●○● 2003年4月の日記 ●○●

〜キリンをチャンプにしたかったり、叙情詩人になったり、土手で怒ったり〜


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03.04.01 tue 朝食エクスプロージョン

 その地域で育まれた、食材、食文化を大切にする――これがスローフード運動。

 だから日本人が気取ってトマトのパスタを食べるなんて、ちっともスローフードじゃないのです。

 むしろ松屋の朝定食(ゴハン、味噌汁、ノリ、納豆、タマゴ)を食べるほうがよりスローフーダー in ジャパン (※)。

 さらにつけて加えて、摂食時には日本の食文化の粋である“早メシ”の要素も忘れたくはないもの。

 裂けよノリ! うなれ味噌汁! はじけよタマゴ! とびちれ納豆! そしてゴハン大爆発!

 君よかっこめ! 日本の朝食を!
 
 今まさに日本食はマッハの領域。これぞ早メシ新時代!

 スローフードのスローの意味も遠ざかるほどに、パラドキシカル、かつトンチ・チックな近未来の日本の食風景。

 ああ、21世紀だなあ。
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(※)日記レーザーの更新は、いつもなら20分もかからない。文字の校正だってまずやらない(だって面倒くさい)。しかし、今回みたいに『スローフーダー』にするのか『スローフーディスト』にするかという瑣末なことには悩む。

 結局、スローフーダーの方が、なんとなくヒーローっぽくて胸がドキドキするのでこちらに決めた。 …胸のドキドキ、大切にしたいよね!(ことさら青春チックに)

03.04.03 thu キリン・チャンピオン計画

 キリンが高いところの葉を食べようとして、進化の果てに首が伸びたというのは有名な話ですよね。(まあ、こんなのも食べたかったらしいですが)

 この進化の能力を利用して、数百、数千、数万世代後にキリンを地球最強の生物に強化することはできないものでしょうか?

 まずは南極に連れていき耐寒性を強化(体毛がモサモサになる)。その後は海に放り込み大海原を制覇(エラ呼吸が可能に)。さらにその後は天空の王となるために、数百世代にわたりガケから突き落としたい(羽が生えるまで)。これでとりあえず、地球のどこにいても生きていくことは可能でしょう。

 しかしまだまだ、ボクのキリン強化計画は続きます。

 地上最強の生物になるために草食ではマズイ。ここは一発肉食にシフトさせるために、ステーキハウスで住み込みのバイトをしてもらい、お肉大好きになっていただく。

 ここまでくれば皆さんもお気づきだろうが、世界最強になるためには肉体だけではおぼつかない。精神、そう心の強さが重要なファクターとなるのです。

 そこでキリンさんには、場末の居酒屋の女主人として、さらに数千世代にわたり額に汗して働いてもらいます。

 多くの人の生き様を見て、感じて、涙することにより、世界中の生物でもっとも広い心が養われるのは間違いありません。

 こうした数々の試練、バイト、人生経験を経たときこそ、キリンが真の万物、いや億物の霊長となって、地球という天体の真の王者となるのです。

 キリン。ああ、その気高き首の長い生物よ。

03.04.04 fri 癒しの秘密ポイント

 ああ! と思う。

 下ぁ〜! 下だよ! と叫びたくなる。

 いつも思うんですけど、くまのプーさんの露出狂っぷりにはハラハラしますよね。

 「プーさん好き〜。かわいい〜」などという女性は、大型哺乳類が下半身丸出しという事実について、なんとも思わないんでしょうか?

 それが女性に好まれる秘訣だというのなら、勇気を振り絞ってチャレンジするにやぶさかではないんですが…。

 まずは、プーさんと同じ下半身丸出し主義のドナルド・ダックさんにアドバイスを求めようと思うのです。
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 今日は駅前のスーパーに初物のカツオが入っていたので迷わず購入。この時期のカツオは脂が乗っていないとか、身が薄いとか、山岡さんか海原さんみたいなことを言う人もいますね。

 しかしまあ、イノシン酸やグルタミン酸、そして脂肪分に負けず劣らず“季節感”だって立派な旨味成分だと思うのです。ショウガ醤油に厚い切り身をつけ、口に放り込んでムグムゴと味わった後に迷わず日本酒をゴクリ。

