●○● 2003年6月の日記 ●○●

〜肩肉をかじったり、水道水を飲んだり、ラッパ飲みを考えたり〜


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03.06.02 mon  肉欲の夜

 本日は年に数度の肉欲ナイト

 つまり、すなわち、脂身の無い赤身の肩肉を焼くこと450g。それを塩と胡椒のみでむさぼる夜。それ以外の余分な味付けは無し。付け合わせの野菜も無し。メシもパンも無し。肉のみ。

 そしてこういう時は、醸造酒みたいなヤワな酒じゃおいつかない。ピート香の強い、でも安めのウイスキーが欲しい。それをストレートで一本飲み込む。

 肉と酒。これのみ。

 明日のアゴの筋肉痛も無視して、肉を噛み、酒を飲む。でも、全然噛みたりない。もっともっと肉を噛みたい。

 肉欲ナイト。それはすなわちボクの野獣ナイトでもあるのだ。がるるるる。
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 サッカーなどの応援で「がんばれニッポン!」とかいうじゃないですか。

 あれって、きちんと「がんばれニッポン代表!」って言ってもらうことはできないんでしょうか?

 だって、ニッポンなんてでかいくくりかたされたら、ボクもその範囲内じゃないですか。

 トランクスにTシャツいっちょ。チクワ片手にビール飲みつつテレビを見ているボクに、なにをガンバレというのでしょうか? 困るなあ。

03.06.04 wed 北方先生、見てください!

 本日はハードボイルドの新たな地平を拓きたいと思う。

 それも無駄な心理描写を省くハードボイルド文体をさらにすすめた、動詞のみのスペシャル・ハードボイルド・タッチだ。

 では、ボクの一日をご覧いただきたい。

 『起きた。歩いた。捻った。受けた。洗った。拭いた。回した。出した。乗せた。入れた。磨いた。濯いだ。出した。もよおした。脱いだ。出した。。捻った。流した。履いた

 なんとか一日すべてを描写しようと思ったが、起床後に洗顔、歯磨き、そしてトイレという1シーンを描写するだけなのに、こんなにも冗長な文章になってしまった。

 ハードボイルドの夜明けはまだまだ遠い。こう言わざるを得ませんね、北方先生。
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【隊長の“BSE、いわゆる…”】

  • BSE、いわゆるビーチ・サンダル遠投大会…
  • BSE、いわゆるボインでスリムな越冬隊員…
  • BSE、いわゆる爆発センベイ遠隔操作…
  • BSE、いわゆるボウズが障子でE電ごっこ…

 きりがないのでこのへんで。

03.06.08 sun ゴクゴク飲みます!

 さて、ボクがアルコール飲料以外でよく飲むものといったら、それはもう圧倒的に水道水なんですよ。

 ノド乾く>蛇口ひねる>ゴクゴク飲む。

 この手軽さには、どんな飲料も勝てない。まさにビバ・ライフライン! という感じです。

 で、まあ、事務所なんかでも元気にゴクゴクと水道水を飲んでいますと「よくそんなまずい水が飲めるね」なんて、ミネラルウォーターを常飲している人に言われたりすることがあります。

 バカいっちゃいけない! こう見えてもボクは東京都足立区生まれの足立区育ち。日本で一番まずい水を作ることで有名な、金町浄水場の水を飲んできた人間ですぞ。汚い荒川の水を、科学の粋を集めた施設で浄化した、今の日本の『リアルな都会の水』を飲んできたのです。

 そんなアーバン野郎のボクにとって、日本にまずい水道水なんてないのです。あるのは、常に、うまい水道水のみ。どこに行っても水道水がうまい。

 こんな幸せ感じつつ、今日も蛇口をひねるのです。

 ビバ・ライフライン! ビバ・水道水!
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来週は毎年恒例のスーツ仕事週間。もう、今から半べそです。

03.06.10 tue 呪術的スーツの一週間

 今週はスーツを着て、某展示会場で仕事をしております。つらい。

 会場にはとんでもない露出のコンパニオンさんが多数いるというのに、鼻の下も伸びやしません。いつもなら、それはそれはダイナミックに、天文学的距離で伸びるというのに。

 スーツの魔力の前では、胸の谷間すら無意味だというのか。

 もしかしたら、ボクに対してスーツには鼻の下を伸ばさない力ではなくて、鼻の下を縮める力があるのかもしれません。

 ああ、このままでは上唇と鼻の穴がくっついてしまう!

