●○● 2002年3月の日記 ●○●

〜巨大魚を愛したり、1周年だったり、科学者の奮起を待ち望んだり〜


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02.03.02 sat 感動スーパーとの出会いと別れ

 昨日は映画の日でしたので、原木中山の隣駅“妙典”でオーシャンズ11を見てきました。(←小指を立てパンフを持つ副隊長。普通に持て、普通に)
 130分間退屈することもなく、非常に楽しく見ることができました。特に音楽がナイスで、サウンドトラック買っちゃおうかな、と思ったくらいです。

 さて、話は映画を見る前にさかのぼるのですが、ボクと副隊長&本部長といういつもの三人が映画館へ歩いていると、道の脇に新しいスーパーができていました。そして先頭を歩いていたボクはセンサーに引っ掛かり、自動ドアを開けてしまったんです。

 あ、やべ。と軽く思いつつもそのまま歩き続けると、その後ろからスーパーの売り場の人の大きな声が聞こえてきました。

 「……そんな私たちの存在が。そして感動が……」

 なんだ?! と思いました。これは聞き逃せません。なぜにスーパーの人がそんなことを言っているのか!
 本部長の「聞いていこうか?」との提案に「行こう」と答え、すかさずスーパーに潜入する飲酒隊三人組。

 スーパーに入るとすぐそこは青果売り場で、若いニキビフェイスの店員さんが、

 「さあ春の入り口の美味しいイ、イチゴです。わ、私たちもその存在に驚くイチゴ!! そんな感動をどうぞ〜」

 と声を出していたのです。

 でも、そのセリフが噛みまくりで、しかも上層部から『これを言え』と言われたのが丸分かりの、なんだか妙に自己啓発っぽいセリフ。

 とにかく怪しげなスーパーとの遭遇でした。

【おまけ。オーシャンズ11の見どころ】
●隊 長:アンディ・ガルシアの「またね」というセリフ。
●副隊長:研究所の“すてきマシーン”がいい。
●本部長:ジュリア・ロバーツに、うっすらとヒゲが!

02.03.04 mon 巨大魚が好き。まき散らすから好き!

 今日は早く部屋に帰ることができたので、NHKの『地球・ふしぎ大自然』を、日本酒グビグビ飲みながら楽しく見ました。

 動物&千石先生ファンのボクとしてはTBS系列の『どうぶつ奇想天外』も見逃せないのですが、見たくもないMさんのツラや意味のないクイズがない分、こちらの番組の方が好みです。CMもないし。

 で、今日のタイトルは『巨大魚が砂を作る!?』というもので、簡単にいうと、オーストラリア北部の白くてきれいな海岸の砂の多くが、ブダイというでっかい魚がサンゴをゴリゴリと食べた排泄物でできているという内容だったのです。

 おお! こりゃ知らなかった。

 ナンヨウブダイ(体長80センチ)は1匹で生涯に10トン、カンムリブダイ(体長1メートル)なんかは生涯に1匹で100トンもの白い砂、すなわちサンゴの石灰分の排泄物をまき散らすんだそうですよ!

 すっげ〜!!

  • 南の島でバカンスを満喫しているカップル。(排泄物の上で)
  • 鮮やかで面積の小さい水着に身を包んで。(排泄物の上で)
  • 見つめあい、愛を語る南の島の岸辺。(排泄物の上で)

 見ててよかったNHK。南の島で憩う男女のつがいにねじくれた感情を持っていたボクも、こういう知識を得て、少しは寛容になれるかも!

 ありがとうブダイ! そしてそのたくましく力強い臼歯よ!!

02.03.06 wed 花で笑って春が来て

 今日の夕方、街中には花束を持った女の子がたくさんいました。

 うーん、そうか卒業式ですか。テレビを見ても、桜の開花予想なんかのニュースをよく見るようになりました。

 春近し、ですね。

 そして春は、花を見るたびにボクが下を向きと笑いをこらえるのに必死になってしまうシーズンでもあるのです。

 だって、ねえ。つまり『花は草木の生殖器』なわけです。

 ボクたちワタシたち。そしてワンちゃんネコくんおサルさん。その股にあるモノと、生物的な役割としてはまったく同じ。

 “花”束を手に持ち感涙にむせぶ。豪華な“花”の展覧会で姿形を楽しむ。満開の桜の“花”の下で花見を楽しむ。

 そういった光景に出会い、ニュースを見て、花見を楽しむたびに、ボクの脳裏には『花は草木の生殖器』という言葉が浮かんでしまうのです。そりゃちょっと複雑な笑みのひとつもでようってもんですよ。

 それが春。ボクにとってのスプリング・ハズ・カム。
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なんだかんだ言っても春は好きです。あー早く花見がしたいなあ。ちなみにボクが好きな花は露草の花。ちっちゃくて色が強くて、可愛いですよねえ。

02.03.07 thu 隊長のバトルモーニング

【本日は非常にハードボイルドタッチになっております】

 朝、部屋を出ようとドアにのばした俺の手を、ヤツが食い止めた。

 便意だ。今日は絶対に遅れることのできないビジネスが入っている。しかしこのままヤツを無視して電車に乗り込めば、人としての尊厳を失いかねない事態におちいることなど、俺にはお見通しだ。