 ああ、春なんですねえ。

03.04.06 sun 真の実力者は静かにくつろぐ

 燃焼系。燃焼系。アミノ式〜。

 っていう例のコマーシャルがあるじゃないですか。

 はっきり言いますとね、ボクはクルクル回っている女の子とか、ポールをグイグイ上っていく男性になんて毛筋ほどの興味もないんですよ。

 それより、ああいった技を見ながら平然としている親子連れとかOL二人組の方がよっぽど気になります。

 きっと、あんな技なんか屁とも思わぬほどのすご腕の持ち主に違いない…。そうでなけりゃ、あんなにもノーリアクションでいられるもんですか!

 最近のバージョンに出ているOLさん二人組なんて、きっと足の親指と人さし指でポールを挟んで、すごい速度でスタスタと上れるんだろう。

 しかも心の中じゃ(はいはい。ねんしょーけ〜、ねんしょーけ〜っと。あー、かったるいわねぇ)なんて思いながら。

03.04.07 mon 社会派サイトとして・・・

 ラーメンの生態系が危うい!

 飲酒隊隊長からミラクルレバー読者諸氏に、今日はそう熱く申し述べたい。

 トンコツ、トンコツ、味噌、トンコツ、醤油トンコツ、塩、トンコツ、トンコツ。

 今、日本のラーメン界がトンコツ一族に支配されようとしている。これはみなさん実感としてご理解いただけるだろう。

 対して10年ほど前まで関東圏のデフォルトであった“鳥ガラ醤油ラーメン”はビックリするほど少なくなった。

 いいのか、これで。 これで、いいのか!

 うぉぉぉーっい! 環境省ーっ! 

 メダカやヤンバルクイナと同じように、鳥ガラ醤油ラーメンだって同じ日本で生まれ育ったものじゃないか!

 今すぐ、すぐさま、鳥ガラ醤油ラーメンを絶滅危惧種(レッドデータ)に登録しなさい!

 常日ごろは『温厚』という名の鎧を装着し、原木中山の温厚騎士の異名を欲しいままにするボクだが、今日はその鎧を脱ぎ捨て、全裸で雄々しく怒りのままに苦言を呈するよ!
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大酒を飲んだ後のフィニッシュ・ラーメンこそ、ヘベレッカー至上の幸福。それに最適な鳥ガラ醤油ラーメンを守るため、地球上で最もパンクな食材である“ナルト”(周囲がギザギザで、しかもピンクの渦巻き)の下に、集えよ君!

03.04.08 tue 叙情詩人。隊長詩編、2003…春。

 ボクは想う。人の愚かさと愛しさを。
 (ゆっくりと服を脱ぎ捨て全裸になりつつ)

 人はなぜ争うのだろう…。
 (もちろん全裸で、町をゆっくりと歩きながら)

 なぜ憎しみ合い、傷つけあうのだろう…。
 (あくまで全裸。カフェで春の気配を全身に感じながら)

 でも、そんな人間がどこまでも愛おしい。
 (どこまでも全裸。反復横飛びしながら信号待ち)

 その想いがある限り、ボクは人に絶望はしないだろう。
 (とにかく全裸。町をスキップで通り抜けつつ)

 盲の愛よ。ボクの愛する人という名の愚者よ。
 
(圧倒的に全裸。小学校の鉄棒で逆上がりを繰り返しつつ)
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 シャンプーって、気の抜けたネーミングですよねえ。

 トシちゃん的に言えば「シャンとしてプ〜」ですか。

 背筋を伸ばした瞬間に放屁してしまったような感じ。こんなの使って毎日頭を洗っているかと思うと、ちょっと切ないっす。シャン、プ〜っ。 …プ〜ときたか。おい。

03.04.09 wed 魚の気持ちになってみろ!

 仕事にも生活にも趣味にも関係のない本を読むのは、心底楽しいものですね。

 今日は代々木駅前のブックオフで『世界各国要覧』を200円で購入。帰りの電車でパラパラと眺めていたら、面白い名前の戦争があったことを知りました。

タラ戦争
 1959〜1976年に三度、アイスランドとイギリス間で漁業利権を巡って起きた戦争。

 へー、こんなことがあったなんてなあ。
 この戦争ってやっぱり、アイスランド軍とイギリス軍が、

「これでもくらえ、イギリス野郎!」
「てめ、この! アイスランド野郎!」

 とか叫びながら、棍棒のかわりに手に持ったタラでボコボコと殴り合ったんでしょうか?

