ああ、なんというヒエラルキーの逆転さ加減よ!

 などと思いつつ、今日もスーパーをさまようボクなのですね。ええ。
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周辺人物にシリアスな問題が続発。しかしある時点(これがK点?)を超えたところで「ああ、もうどうでもいいや。なんとかなるよ!」と思考が完全に逆転しました。思えばこれまでもこういう感じでやってきたボクなのです。人生なんてなんとかなるし、なんとかなっちゃうものですね。はい。

04.08.31 tuw 目指せエレガ!(メジャーへの道)

 運転免許は持っていません。

 ですから、ボクが運転できる最高速度の乗り物といったら自転車だ。と、まあそう思っていました。

 しかし今日、事務所の入っているエレベーターにいつものように乗り込んだところ、こんな表示に気がついたんです。

 『乗用』…。そうか、そうだったのか。エレベーターっていうのは“乗り物”だったんですんね。

 階数ボタンを押すその行為は、実はF1ドライバーのハンドルさばきと同じ意味を持っていたのです。

 開閉ボタンを押すその行為は、実はスペースシャトルの運航システムと同じ意味だったのですね。

 無免許で運転できる、上下に自由自在のこの乗り物よ。これからはそれ相応の気構えでライド・オンすることを誓うものですよ、ええ。


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