●○● 2002年8月の日記 ●○●

〜臨時の寝床を失ったり、触れ合いたかったり、平井堅の夢を見たり〜


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02.08.02 fri 低公害、低羞恥心

 ボクの住んでいる千葉県市川市の清掃車は、すべからく“低公害車”なんだそうですよ。まあ税金払っている身としては「いいんじゃないの」と思っていますが。

 で、街中を走っている清掃車を見ると“この車は低公害車です”というステッカーが貼ってあるんですなあ。

 うーん、わざわざ貼ってあるからかなあ。走るたびに、ちょっとずつ低公害の排気ガスを漏らして走っているような感じを受けるんですよ。

 いうなれば、歩くたびにオナラを漏らしているかのごとく、でございましょうか。

 この車は低公害で〜す(プッ)。環境に優しいで〜す(プッ)。自然との共生を考えていま〜す(プッ)。

 ああ、なんたる羞恥心の欠如! 汝、恥を知れ!

 などと思ったりする夏の一時ですよ(プッ)。
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 先日、とある飲み屋で「キミは気楽に生きてるねえ」と、ちょびっと嫌みっぽっく言われたので、すかさず「いいでしょう」と真顔で応えておきました。人間気楽に生きるのが一番ですよ、おっさん
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ミラクルレバーの飲み会は参加者募集中(プッ)。隊長と放屁的な夜を過ごしたい人は、こちらからご連絡をば! (プゥ)

02.08.05 mon 第3位喪失の夜

 皆さんがよく寝るところはどこですか?

 まあ総睡眠時間をランキングすれば、当然のごとく第一位は自宅のベッドorお布団ですよね。これはまあ当然。ボクも同じです。

 じゃあ睡眠場所第2位はどこですか? ボクは江戸川の土手ですねえ。今はちょっと暑すぎますけど、初夏と初秋の休日に昼寝するのは最高に気分いいですよ。

 そして栄えある第3位は、駅近くの公園のベンチ、なのです。

 なんでここが総睡眠時間の第3位かというと、ドカ酔いで原木中山まで帰ってくると、ボクは部屋まで帰るのが面倒くさくなっちゃって、ここで朝まで寝ちゃうんですよねえ。ところがですね、この前ヘベレケで(ベ、ベンチ。マイ・ベンチよ)と求め、訴えつつ近づきますと、そのベンチの横に布団が置いてあったんですよ。ええ、マジで。半透明のゴミ袋に包まれキチンとたたまれたお布団が。

 どうやらこのあたりを根城にしているフリーマンさん(家なきおじさん)が、ここを住み家と決められたようなのです。原木のような町のフリーマンさんは基本的にいい人が多く(公園や道路の掃除なんかしているし、話すと言葉づかいもていねいです)、寝場所を横取りするのも心苦しいので、その夜はアグレッシブな千鳥足のままヘロヘロと部屋に戻りました。

 うーむ。新たな第3位の場所を見つけないとなあ。え? 駅から部屋まで歩いて10分なんだから、毎回部屋にもどれって? それができりゃ苦労はしないのですよ。はい。
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ミラクルレバーの飲み会は千鳥足で参加者募集中。隊長と寝床を求めるほどにドカ酔いしたい人はこちらからご連絡を!(飲めない人も大歓迎ですぞ)

02.08.06 tue とにかく触れあいたい!

 テレビのコマーシャルで見たんですけど、今、池袋のサンシャイン水族館で『どうぶつ奇想天外!』夏休みフェスティバルっていうのがやっているそうですね。この番組のファンであるボクは、さっそくサンシャイン水族館のサイトをのぞいてみました。

 どれどれ、どんな企画があるのかな? 『意外にかわいい!?爬虫類・両生類』に『大集合!ネコのリビング』、それに『ネズミの仲間大集合』・・・。 あれ? おかしいなあ。
 ん? 「特選シアター 」では今までの放送から、動物たちの貴重な姿などを上映?

 お、おい。いったいどうしたんだよ!? この番組の“売り”っていったら、とにもかくにも千石先生だろう。千石先生!

 なんだよ、このふ抜けた企画の数々は。俺が求めるイベントは、千石先生の秘密を知ったり、千石先生の貴重な映像を見たりっていうイベントなんだよ!!

 千石先生ぬいぐるみの販売とか、千石先生トークショーとか、千石先生ふれあい広場(実際に千石先生に触ってみよう!)とかはないの?

