●○● 2004年5月の日記 ●○●

〜ギャランドゥと言ったり、ニセ5月病になったり、地名にぐっときたり〜


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04.05.01 sat その秘められた力

 さまざまな香りを使うアロマテラピー。

 心を落ち着けたり、安眠を誘ったり、色々な効用があるそうですね。

 対してソースも負けてはいない。ソースには強大なポテンシャルが秘められている。

 その効用は『心をウキウキさせる』ことだ。

 チリチリと音を立てる、油の染みた露店の鉄板。その上で作られるお好み焼き&焼きソバ。あたりにただようソースの香ばしい匂い。ああ、たまらん。

 みなさんも、ぜひ今“ちょっと焦げたソースの匂い”を思いだしてください。

 ほら! 顔がにんまりしてる!

 ソースの匂いには笑顔を作る力がある。ラブ&ソースだ。
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5月8日に代々木で飲み会をやります。気軽にビールをゴクゴク飲みたい方はこちらから!

04.05.02 sun スペース・ミステリー

 先日、田町で仕事関係の人々と飲みました。

 その中に「男って」とか「女って」と語る女性がいました。こういう人を見ると、ボクは(すごい!)と心底感心してしまうんです。なんたって、30億の人間をひとまとめにして語っているんですから。

 そしてそんな人が30分後に「個性って大事だよね」なんて言うと、ますます驚く。

 30億人をひとまとめにしていたのに、今度は60億分の1の微細な存在の素晴らしさ語るのだ。なんという幅の広さ。

 こういう人の脳みそはどうなっているんだろう。もしかして脳みそじゃなくて、その空間は別な宇宙につながっているんじゃないだろうか。

 そう考えると世の中は大宇宙の謎がそこかしこにあって、つくづく飽きないなあと思うのですね。はい。

04.05.03 mon 煮物の王

 あっけなく、感情に流されまくりの毎日だ。

 プロジェクトXを見てはウルウルして、劇団ひとりを見ては大笑いして、靴のキツさに怒って、蛇口の形を寂しく思う。

 周りの状況に流されやすいので、重い音楽なんて聞いたら、そこから抜け出すのに一週間はかかる。だから、いつもバカな音楽とか、新聞とか、テレビとか、そういうものに浸っていないとどうにかなっちゃいそうなのだ。

 しかしこういう難儀な性格は、人間だから困るにすぎない。例えばボクが里芋や大根なら、この染み込みやすさで一旗あげられるだろう。

 (あ〜、失敗したぁ! 里芋に生まれりゃモテモテだったのに!)と、あくまでモテ具合を基準に考えるボクなのですよ、ええ。

04.05.06 thu くやしくて、夢中になって

 男性の腹部に生える毛をギャランドゥと呼ぶ。

 これは西城秀樹さんの大きな功績だ。…だと思う。

 このギャランドゥ、ボクはずっと“Get and Do”だと思っていました。つまり「GetしてDoしちゃいなよぉ!」です(ルー大柴さん風に)。

 ところがこれ、意味は“ギャル&DO”なんだとか。まさかボクのヘソ周辺がギャル・ゾーンだったとは、ちっとも知りませんでした。

 これからの人生、辛い時、悲しい時、フラれた時なんかには、自らのギャランドゥについて考えよう。そして(ギャル…)と心でつぶやき、強く熱く自分をごまかしていこうと思います。
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ボクもEUに参加したいのですが、個人資格では無理なのでしょうか。

04.05.10 mon キッチン・ケミカル・バイオレンス

 海の方から風が吹いております。
 磯くさい原木中山より、本日もあなたにミラクルレバーをお届けします(j-wave風に)
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 科学の進歩はすごいと思う。

 えーと、なんでしたっけ。ほら、コンピューターのCPUが数年で倍の速度になるっていう法則もありましたよね。でも、ボクはそんなシリコンのことなんかに興味はない。ボクが興味があるのは洗剤のことだ。

 テレビなんかで、よく台所用洗剤なんかのCMが流れますよね。これがすごい。常に当社比20%、30%、40%アップ! なんて宣伝されているじゃないですか。

 しかも洗剤の新製品なんて、1年で何回も新製品が発表されます。

 このままいけば、数十年後には一滴の洗剤を東京湾に落としただけで、汚れはおろか微生物も魚介類も一瞬で死滅してしまうに違いない。これはもう、洗浄兵器だ!

 そんな暴走気味の恐怖を感じつつ、洗剤のボトルを見つめる日々なのだ。

04.05.12 wed 心からの言葉を、あなたに

 そこのスレンダーな人!

 「スレンダーでカッコいいですね」って言われたことありませんか?(え?ない? 困ったな。それは話が続かないので、申し訳ありませんが、ここはあるということにしておいてください)

 ある? そうでしょう、そうでしょう。

 実はボク、細身の女性に「スレンダーでカッコいいですね」と、さりげなく言いたいと常々思っています。

 しかしこれには裏の意味があって、「スレンダー(ってヒーローの名前みたい)でカッコいいですね」ということなんです。

 言葉は同じ、誉めているという意識も同じ、しかし“誉め”のベクトルが違う。

 こんな21世紀の本音&建前を、いつかは実行したいと思っているボクなのです。

04.05.18 tue 病める5月

 ここのところ更新が滞っていた理由は5月病です。

 いや、本当は仕事と飲酒なのですが。

 しかしこういう場合の『5月病』という言葉は便利かもしれません。

 新入社員の不安も5月病。パソコンの調子が悪いのも5月病。年金未納問題も5月病。ボクが毎朝気分が悪いのも、5月病ということにしておいてください! 二日酔いじゃないんです!