 いやいや、この戦争が起こったのは1959〜1976年だから、もっと近代的な戦闘のはずですよね。

 すると…つまり…。(隊長熱烈想像中)

 陸軍は戦車砲からタラを撃ちだし、空軍は爆撃機からタラを投下し、海軍は軍用タラに乗ってやってくる。そんなバトルであったのは間違いないでしょう。(隊長熱烈決めつけ中)

 戦争っていうのは生臭いものですけど、このタラ戦争はことさら生臭そうな気がしますね。ええ。

03.04.10 thu 金満食肉加工品丸齧りの日々と惑溺

 ホットドッグとか、串に刺したフランクフルトとか、アメリカンドッグを食べている時、ボクはとてつもなくリッチな気分に浸ってしまう。

 なぜならこれらの食べ物に共通する細長いフランクフルトソーセージっていうのは、ようするに普通のソーセージのリムジン・バージョンなわけじゃないですか。

 リムジン!――その言葉を聞くとボクは妄想を抑えることができない。

 時間さえあれば酒を飲んでしまうヘベレケ体質のため、この歳になっても車はおろか免許も持っていないボクにとって、金持ち専用車両であるリムジンはまさに理解の外の存在だ。

 SFであり、ファンタジーであり、四次元生物。いや、生物ではないことくらいは認識してますが。

 しかしそんな恐るべきリムジンでも、ソーセージだったらどこまでも気楽です。

 プッツリと皮を噛み切れば、舌にほとばしる肉汁の質感。こなれた肉塊の甘さと塩気。そして蒸気と共に鼻に抜ける薫香。

 (リムジンを食べているんだ!)と思うと、どうしても顔がニコニコしてしまいます。

 お安く仕上がっている自分自身を、再認識の夜ですよ。

03.04.11 fri 腸内をめぐる愛の物語

 納豆菌とビフィズス菌といえば、人間のお腹の味方ともいえる善玉菌の両巨頭。

 納豆もヨーグルトも大好きなのでよく食べています。

 しかしこの二人、腸内でうまくやっているんだろうか。ほら、両雄並び立たずなんていいますし。

(この二人が仲良くしつづけるには、体内の悪玉菌と戦い続けること。すなわち敵が必要なんじゃなかろうか?)

 今日の朝はそんなことを思いながら、冷蔵庫の中にある微妙なアジの開きを見つめ、焼き、食べたのです。

 ええ、納豆とヨーグルトへの愛のために。

 そして本日のただ今、お通じ良好。食欲も旺盛の二重丸。

 愛が勝った! 愛の力は偉大だ! ラブ・フォーエバー!

 愛の戦士として 、そう高らかに叫ばずにはいられない。 

03.04.14 mon 軟体ならずんば生を得ず

 死ぬほどホニャララって表現があるじゃないですか。ええ、ぴったしカンカンライクに申し述べますと。

 死ぬほど腹が減ったとか。死ぬほど疲れたとか。

 これをですね、科学的かつ医学的および学術的に、これらに関してパーフェクトに知識のないボクがズバリ解説いたしますと、餓死寸前アンド過労死寸前ってことですよね。

 これはわかります。納得です。

 しかしこの「死ぬほど」って、ほかのシチュエーションでも使うじゃないですか。

 死ぬほど体が堅いとか。死ぬほど笑ったとか。死ぬほど恋しいとか。

 これは一体全体どういう具合の「死」寸前なんででしょうか。

特に『死ぬほど体が堅い』がミステリアス。あ、これってボクのことなんですけどね。

 ストレッチで「フンッ!」という裂帛の気合いを込めても、見た目には微動だにしないマイボディ。

 そんなのイヤだ! と叫びますとも、大音量で。ボクはこれから、まだまだ楽しく生きたいのです!

(これからの人生のために、まずは酢を飲もう。酢を!)と堅く決意する月曜の夜。

03.04.16 wed 乙女になりたい!