 なんだよ。俺、千石先生にまたがってみたかったのに。
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ミラクルレバーの飲み会は(財)自然環境研究センター とは無関係に参加者募集中。隊長と千石先生への限りない愛を語り合いたい人はこちらからご連絡を!

02.08.10 sat わざわざ言わなくてもいいですぞ

 ボクにはいくつか、そのフレーズを聞くと密かに心の中で(プッ)っと吹いてしまう言葉があるんです。

 その最たるものと言ったら、なんといっても「ジャズが流れる大人のホニャララ」というフレーズ。というのはですね、ボクの勤めている事務所の近くに、それはそれは大きな看板で、

 『ジャズが流れる焼き肉屋』

 と知らせている店を思いだしてしまうからなんです。わざわざお知らせしてしまうその心意気。
 雑誌に出ている『ジャズが流れる』ってフレーズを聞くと(でかい看板かかってるんじゃないか?)と、思わず想像してしまう、妄想力豊かなボクなのですよ。

 ジャズが流れりゃ大人なのかよ、という気持ちもモチロンあるんですけどね。
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 現在午前5時。変な時間に目が覚めちゃったな。

 この数日はお盆前の仕事がワサワサと押し寄せ、いやいやながら残業まみれの日々。昨日は帰宅→服脱いで→The ご就寝という一連の行動を実行いたしました。その動き、まさに流れるが如く。

 華麗な男。

 そう呼んでいただいてかまいませんことよ(お蝶夫人口調)。
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ミラクルレバーの飲み会はただいま参加者募集中。隊長と激しくセッションしたい方はこちらからご連絡を! ジャズの流れる大人のミラクルレバーでした。(プッ)

02.08.12 mon 今年はこれで乗りきるぞ!

 ちっとも気づきませんでしたが、数日前は立秋だったらしいですね。もう暦の上では秋ってことですか。こんなに毎日暑いのに、秋はないだろう、秋は。

 …と、思ったんですけどこの『暦の上では』っていうのは、けっこう自分を無理やり納得させるのに便利な言葉なんじゃないだろうか?

 年末には、
「暦の上ではクリスマスで、カップルがいちゃいちゃしてるっていうけど、そんなことないよねえ」

 来年の2月には、
「暦の上ではバレンタインで、世間でチョコレートが飛び交っているなんていうけど、そんなバカな(笑)」

 てな感じで。

 うん。これはいい。これなら男女の距離が縮まるとされる忌まわしき日が訪れても“暦の上”という言葉一つで乗りきることができるじゃなかろうか!

 2002年、夏。ボクの中で猛然と巻き起こる旧暦ブーム。
 でかい。これはビッグ・ウェーブですぞ!
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ミラクルレバーの飲み会は暦の上では参加者募集中。隊長と旧暦の有効性について語り合いたい方はこちらからご連絡を!

02.08.14 wed カオスの街・代々木

 お盆休みと学生さんの夏休みが重なって、ボクの勤めている事務所のある代々木はガランガランでしたよ。

 この代々木ってところは、一言でいうと“予備校&専門学校の街”です。有名な代々木ゼミナールの他にも、山野愛子美容専門学校、代々木アニメーション学院、東京ビジネススクールと、そりゃもう学生さんが多いんです。

 で、ボクが昼になるとよく行くコンビニは、山野愛子美容専門学校と代々木アニメーション学院のちょうど中間くらいにあります。

 だから昼ともなれば、そこはメチャクチャごった返すんです。しかも店内は、山野の派手な学生さんと、代アニのある意味目立つ学生さんであふれかえっている。そして店の外では、犬のトリマー(かな?)のコースをはじめた東京ビジネススクールの学生さんが大型犬を何匹も引き連れお散歩タイム。

 こりゃもうカオスです。混沌の極みです。

 そういった人たちの中で、ボーゼンとコンビニ弁当を持ってレジに並ぶボク。
 でも、今日みたいにスカスカの店内でカップ麺なんて買っていると、あのボーゼンとした状況が懐かしくなったりするから不思議です。

 彼らが帰ってきたら、またうざったいんでしょうけどね。
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日焼けした首の裏から、皮がボロボロ落ちてきてしょうがありません。でも、でかい皮がペロッとむけると、無性に嬉しいですな。
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ミラクルレバーの飲み会はカオス的に参加者募集中。隊長とボーゼンとしつつ飲みたい方は、こちらからご連絡を!