 隊長、今まさに窒息ピンチの一週間。
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「新御三家って知ってる?」
「西城秀樹、野口五郎、あと郷ひろみでしょ」
「じゃあ、元祖御三家は?」
「え? う〜ん、橋幸夫と舟木一夫。あとは…あとは…西郷輝彦だっけ?」
「バカ! 尾張・紀伊・水戸に決まってるじゃないか!」

03.06.12 thu わりと脆弱なんだなあ、キミ。

 さて、今日の午前中。東京方面は梅雨入り初期にふさわしい質感の雨が、シトリシトリと降っておりました。

 そんな雨模様の木曜日。今週の仕事場である某展示会場内をポテポテと歩いておりましたら、なにやら厳重なガードに守られた物体がボクの視界にサイトイン。

 近づいて見てみると、ポリバケツの中に雑巾がひとつ。

 …雨もりしているみたいです。

 (うひゃあ! アジア最大規模の展示場じゃなかったのか、ここは! うちのボロアパートだって、よっぽどひどい台風でもなけりゃ、雨もりなんてしないのに!)

 と、驚きつつ歩を進めると、またもや厳重ガード発見! 今度は給水シートが守られていました。おむつライクなこの存在感。

 嫌々ながら仕事をこなしていた会場ですが、この雨漏りに対する手慣れた感じに、なにやらえもいわれぬ親近感を覚えました。しかしこの業務も明日で終了だ。やれやれ。

03.06.14 sat 上司もダウンする空中殺法

「常識なんてクソくらえ!」
「常識を疑え!」
「常識にとらわれるな!」

 なんていう言葉にだまされちゃいけない。

 こんな言葉を真に受けて、かつ実行したら人生はドえらいことになってしまうぞ!

 足の指にチクワをはめて外出し、カレーライスを頭からかぶり、会社では上司に挨拶がわりのフライング・クロスチョップ!

 こんなのでいいのか、キミの人生は!

 外出時にはスニーカーを履き、カレーは舌で味わい香りを楽しみ、上司にはにこやかに会釈する。

 ああ、常識って素晴らしい。これからも常識にとらわれまくった人生をおくることを、ボクはここに強く誓う。
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スーツ仕事週間が終って、今日はひたすら睡眠およびビールに専念。寝ても寝ても寝たりない。体に力が入りません。そんなスリープ・ファイターな一日。

03.06.16 mon 男子に対する女子の礼儀を

 ボクたち男子は、あまりにも女子の生理について無知蒙昧なのではないだろうか?

 ジェンダーなどという、賢しげな言葉は好みではありませんが、生理の辛さ、痛み、疎ましさについては、男子であっても知るべき要因だと思うのです。

 世界には女と男しかいませんしね。

 そして男子が女性の生理を講義される場にはひとつ、小学校の体育館であってほしいものです。そこに集まって、女性の神秘について教えていただくのです。

 その後は「なによ男子だけ〜。お菓子でももらってたの?」とか聞いていただきたい。

 それが、人間社会における礼儀というものだと、ボクは強く強く思うのです。

03.06.17 tue 亮子と呼んでよ! ヨシくん!

 本日の日記レーザーは、ボクがこの数ヶ月胸に秘めている『YAWARAちゃん激M説』、いや…『谷選手ハードS説』についてお伝えしたいと思うのです。

 さて、皆さんもYAWARAちゃんこと田村選手がオリックスの谷選手と交際を宣言したあたりから、その言動にターボがかかり、まさにブレーキの壊れたダンプカーのようになってきているのはご存知でしょう。

 バカ丸出しデザインの婚約指輪。ネイルアートは金の下地に五輪のマーク。始球式では哀れなヘソだしルック。

 この所作、いずれも田村さんの意志なのでしょか?

 いやいやいや。ボクはそうは思いません。きっとこれは婚約者たる谷選手のハード羞恥プレイなのではないでしょうか?

「YAWARA。今度の始球式ではこれを着るんだ」
「せ、せめて二人の時は亮子って呼んでよ…」
「そうか、そうか。わかったよYAWARAちゃん。で、婚約会見の時にはこの指輪を…」

 ああ、ボクには見える。二人の爛れた、アブノーマルなプレイの数々が…。あのグラビア写真だって、谷選手の強要によるものに違いない。ボクの理性はそう告げるのだ。

03.06.19 thu 吼えろ、オレ!