 簡単にいうと、ヘベレケ野郎のボクからもっとも天文学的に遠い存在が『乙女』であるといえる。

 だからもし、これからボクが乙女になるのだとしたら、そこに待ち受けるのは地獄の特訓にほかならない。

 そうしないと、乙女にはなれない!

【特訓その1:ハーブティ風呂特訓】
 乙女的飲料・ハーブティに心身ともに慣れるため、煮えたぎった甘い香りの熱湯風呂に肩まで浸かり「い〜ち、にぃ〜、さぁぁぁ〜ん」とラブリーに100まで数える地獄の特訓。

【特訓その2:高圧電流キャラクター記憶特訓】
 乙女の必須アイテムであるファンシー・キャラを完全無欠に記憶するために、体を椅子に縛りつけ、一問一答形式のキャラクタークイズに挑戦。間違えると電流が流される悪魔の特訓。

【特訓その3:桃色血液改造特訓】
 乙女に相応しくない真っ赤な血潮を改造すべく、血管に水で溶かした白い絵の具をダイレクトに注入。パステル・ピンクの血を手に入れるという、人体構造を完全に無視した狂気の特訓。

 これぞ、ボクが乙女になるために残された唯一の道…。

 乙女の道は地獄道だ!!

03.04.17 thu 流れる汗がエロを呼ぶ!

 人の妻を意味する『人妻』という単語。

 この単語には、何やら隠しきれないエロの力――すなわちエロリックパワー(マイ造語)が満ちていると思いませんか?

 それに対するは人の夫を意味する『人夫』という単語。

 あらあら、こちらから感じられるのは労働力という名のシンプルパワーじゃないですか。

 レンタルビデオ屋さんのエロコーナーでは、OL、女教師、女子高生と同程度の勢力を誇る人妻ものですが、そのパートナーがこんな語感のワードとは。

 その人夫ビデオとはつまり、どうしてこの仕事を選んだのかというインタビューから始まり、黙々と汗を流しつつ働くシーンの後、重機を運転させるシーンでクライマックス!

 というビデオの流れを思わず想像。

 うーん、これはこれで女性の支持が得られそうな感じ。

 これでマネーの虎に打って出るべきでしょうか、ボクは?

03.04.20 sun 状況に変化あり!

 土曜日は法事があったため、前日から足立区の実家に帰っておりました。

 祖母の7周忌というぬるい設定のため、全体的に親戚&近所の人たちとの飲み会という状況になるのは当然です。

 こういった席では、ボクのような気高く年齢も高いヤモメチック・ジェントルマンが「まだ結婚しないの?」「そろそろ落ちつついたら?」「ご両親を安心させてやりなさいよ」と言われるのがお約束。

 ところが今回は、なにやらいつもと様子が違うのです。

 「まあ、結婚は特に急がなくてもね…」とか「まだまだ早いわよ!」とか、そんな微妙な言い回しにシフト・チェンジ。

 『言われるうちが花』

 という、先人の金言を思いだしつつ、寂しく笑い、大量に日本酒を飲みまくる隊長の法事的週末。

 春の法事って…センチメンタルだなあ。

03.04.21 mon 目標は高く持とう!

 「ケツの穴が小さい」という言葉を町中やテレビで聞くと思わずビクッ! と反応してしまう。

 なんといっても人としての器の小ささだけに関しては、絶対的かつ圧倒的そして超人的に自信を持っているボクだ。

 というか言葉を聞いて反応してしまう段階で、すでに器が小さい。これがナノ・テクノロジーというやつか。

 ビッグな男になるために、まずは『肛門がすくみあがる』と言われている高い場所へ行くことを控えようと思う。東京タワーとかサンシャイン60なんてもってのほかだ。だって括約筋が引き締まりすぎてしまう!

 …あと、昼ご飯を食べながらケツの穴を燃え上がるほど熱く真剣に考えることも控えていきたい。

 これが本年度の目標だ。
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昨日は東京に突如出現(タマちゃんのように)したスナックちんねんのもこもこさんと一杯やってきました。シャープな脳味噌にお笑いセンスを兼ね備えた方で、とても楽しく酒が飲めました。体育会系的に感謝するっす。うっす。それと近々ミラクルレバーの飲み会をやろうと考えているので、みなさん要注意っす!