02.08.15 thu 真剣フェイス・稲川淳二さん

 数年前、この時期になるとよく稲川淳二さんを目撃しました。

 ボクが社会人になって初めて勤めた会社は、都内屈指の心霊スポットとして名高い千駄ケ谷トンネルのすぐそばにあったので、夜中近くになると売れる前のアイドルさん(矢部美穂もいたな)と稲川さんがセットでロケによく来ていたんです。
 今のようなお盆の時期に徹夜仕事に疲れて、トンネル向こうのラーメン屋に夜食を食べに行こうとすると、そういうロケによく出くわしたもんです。

 夜中にトンネル近くで見る稲川さん(4回くらいは目撃しました)は、とにかく迫力がありました。

 言うなればそれは、一打逆転のチャンスに向うバッター。世界戦のリングに向かうボクサー。緊急ニュースの原稿を手に持つアナウンサー。

 オノレの存在意義を賭けた迫力。

 そりゃもう、気圧されずにはおられませんことよ。

 霊感なんてまったくないボクですけど。ああいう稲川さんの顔を見ると(出てやれよ、幽霊!)と、熱く激しく願ったりしたもんです。

 そうそう。最後に稲川さんを目撃したのは、3年前。北参道の警察署の近くの交差点でした。この時は真っ昼間でしたが、なぜか稲川さんは乗馬スタイルでムチを持ち、スタスタと大股で歩いていました。

 シュール。という言葉もかすむほどの光景に、持っていた紙袋を落としそうになったのをよく覚えています。
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ミラクルレバーの飲み会は心霊チックに参加者募集中。隊長と心霊現象にアワアワしつつ飲みたい方は、こちらからご連絡を!

02.08.19 mon 感動を、とにかくあなたに。

 映画の宣伝の常套句で、「感動の渦に巻き込まれた」とか「感動の波に飲み込まれた」って言うでしょう。どうやら映画の感動っていうのは、自然現象に例えられることが多いようですな。

 よし。ボクもそういった自然現象を織り交ぜて、映画の感動ってものを言ってみよう。

 『この夏、あなたは感動の熱帯夜に包まれる!』
 うーん。なんて言うか“包まれ感”は満点だけど、ハッキリ言って不愉快な感じ。ボツだな、これは。

 『この夏、あなたに感動の集中豪雨が直撃!』
 これはこれで感動の床上浸水というか、水かさが上がってくる感じがいいんだけど、この時期には不謹慎すぎる。ダメだダメだ。

 よし、もうこうなったらこれでどうだ。

 『この夏、あなたに感動の溶岩流が迫る!』
 迫り来る灼熱の溶岩。すべてを飲み込み、燃えつくし、消し去るほどの感動。コピーとしての迫力は十分だけど・・・。でも、そんなのはもうどうでもいい! 逃げて! 映画なんてもういいから、とにかく逃げてっ!

 感動を伝えるコピーって難しい。そう言わざるをえません。
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今、J-waveで平井堅さんの『大きな古時計』がパワープレイされています。まさか彼、NHK紅白歌合戦における由紀さおり&安田祥子のポジションを狙っているのでは? などと勘ぐったり、勘ぐらなかったりですよ。
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ミラクルレバーの飲み会は感動的に参加者募集中。隊長と千鳥足で溶岩流から逃げたい方は、こちらからご連絡を!

02.08.20 tue 平井堅さんが、ボクだけのために?!

 昨日も書きましたけど、今、平井堅さんの『大きな古時計』をよく耳にします。

 歌が激烈にうまいのはもちろんですけど、トークなんかを聞くと、意外に気さくな大阪の兄ちゃんという感じで、ボクはけっこうファンです。CDも持ってますしね。

 なんですけど、彼の歌っている時の情感タップリの顔は、ほら、その、なんつーか、ド迫力じゃないですか。

 もし、ボクがソバ屋で好物の月見ソバをすすっているときにいきなりドアが開いて、平井さんが入ってきたらどうしよう。そしてボクの横に立ち、『大きな古時計』を歌いだしたらどうしよう。歌いながらボクのソバに七味をそっと振りかけてくれたらどうしよう。

 ありえないコトだけれども、もしあったらどうしよう。どうやって許してもらおう。ボクも一緒に歌うしかないんだろうか?

 そんな恐怖チックな思いに緊縛されそうなほど、いい顔で歌ってますよねえ、平井さんは。

 本日の日記レーザーは、昨日の夜、ボクが見た夢を元にお届けしましたのことよ。
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ミラクルレバーの飲み会は情感たっぷりに参加者募集中。隊長といい顔で歌いながら飲みたい人は、とにかくこちらからご連絡を!

