●○● 2003年7月の日記 ●○●

〜チクワにキューリつめたり、ビニール傘を買ったり、緑に巨大化したり〜


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03.07.01 tue 久々のムチャベ発動の記念に

 『逆もまた真なり』。この言葉を利用して、人生を都合よく生き抜いていきたいと思う。

 すなわち、

 「ボクはキミが好きだ! 逆もまた真なり! だからキミはボクが好きだ!」

 とまあ、こうトチ狂い、まわりの人々をどんどん慌てさせ、己の幸福を追求していくという人生はどうでしょう?

 ええっ!? ダメですか。そうですか…やっぱり…。
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 ここのところ世情の沙汰に疎かったのですが、笑福亭鶴瓶師匠がまたもや局部を丸出しにしたらしいっすね。いいなあ。

 落語好きなら周知の事実ですが、彼は天才中の天才。情感を醸すことについていえば、比肩しうる存在のいない噺家です。

 そんな超絶天才落語家でありながら、駿河学(本名)・ツルベ・ワルベ・ムチャべという四つの人格を縦横無尽に行き来する、希代のメディア芸人でもあるところがすごい。ただものじゃない。

 ボクは口でどれほど下品で下劣で扇情的な言葉を駆使したとしても、現実世界、つまり人前で実際にケツやチンポやマンコを出せない人間の笑いなんて、男女問わず毛筋ほども認めないヘンクツな男です。

 だから「芸人のチンポは見せるためにあるんや!」という己の言葉を実践する鶴瓶さんの言動一致に、心底うっとりと感じ入ったりするのです。

 口だけで笑いを語る前に、チンポかマンコをさらけだせ! 脳ミソだけの笑いなんて大盛りでクソくらえ! それができなきゃ黙ってろ! とまあ、ボクはこう思うのですね、ええ。

03.07.04 fri チクワの穴を寸止めせよ!

 チクワの穴にキューリを詰めて、それにちょこっとマヨネーズなんかをつけて食べると、もう、たまんないですよね。

 で、このキューリ in the チクワは、キュウリが限界ギリギリまで詰まっていれば詰まっているほど美味しいということは、チクワマニアのみなさんなら言わずもがなの事実でしょう。

 無論、勿論、大のチクワ・フリークたるボクこと飲酒隊の隊長も『どれだけ直径の太いキューリをチクワに詰めるか』という命題に真剣に取り組んでいるのです。

 幸いボクが購入するチクワは、5本100円の特売品がメインです。このお安いチクワったら、その伸縮性において高級品など足下にも及ばない実力を秘めているのです!

 で、本日もその伸縮率の限界を更新せんと、包丁で切った太めのキューリをムリムリと穴に詰めていたのですが、ああ、なんたることか、限界値を超えた直径に特売チクワは無残にも裂けてしまったのです。

(なんてこった! 俺のバカ! バカバカバカ!)

 たかがキューリをチクワに詰めることを失敗しただけだというのに、見よ、この落ち込みよう。

 自分自身の人としての器の小ささを再確認の金曜日です。
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ちょっくらお久しぶりでした。今週は仕事が忙しく、なおかつ丸2日ほど原木中山を離れておりましたので、久しぶりに部屋に戻ってまいりましたよ。

03.07.07 mon 写真をみつめて、心なぐさめて

 果汁100%のジュースは美味しそうだけど、果汁120%だとなんか怖い。元気になりすぎそうで怖い。

 あとパイナップルジュースで果皮100%なんてあったら、口の中が血だらけになりそうな感じ。すさまじく凶器チック!

 食の安全をもう一度見直してみたくなる、そんな南国からの贈り物。だれか作って。
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 ここのところ仕事でキリキリ舞いなんですよ。

 今日もスーツを着て、埼玉県は久喜>大宮とヘロヘロと移動し、事務所のある代々木に戻ってもう一仕事。ネクタイはうざったいし、仕事は終わらないし、納期は近いし。

 そんな時、ボクはそっと携帯電話を開け、保存してあるこんな写真に見入るのです。

 これはボクの部屋の近くにある酒のディスカウントショップの棚。ボクこと飲酒隊の隊長にとってのまさにユートピアにほかなりません。もう大好き。お弁当持ってうっとりと眺めていたい。もうそれだけで幸せ絶頂クライマックス!