03.04.22 tue 頬をひねってやろうかと

【隊長のあんな妖怪こんな妖怪】

 妖怪プラダ返し:満員電車にプラダのリュックを背負ったまま乗り込む不作法な女性がいると、人知れずロゴを逆三角形から正三角形にしてしまう妖怪。

(ああ、そんな妖怪はいないんですか、水木先生!)なんてことを想像する出勤電車…。

 つまりですね、なんと言いますか、今日はボクがこの妖怪になってやりたかったんですよ!

 うおぉぉりゃあ! あのクソボケOLめ! 

 日ごろは原木中山のジェントルマンの名を欲しいままにするおだやか仮面のボクだとて、満員電車で30分も胃をグイグイとリュックで押されれば怒りのあまり妖怪にメタモルフォーゼしたくなるってもんですよ。

 おまけにこっちは二日酔いで、『胃にKONISHIKIがやってきた!』と錯覚するほど重いっつーのに!

 雨月物語などによれば、怒りや嫉妬、憎しみ、僻みのような負の感情が人を“妖”にするそうじゃないですか。

 満員の東西線の中で、妖怪に変化しなかったボクの精神力に心の底から感謝するんだな!

 と、恩着せがましく思うボクの出勤シチュエーション。

03.04.23 wed クール、クーラー、クーレスト

  • 計算の素早いコンビニの店員さん。
  • トンカツのトゲトゲとした存在感。
  • アルカリ電池のタスネス。
  • 留守電話の辛抱強さ。
  • 銀行の冷房の過剰さ。
  • 冷たく輝く瓶詰めが並ぶ食品売り場。
  • ビールのロング缶。
  • 塾に行く小学生。
  • ホクロの栄養を吸った太い毛。

 以上、ボクがカッコいいと思うもの一覧でした。
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 ♪ん〜、C・a・l・o・r・i・e・M・a・t・e、キャロリーメ〜ト

 こんなバカみたいな歌詞をヘッドフォンで聞いてるのに、それでも真面目な顔でリズムに乗れるなんて、やっぱり窪塚君(理屈が多そう)ってタダものじゃないよねえ。

 ボクなんて、初めてこのCMを見たとき、食べていた納豆ご飯を鼻からマッハの速度で射出しそうになったくらい大笑いしたっつーのになあ。

03.04.24 thu 携帯写真蔵出しナイト

 カメラ付きの携帯電話でパチパチと撮っているのですが、中には公開する時期を逃したり、なんでこんなの撮ったのだろうと我ながら理解不能な写真もいくつかあるっす。そのいくつかをご紹介するっす。うっす。

 ボクの勤め先である代々木の事務所の近くで見かけた看板。『美しい創作骨壷展示中』という淡々とした表示が異常な雰囲気を醸し出している。夜、人通りのいない時に見かけたので、ちょっと怖かった。

 副隊長と行徳に飲みに行ったときに撮ったノボリ。『ドカン』という言葉の力強さにひかれたのか、土管の宣伝? と勘違いして撮ったのか、今となってはボクが撮影した理由そのものがミステリアスな一枚。

 原木中山駅の近くでよく見かける、犬のフンの持ち帰りを促す啓蒙看板。でありながら、自分で鎖をつかみつつ「我関せず」といった小憎らしい表情が秀逸。犬の右に書かれた「フ ン」の文字もいい味だ。

03.04.27 sun 休日隊長激憤土手事情

 午後3時。ヒマなので、古本屋でマンガ(スーパー食いしん坊)を買い、ビール×2と日本酒のワンカップ×1とともに江戸川の土手でダラダラしてました。

 休日、江戸川、そして酒。ボクの定番極楽タイム。

 優しく流れる時間の中、ときおり鼻毛をダイナミックにビッ! と抜き取り“痛み”という名のスパイスも加味。ふぅぅ、しみるぜ(涙がポロリ)。

 ああ、天気はいいし、酒もうまい。

 この喜びを分かち合あえる女性が隣りにいるのなら、この鼻毛を捧げたっていい。もちろんエンゲージリング代わりに。

 ただひとつ、春の江戸川の難点はチョウチョや鳥が『つがい』でウヨウヨしているという鼻持ちならない点にある。

(しかしまあ、こうも気分のいい日曜日なら許してやるよ)と、大らかな気持ちでワンカップの酒をゴクリと飲んだその瞬間!