02.08.22 thu 幼児昆虫類似論と隊長危機一髪

 小さくて、声がデカくて、地面の近くでジタバタしてて。

 子どもっていうのは、なんつーか、とにかく
セミにそっくりですね。踏んだらシャクッ! って音でもするんじゃなかろうか?

 そうそう。この時期、近所の木の根本を見れば子どもの抜け殻があるかもしれないので、皆さんもこれも要チェックですぞ。
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 部屋に戻ってパソコンを起動したら、デスクトップに覚えのないテキスト文章が。(なんだこれ?)と思い開けてみると、たまにアップしてる『俺のツバ』なんて問題にならないくらいの、真面目極まりない文章がビッシリと。どうやら酔った勢いで書いたらしい。

 顔面蒼白になりつつ、文章はすかさず廃棄。

 あわててミラクルレバーを確認したけど、アップまではしてなかったみたい。あぶねー。よかったー。

 真面目な姿や文章なんて、人には見せなくないっすな。
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ミラクルレバーの飲み会はミーンミーンと参加者募集中。夕方にはカナカナカナとしぐれつつ飲みたい人は、せつなくこちらからご連絡を!

02.08.23 fri なんでもお見とおし〜。み、見ないでぇえぇ!

 A、B、O、AB。

 さすがにこの四つの血液型だけで人の性格をソンタクするのは無理ってもんです。星座もそう。十二支もそう。例えそのすべてを組み合わせたものだって大した説得力はありはしません。

 でも、でもですよ。

 もし血液型が4つじゃなくて、60億通りあったら話は別です。こりゃ恐怖です。

血液型マニア「君は血液型なに型?」
ボク    「えーと、Bの〜〜〜〜〜〜〜〜型ですけど」
血液型マニア「ははーん。君はかなり酒が好きで、好きなアダルトビデオの傾向は○○と××でしょ?」
ボク    「な、なにをそんなあてずっぽうを・・・」
血液型マニア「しかもその血液型なら、エロビデオを隠しているのは押し入れの中のパソコンの空段ボールの中じゃない?」
ボク    「ギックリ! は、は、は。なにを根拠に・・・」
血液型マニア「しかもこの数日はソニンのハミ乳の衣装から目が離せないし、一昨日は鼻毛を切るの失敗して右の鼻の穴の中を少し切っちゃった。あ、それと今日燃えないゴミ出すの忘れたでしょう?」
ボク    「ギクギクギク〜〜〜!」

 やっぱり血液型は、4種類しかなくてウヤムヤなのが一番。
 それが本日のボクの結論です。
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本日の日記レーザーは、俺色のナンシー『冒頭噴射』(管理人:わやさん)を読んで思いつきましたのことよ。
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ミラクルレバーの飲み会は献血的に参加者募集中。珍しい血液型の隊長と飲みたい人は、ジュースをもらう前にこちらからご連絡を!

02.08.24 sat 爪の近くに人類の歴史を見た!

 昼すぎ、部屋でのんびりとスポーツ新聞を読んでいたときのこと。

 右手中指に極わずかな違和感を感じたボクは(ん?)と思って指先を見ました。するとそこにはササクレがあったのです。見るまでは気にもならないのに、一度見てしまうと気になってしかたない。ササクレって、そんな小憎らしいヤツじゃないですか。

 そしてボクは何の気なしに、左手の親指と人さし指でそのササクレをピッと取ったのです。

 ところが!
 
 ピッと簡単に取れるはずのササクレは、意外に強固なボクの体への執着心を見せ、およそ4ミリほどピピピーッっと線を引いてボクの中指を切り裂き、ようやくプッチリととれました。

 数秒後、中指に現れた赤い一筋の直線。そしてその直後に訪れるチクチクとした痛み。なんてこった! こんなことなら爪切りを使ってキレイに根こそぎ切ればよかった。

 前にもこんな後悔をしたことがある・・・。これはまるで人間の歴史そのものだ。傷ついた痛みを忘れ、そしてまた繰り返し傷つけあう愚かな人の歴史そのものじゃないか! 

 こんなことでいいのか、俺よ! そして人類よ! 手塚治虫の『火の鳥』をもう一回読み直すべきじゃないのか! 特に鳳凰編とか未来編とかを!