 現実逃避のためにこういう画像を見つめるという不健康きわまりなく、一歩間違えると変態に間違われかねない生活から、すばやくダッシュで抜け出したいものです。

03.07.10 thu ボクの生きてきちゃった道

 現在、朝の七時前。めずらしく朝から更新ですよ。

 昨日は昼過ぎに副隊長より飲酒のお誘いあり。しかし仕事のあまりの多さに一度は断ったものの、夕方あたりに目処が立ち副隊長・本部長の待つ小岩の揚州飯店へレッツゴー。

 イラストレーターである本部長(写真左)がスイス人の絵本作家と仕事でケンカ別れした話(あなたは悪の世界に取り込まれようとしている! とか意味不明の考えを持っている人だったそうな)などを肴に文君酒・紹興酒をグビリと軽やかに飲み干しました。いやはや、胃袋と高菜の炒めもののうまかったこと、うまかったこと。

 その後は本八幡のサラリーマンご用足しである、水産会社直営の激安居酒屋へ。バイ貝煮物、巨大ブリ大根などとともに正体不明の日本酒を爆呑・鯨呑。

 仕事であたふたするより、人間関係で呆然とするより、ああ泥酔こそ俺の生きる道なのだなあ、と再確認の水曜日でした。

03.07.10 thu その2 宗教的偉人に格別の親近感を

 今、ボクの部屋の玄関がすごいことになっています。

 というのも、傘立てという文明の利器を導入していないマイルームでは、傘は玄関の壁に立て掛けるというのがスタンダードな方式となっているからです。

 ただその数が並じゃない。食堂チックに言えば梅じゃない。ビニール傘が6本もあるんですよ、今現在。 現役バリバリの独身戦士だというのに、この傘の数は多すぎです。

 まあ天気予報を見ないで外に出るのが理由だというのは、さすがのボクにも分かっています。『貧乏人の子だくさん』ならぬ、『うっかり者のビニ傘だくさん』なのですね。

 んが、しかし! この大量の傘がこれ以上増えることはないのです。おお、なんたる大自然の神秘! 

 それはつまり、真のうっかり者であるが故に、そのビニール傘を電車の中によく置き忘れるからに他なりません。

 これぞ因果応報にして輪廻転生。

 きっと仏教の開祖・ブッダさんも、同じようにビニール傘を買いまくって後悔したり、それを電車に忘れて自分のバカさ加減にあきれたり、そんな葛藤の後に悟ったんだろうなあ…。

 うーん、そう思うと、なんか親近感が湧いちゃうよね!

03.07.12 sat ざぁあぐぅぅぅらぁああああ!!

 今さらながらですけど、森山直太朗さんの“さくら”はずいぶん流行ったそうですね。先日ラジオで彼のトークを聞いたのですが、なかなか面白いキャラクターで、一気にファンになってしまいました。

 で、その“さくら”には(独唱)と(合唱)バージョンがあるのだとか。

 ここはいっちょ、この隊長も彼のにわかファンとして新しいスタイルの“さくら”を考えてみました。

  • さくら(おたけび)
  • さくら(半ベソ)
  • さくら(オカマ声)
  • さくら(金切り声)
  • さくら(産声)
  • さくら(やけっぱち)
  • さくら(ささやき)
  • さくら(だみ声)

 なにやら“さくら”の新しいプロデデュースの可能性が見えるようじゃありませんか。

 うーむ。TK、つんく、恐るるに足らずですな!

03.07.17 thu 海の幸のみ!

 シーフードピザっていうのがあるでしょう。

 デリバリーのお店なんかだと、イカだのホタテだのエビだのがのっていますよね。

 でも、そんな豪華絢爛なハリウッド的スタッフじゃなくてもいいんじゃないでしょうか?

 つまりですね、トッピングはシラス干しでも、ワカメでも、チクワでもOK。これだって立派なシーフードピザですし。

 ここまできたら、さらに完璧を目指すのがイタリア魂。

 土台たるドゥはよく似たホッケの干物にチェンジ。チーズだってアンキモが代わりになってくれるさ!

 おお、見よ! これぞパーフェクト・シーフード・ピザ!!

 でも、もうこれはピザじゃないね。うん。
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クライアントさんがアイスをでかいボックスで差し入れに持ってきてくれました。しかし、ウチの事務所の冷蔵庫はただ今故障中。つまり、すなわち、お一人さま2本を最低ノルマに、熱いコーヒー飲みつつむさぼるハメに。甘いのは得意じゃないし、頭は痛くなるし。もう…なんていうか…差し入れは嬉しいんだけど…。という感じの午後4時半。

03.07.22 thu 1キロ地点間近です!!