 こともあろうに人間の男女のつがいがボクの可視領域にサイトイン!

 だめだ! ホモ・サピエンスはお断りだよ! お前らを許すことはできないんだ!

 熱い怒りを胸に秘め、一応邪魔しないように遠回りして自室へ戻る隊長のサンデー・アフタヌーン。

 思わず気を使ってしまった、自分の弱い心が憎い。
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今日の夜10時〜12時くらい。またもやチャットに現れようかと思っております。不慣れなボクを導いて下さい、マスター!

03.04.28 mon 京都とカレーと極小単位

 金沢市とか、萩市とか、尾道市とか、小京都と呼ばれている街があるじゃないですか。

 でもよく考えると、これはすさまじい謙遜というか韜晦のなせる呼び名だと思いませんか。金沢なんて加賀100万石だし、萩なんて吉田松陰の生誕地だし、尾道なんて『俺がお前でお前が俺で』だ(映画・転校生より)。

 ここでボクの生活する原木中山(千葉県市川市)に視線を強制的にシフトしよう。

 この原木中山は、首都圏を左右に貫く地下鉄・東西線にありながら、駅前にファーストフードやファミレスがない唯一の駅として、その名をとどろかし、恐れられ、複雑な笑みを投げ掛けられている。

 その原木中山駅前に、この5月2日ついに巨大資本たるカレーショップ『ココイチ』がオープンする。その話題、駅前の高校生の口、スーパーの奥様の口、道行くサラリーマンの口から漏れ聞こえるほど。

 原木中山――小京都はおろか、ナノ京都、いやピコ京都と名乗ることすら荷が重そうな、等身大のマイ・タウン。

03.04.29 tue 回転するフルーティな愛(無果汁)

 今、ローソンのコマーシャルで春一番さんがヘリコプターに乗って、猪木の物まねをしていますね。

 ボクは彼の大ファンなのです。

 先日も酒の席であふれる彼への愛を知人らに語ったのですが、どうも反応が悪い。彼らは春一番じゃ感じないのです。EDなのです。そんなんでどうする!(隊長絶賛憤慨中)

 彼らを諭すべく「ほら。オレンジよりオレンジ味のジュースが飲みたい時ってあるじゃない」と説得を試みました。

 しかし知人は「え〜」などと、気の抜けたファンタのような返事を繰り返すばかり。

 愛を語れば語るほど、クルクルと空回りするボクの情熱。

 これが21世紀の風車の理論(※)なのか。オレンジ味の風車の理論だというのか。

※相手の2の力を3の力で潰すのではなく、8にも9にも引き上げた後に10の力で勝つという、猪木イズムの神髄たるハイパー理論。

03.04.30 wed πをもてあそべ!

 3.141592と、ボクはここまでしか憶えていないが、確か円周率は100万桁くらいまで解明されていたはずだ。

 それを踏まえ、本日は『円周率の読み上げ』という趣味をご提案したい。

 この趣味は、円周率の深遠に迫るというものではない。ただ単に、やみくもに、迷うことなく数字を読み上げるというものだ。

 そんな無意味なことの何が楽しいのかと、あなたは疑問を投げかけるだろう。

 しかし、ここでよく考えてみよう。100万桁の円周率を算定するのには、最高級の頭脳が、最高級の機材を使い、膨大な時間を費やしているのだ。

 それをやみくもに読み上げる。世の理系の頂点を極めし学者の研究成果を、ただ単に食いつぶす。理系頭脳の完全搾取。

 カニの味噌のみを、チューチュー吸うことと同様の、まさに王者の趣味といえるだろう。

第3回ミラクルレバー飲み会開催!
〜飲酒隊、春の泥酔大会〜

    日 時:5月17日(土)午後6時くらいから
     場 所:新宿近辺(変更あり)
     目 的:酒を飲んで、隊長とバカ話をしよう!

 ●参加希望の方は、こちらまでメールを。いっちょこ〜い!


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