 ・・・ササクレ一つで人類の歴史まで持ちだしてしまいました。

 すまん。ボク以外のすべての人類よ。
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ミラクルレバーの飲み会は輪廻のように参加者募集中。宇宙でも珍しい不定形生物の長老であるあなたにお願いがあります。この場所に行って隊長と飲んで欲しいのです。 まずはこちらからご連絡を。

02.08.28 wed 隊長の藤枝出張日記 

 本日は静岡県は藤枝まで仕事に行ってきました。

 しかし東京から静岡ってのは微妙な距離ですね。新幹線を使えば片道1時間でついちゃうから出張っていう感じは希薄です。仕事帰りに車内でビール飲んでも、ホロっときたと思ったら東京に着いちゃいますし。

 まあ、仕事のことはさておき。藤枝駅に着いたボクは、先方までタクシーで行くことになってました。で、運転手さんに「○○町の1丁目の×の○までお願いします」と頼んで出発進行。ところが運転手さんもあんまりよくしらない方向だったらしく「すみません、ちょっと地図見ます」と路肩にタクシーを寄せたのです。

 運転手さん地図帳をやおら取りだし、「ここをまっすぐ行って、○○橋を渡ったら突き当たりで右か・・・」とつぶやいた後に「わかりました。10分もかからないですよ」とおっしゃりタクシーはレッツゴー。

 時間も余裕綽々だし、なんの問題もなかったんですけど、その運転手さん「はい○○橋渡りま〜す」「この道まっすぐで〜す」「右に曲がって直進で〜す」と、不思議な節をつけてイチイチ道案内をしてくれるのです。

 もちろん有名な橋とか道とかじゃないんですよ。

 日の照りつける藤枝を走るタクシー。その中でボクのみに向って行われる、突発的タクシーガイドさんと一対一の緊張感。

 そんな出張の一日でした。
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ようやく夏休みの日取りが決まったんですけど、取れるのが11月の初旬になっちゃいました。肌寒
い空気。はらはらと落ちる木々の葉。迫り来る厳冬の気配。そんなボクのサマーバケーション(予定)。むう。

02.08.30 fri 飲酒隊とミラクルレバー

 ボクのハンドルネームは『飲酒隊の隊長』ですが、よく考えてみるとこのミラクルレバーの本文で、“飲酒隊”そして“ミラクルレバー”のはじまりってのを話たことはなかったですね。

 10年ほど前、ボクがまだ学生の頃。

 当時知りあい、今でも続く酒友となった飲酒隊の副隊長とボクは、それこそ毎日のように飲み歩いていました。ボクなんてスキットルにウイスキーやジンを入れて、昼から学校に持っていきヘベレケっていたほどです。そんなある時なんですが、とある女友達がボクたちに「あんたたち、なんでそんなに毎日酒ばっかりなんで飲んでるの?」と、しごくまっとうな問いを、それはもう正々堂々と問いかけてきたのです。

 ただ単に、なんの意味もなくバイト代をすべて飲み代に変換するという日々を送っていたボクと副隊長はあせりました。だって、意味なんてなかったんです。酒を飲むことが嬉しかっただけなんです。
 ええ。夕方になると「俺は今日、濁り酒で煮込みとシメサバ食べて、最後はチューハイでしめるよ」とか、そんな話ばっかりしていた二人ですから。

 で、その時ボクの口からとっさにでたのが、「いや、その、なに。俺ら飲酒隊だから。その定例会だから」という言葉だったのです。

 そこからはじまったのが飲酒隊。で、ボクはその当時からバカな文章を書くのが大好きで、学校のコピー機と用紙を無断で使用しては、東西線の沿線の駅にゲリラっぽい個人誌をばらまいていたのです。

 その雑誌の名前が“飲酒隊オフィシャル・特殊コミュニケートマガジン・ミラクルレバー”だったということなのです。

 10年前も、今も、寸分の違いもなく意味無いことが大好きなボクのやってるのがミラクルレバー、ってなわけなんですよ。

“オリジナル版”
ミラクルレバー第3号
(本棚の隅からさっき出てきたので、勢いあまって公開します。おお、10年たっても変わらないのな、俺って)

1992年に作った第3号。タイトルは「酒さえあればシアワセ号」でした。恥ずかしいネーミングです。

冒頭のコラムは「HIPSを激しく叱る」。青臭くて、今読むと泣きそうです。つーか、ダメすぎます。


特集その1「96度の攻防戦」。生まれた初めてスピリタスを飲んだレポートでした。

特集その2「飲酒の実験室」。ただ単にヘベレケになって文章を書く。ただそれだけの企画。

表4に書いた文字は、筆ペンで酔った勢いで書いた「呑め」という字。勢いしかないシメでした。はい。


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