 先週のスーツ仕事の後片づけのような仕事に励む一日。

 終日キーボードを叩いていたので、夕方くらいになると腰が痛くなってしまいました。そこでイチローが打席入り前に行うような股割りストレッチをして、体の筋を伸ばしていたのです。

 背筋や大臀筋、ヒラメ筋などがメチメチと伸ばされ、思わず「むほぉぉ〜」という意味不明のうめきが漏れました。

 その謎の咆哮に事務所の人も思わずビビる、隊長、職場のワンシーンなのです。

【隊長の、光子とヒガシ(ボツバージョン)】

  • 等身大のヒガシ人形を殴りまくり、ひとりほくそ笑む森光子
  • 自宅で汗だくになりながら等身大の森光子人形を殴り続けるヒガシ
  • 森光子に命じられるまま何度も何度も土手を転がり落ちるヒガシ
  • フェラーリを華麗に抜き去る、二人乗り自転車の森光子&ヒガシ
  • (おまけ)自ら発見した小惑星に苦々しい表情で“エモリ”と名付ける中尾彬

03.06.21 sat 21世紀の音楽界を憂う

 ビールやラムネのビンに直接口をつけ、ゴクゴクと元気よく飲む。これぞラッパ飲み。

 しかし、この“ラッパ飲み”という言葉、こんなにも断定的な形容のしかたで他の金管楽器や木管楽器からクレームはこないのだろうか?

  • 「はあ? ラッパ? あのビンを掲げた角度はどう考えても俺だろ」(トロンボーンさん)
  • 「分かってない。な〜んにも分かってない。あれはどう考えてもボクへのオマージュ的飲み方です」(クラリネットさん)
  • 「見て、見て。あの腰にあてがった手を。ありゃどうみても私のマネっしょ」(チューバさん)

 カンカンガクガク。いやさ、パオパオ、ピロピロ、ブオブオと鳴りあう楽器たち。

 (ラッパ飲みと安易に口走ることは避けよう)とか、(このままでは21世紀の音楽界はダメになってしまうのではないか!)など、さまざまなことに思いはいたる。

 「いい大人が考えることじゃないだろ」というまともな意見には華麗に背を向けて、音楽の輝ける未来のために、ボクはこう考えずにはいられない。

03.06.22 sun ボクのヘリボーンチック・ドリーム

 ガラス戸を開けると、部屋いっぱいにヘリコプター。しかたなく、部屋の隅っこで小さくなってコンビニで買ったオニギリを食べる。

 とまあ、今日の明け方こんなという夢をみました。これは一体、なにを暗示しているのでしょうか?

 気になりませんか、フロイトさん!
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 昨日は国立博物館に10年ぶりくらいに行ってきました。

 学生時代。暇だけはたっぷりあったボクは、学生料金130円を払い、朝から夕方まで冷房の効いたこの施設で過ごしまくっていたのです。

 ボクにとって、ここはまさに3Dの実物大図鑑。今回は湯島孔子堂所蔵の天球儀にメロメロのヘロヘロです。

 10年の年月にもボクの博物館好きに変わりはなく、実に実に楽しい一日でした。

03.06.25 wed 丸4だね!

 原木中山の路上で、こんな文字を見つけました(多分、水道関係の表示)。

 マックを使っている人ならお分かりでしょうが、この表示を見たときにボクは思わず(あ。機種依存文字だ…)などと思ってしまったのです。

 アップルからG5が発表されたばかりだというのに、マックの人々にとって、この表示がマイノリティの証として感じられる日は、まだまだ続くのでしょうねえ。

 これぞ我らにのみ感じられる、なにやら嗜虐的な喜びといった感じでしょうか。

 …いや、別にウハウハしなくてもいいのですぞ。
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♪泣きな〜さ〜い〜、笑いな〜さ〜ぁい〜。

“二兎追うものは一兎をも得ず”

うーん。みなさんボクはどっちを信じたらいいと思いますか?

03.06.28 sat 女子高生大漁節

 t.A.T.uが女子校生300人を集めて、ゲリラ撮影をするのしないの騒いでいたのはどうなったのかな?

 一昨日の日刊スポーツを読んで知ったのですが、あの二人はもう高校を出てしまって、今では女子高生ではないそうですね。

 ニセ女子高生(t.A.T.u)に群がる本物の女子校生。

 これは、そう、あれです。魚を釣るときに使う擬似餌とよく似た構図なんですよねえ。ええ。

 ロシアの小生意気なガキんちょも、毛針とルアーだと思えば、そんなに大騒ぎする気もなくなるから不思議っすね。
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 電話をかけると、前置きを言う会社って言うのがあるじゃないですか。
「はい! 21世紀も躍進を続ける企業、株式会社○○です!」

 なんて感じで。でも、もしボクが会社を作るのなら、電話の応対は、

 「斜向かいは定食屋。株式会社ミラクルレバーです!」とか、「カールは絶対チーズ味。株式会社ミラクルレバーです!」とか、「アマゾン川を強く思いつつ…。株式会社ミラクルレバーです!」とか、

 とにかく意味不明の対応で行いたい。

 日常に潜むドキドキ感。大切にしたいよね!


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