 ボクは、チクワに、恋してる。

 と、まあ、イタリックな書体でメロウな雰囲気横溢に語ってしまうほど、ビールの肴にチクワを食べ続けています。

 包み隠さず白状しますが、ボクは一週間で最低3袋はチクワを食べています。ということは、一袋のチクワの合計が約50センチですから、一月平均6メートルのチクワを食べているという計算になりますよね。

 うひょ〜、なんて長さなんだろう!

 しかもこれは今に始まったことではなく、一人暮らしを始めた10年前から、ただひたすらに、淡々と続けられているボクの食習慣です。

 6メートル×12ヶ月×10年=720メートル。

 おお、なんたることか! ボクはこの10年間で720メートルものチクワをハムハムと頬張ってきたのです!

 重さではなく、距離として1キロ間近のマイ・チクワライフ。

 “はるばる”という言葉は、こういう時に使うべきなのでしょうね、ええ。
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ごぶさたしております。とにかく忙しい今日この頃。今までの「忙しい」という意味そのものがインフレを起こしているようです。例えるならば、そう、北斗の拳で新たな敵キャラが登場するかの如し。この忙しさは、ボクの強敵(と書いて友と呼ぶ)になりうるのでしょうか? ふうぅ、黒王号にまたがり、じっくり考えるかな。

03.07.27 sun もう、モテて、モテて。

 考えてみれば、『モテる』という言葉に振り回されっぱなしの人生です。

 これはもう性です。性分です。直しようなんかないので、素直に受け入れようと思います。

 そこで本日は、今までの中でも最大規模の論理のすり替えを行い、これからの人生を生き抜く原動力としたいと思います。

 さて。ヘベレッカーであるボクは、酔うとそれはもう簡単にコロコロと転んでしまいます。しまうのですが、これは、つまり、そう・・・。

 この大いなる大地、聖なるガイア、宇宙に浮かぶ水の惑星――つまり地球がボクをその巨大きわまりない引力でボクを引き寄せているということじゃないですか!!

 それはもう、強引なほどに強く抱き寄せられていると解釈します。ええ、しますとも。

 ボクは地球に愛されている! おお、なんてスケールのでっかい話なんだ! 文字通りの天文学的質量で繰り広げられる、ボクと地球の宇宙規模の恋愛。

 照れるなあ。

03.07.29 tue パブロフの隊長

 もう、いい加減にしたい。

 それはボクがテレビやラジオの天気予報を聞いている時の脳内に浮かぶ、ある一つのシステマチックな事柄についてだ。

 例えば今の時期、天気予報などを見ていると「勢力の強い低気圧が…」などというフレーズが頻繁に出てくる。

 そういう時、ボクは心の中で勢力を性力に自動変換してしまい(…絶倫?)とテレビに向って問い掛け直してしまうのだ。

 もう、嫌だ! もう、いい加減にしたい!

 梅雨時にボクの脳内の日本上空で繰り広げられる、絶倫低気圧とED高気圧のマニアックなエロ情景。

 ボクだってもう、小学生の甥っ子がいるような、いい歳こいた大人だ。アダルト・マンだ。

 もうよそう! もうやめよう!

 そう決心しても次の日に天気予報で「非常に強い勢力の低気圧…」と聞くと、自動的に(…超絶倫?)と思ってしまう。

 どうにかならないのでしょうか? この、ボクのシステマチックな、マイ・パブロフは。
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いつだって“己の理念”に“他人の行為”を重ね、符合しなければそれを否定する人がいます。無様だなあ。しかしそれを止めることはありません。その姿は、ボクにとってナイスすぎる酒の肴。面白いから、もっとやって。

03.07.31 thu 違う意味でも巨大化です

 昨日は副隊長・本部長といういつものメンツで飲みつつ、映画『ハルク』のことなど話ておりました。

 ハルクはみなさんご存知のように、怒りによって体がモリモリと巨大化し、皮膚が緑色になるアメコミ・ヒーローです。

 で、この“怒りによって体が巨大化”するというのが、全人類共通の能力だったら嫌だよねえ、なんて話をしていたのです。

 一見にこやかに見えるエレベーターガールが突如として巨大化したり、ストレスのたまる満員電車じゃあちこちで巨大化が始まったり、ものすごい勢いで怒っている政治家がじつはちっとも巨大にならなかったり。

 やっぱり感情なんて、分からないほうがいいのかも。

 …あ! そういえば、男性器が大きくなるのも

 怒張(←ハルクっぽさを強調)っていうなあ。

 人類の半数が下半身に隠し持つ、緑色の哀しきモンスターに思いをはせるボク。

 うーむ、映画を見たら大笑いしてしまいそうだ。


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