 拡大解釈ってステキよね。

04.05.18 tue その2 辞書の秘訣

 街角にラクガキする人間の気持ちはわかりませんが、自分の持ち物にラクガキするのは大好きです。

 本日は酔いにまかせ、下町のナポレオン(いいちこ)にマイ・ナポレオンをラクガキックス。 ナポ!

 いや〜、ラクガキは面白い。人生のよしなしごとなんて、ラクガキの楽しさに比べたら屁みたいなものですね!

 安上がりな人生の喜びに、今日も打ち震えるボクなのです。

04.05.20 thu 大型で強い酒がやってくる!

 台風が接近していますねえ。

 ボクは学生時代、地学部に所属していました。部は天文・気象・地質の三班に別れていて、地質の班長をしていたのです。しかし基本的に地学的なものならなんでも興味津々なので、こういう状況になると不謹慎とは思いつつワクワクしてしまうのです。

 その地学部の顧問、O先生は南極越冬隊隊員として気象観測を担当した猛者でした。中隊長(先生のあだ名。軍人みたいな風貌だったので)はよく「台風こそは地球という惑星最大の淡水発生装置なんだ」と言っていました。海水の水分をバンバン上空に巻き上げ、貴重な淡水を陸地にまき散らす。だから台風はエラい! というのが決まり文句だったなあ。

 外房で貝化石を採集したり、フズリナの化石を磨いたり、部室に転がっていたクジラのろっ骨を振り回したり、正丸峠で流星観測したり、屋上でコーラ飲みながら天気図書いたり。

 いやあ、面白かった。

 巨大淡水発生装置である台風が雨を降らせ、米を育て、酒になる。その酒を飲みつつ、なにやらニコニコと酔いも深まるボクの木曜日だ

04.05.24 mon そのフサフサとしてもの

 昨日の夕方は、部屋でビール飲みながら相撲を観ていました。

 朝青龍、強かった。あんな人と土俵で向かい合ったら、ボクなら泣いていますね確実に。

 さて、ボクが相撲を観る大きな楽しみの一つが、横綱と同じ高砂部屋の闘牙関です。千葉県市川市の出身だし、趣味は酒の飲み歩きだし、あだ名はタマキンだ(本名が玉城だから)。そんな闘牙関ですが、なんといってもその特徴は『もみあげ』にあるといえるでしょう。その量、フサフサ感ともに秀逸。

 もし人類が“もみあげ至上主義”だとしたら、世界を統べる大皇帝になってもおかしくはないほどの『もみあげ』っぷりです。

 千秋楽は人気の高見盛関との一番。観客は高見盛関の気合いに盛り上がっていましたが、(そんなのいいから、闘牙のもみあげをアップで!)と念じていました。勝負は闘牙関の勝利に終わり、とりあえず満足。

 今場所は4勝11負と残念な星取りでしたが、来場所はがんばって! そしてもっとフサフサと『もみあげ』って!

04.05.24 tue マイ・メルヘン・カード

 近所のクリーニング屋さんに行ったら、会員カードを作ってくれと言われた。

 いつも愛想のいいおばちゃんの「値段も3%引きなのよ、○○さん!(←ボクの名字)」とのお誘いに、「はあ、いいですよ」と気軽に答えました。

 できた会員カードがこれだ。→

 メルヘンの上にメルヘンを乗せ、メルヘンで煮しめたようなこのデザイン。正直言って恥ずかしい。

 できれば部屋のどこかに隠しておきたい。でもそれはダメだ! 絶対にしまった場所を忘れてしまうに違いない。ボクはボクという人間をよく知っているので、絶対に自分を信用したりはしないのだ。

 ここはやっぱり財布に入れて持ち歩くしかないかなあ。なくして「もう一回作って下さい」と頼むのも申し訳ないし。

 どんなに気取っていても、どんなに悲しんでいても、どんなに怒っていても、財布の中にはメルヘンカード。

 なんだか無理矢理、額にドラえもんとかキティちゃんのタトゥーを入れられたような、そんな不思議な敗北感を味わっています。

04.05.27 thu エディトリアル日記レーザー

 インターネットのダイゴミは、双方向コミュニケーション。たまには皆さんも日記レーザーを作ってみて下さい。

 

ニュースがありましたが、

 ボクのなのでした。

 それにしても理由がを作ろうだなんて、

ちょっとしまったなあ。

04.05.31 mon ステキな地名

 国立市(くにたちし)にはグッとくる。

 なんといっても名前が国立(こくりつ)とも読めるところがいい。国立クリーニング、国立市役所、国立駅前などなど、街を歩いているだけで楽しくなってしまう。

 さて、ボクは今日仕事関係の資料を三重大学の某先生に送ったのですが、国立と同じ面白さがあることに気がつきました。

 三重(みえ)って三重(さんじゅう)とも読めるよ!

 同じ校舎が三つ重なる三重大学(さんじゅうだいがく)、税金のむだ遣い三重県庁(さんけんちょう)、同じことを三回繰り返して聞かされる三重風土記(さんじゅうふうどき)。

 国立より、ワンランク上の楽しみがそこにはある。街をあるいたら、とんでもない看板にも出会えるハズだ。

 三重に行きたい。


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