 (手早く片づけてやるぜ)。ほろ苦い笑みを浮かべ、俺はトイレへ駆け込んだ。

 戦いは辛いものだった。そう。今日のヤツはいつもと一味も二味も違った。これで終わりかと思うと、また頭をもたげて襲いかかるのだ。しかし、トイレットペーパーを3度も使う激戦を制したのは俺だった。「手ごわかったよ、小猫ちゃん」そうつぶやき、急いで部屋を出る。もう時間がない。

 俺は相棒のチェーンをはずし、すべるようにまたがった。IZAWA製タウンサイクル。こいつと一体になるとき、俺は風になる。

 朝日のまぶしい街を俺と相棒が駆ける。
小学生を抜き去り、工事現場の混雑を抜け、交差点を渡り、俺たちは風になる。

 駅は近い。相棒を乗り捨てホームへの階段をかけ昇る。階段の上には明るい光が見えた。ああ、あの光こそが勝利だ。希望の光だ。その光の中に飛び込んだとき――電車ははるか遠くに小さく見えていた。

 荒い息と激しい鼓動に耐えながら、携帯電話をとりだす。
(次の相手はお前か)
 そして俺は、遅刻の言い訳という新たな戦いに挑むのだ。

02.03.09 sat レッツ・ヘベレケ! 2年目スタート!

 一年前、「飽きたらやめればいいや」と軽い気持ちで始めたミラクルレバーも今日で一周年。

 スタート当初と寸分の狂いもなく、昨日も今日も単なるボクの思いつきを書いています。でも、そんなバカ文章を見てくださる人もいてくれて、ほんとうに嬉しい限り。今じゃミラクルレバーはボクの大切な趣味のひとつです。

 ここにアクセスしてくださったすべての人に大感謝セール実施中!

 それにしても1年か〜。これまでの人生の日記継続最長不倒距離が16日(K 点)という飽きっぽいボクにしては、ホントによく続いているもんです。びっくりびっくり。

 よし、とりあえずここは自分で自分をほめちゃおっかな〜。

 えらいぞ、俺! ビバ、俺! 好きだよ、自分自身!

 これからもフラフラと千鳥足、ヘロヘロと気楽にやっていこうと思っています。

 繰返しになっちゃいますが、ミラクルレバーを見てくださるすべての奇特な皆さん。本当にありがとう!

 2年目もどうぞよろしく。

みんなの隊長より

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明日はミラクルレバーの飲み会です。飲酒隊も結成から10年。いよいよ周囲の人々を巻き込んでの泥酔ライフに大突入。 レッツ・ヘベレケ! おりゃ!

02.03.11 mon 飲酒隊、ヘベレケナイト in 行徳

 昨日はミラクルレバー初のオフ会のために、原木中山から二つ隣の駅である行徳駅まで行ってきました。

 参加者はhappy! happy!のmahoさん、酔歩さん、大崩れさん、Huangさん、malicaさん、本部長、そしてボクこと隊長の計7名。二次会あたりでは仕事帰りの副隊長も合流してのヘベレケナイトとなりました。

 一次会は、飲酒隊の最重要拠点である居酒屋にて2時間飲み放題。ボクも含めてオフ会は初めてという方が多く、居酒屋までの長い道のり(みなさん、すまんこってす)では、ドギマギとした空気が流れていましたが、そこは酒好きのみなさん。ビールで乾杯した後は、当初の心配などどこ吹く風の、飲みまくり、食べまくり、喋りまくりの2時間でした。

 う〜ん、酒を飲みつつネット上で知りあった人たちと会うっていうのは、とってもとっても楽しいもんですねえ(ポリスアカデミーの校長風に)。

 その後は二次会やらカラオケやらになだれ込み、明日の予定などがある人は順次散会。ボクは数名の方々と朝まで飲んでしまいました。徹夜明けの仕事はかなりきつかったですが、あ〜、面白かった。

 個性派ぞろいのメンバーに大感謝セール絶賛実施中! 

 みなさん、また飲みましょう!(次は休日前に!)

02.03.12 tue ユニクロのリアリズム

 ユニクロのコマーシャルといえば、テコンドーのチャンプの後方回し蹴りや、ヤマカシのアクション、BMXでのジャンプなどをスローモーションで流す映像がすぐに思いつく。

 どんなに新しいシリーズが放映されようともモーションのリズムが一定なので、一目で「あ、ユニクロの新しいコマーシャルだな」と分る。単純なようで、すごく巧妙なコマーシャルだ。

 ただ、ボクもユニクロのパーカーなどを持っているのだけれど、本当にユニクロを生活の一部として着ている人たちは後ろ回し蹴りも、宙返りも、BMXにも乗りはしない。絶対にしない。

 もっともっと、果てしなくモッサリと。そしてあきれるほど生活くさく。永遠とも言えるほどのまったり感。

 これがユニクロ・ユーザーのポピュラースタイルだ。

 だからもう、あのコマーシャルも映像スタイルはそのままに、描写する対象を変更してはどうだろうか?

 あのスローなリズムそのままに、牛丼を食べ、ツタヤでビデオを選び、マンガ喫茶に入っていく。そして最後には『ユニクロのパーカー1,980円』という文章が出る。

 これぞ真実の描写。冬季オリンピックの日本代表入場シーンさえウソくさくなるリアリズム。

02.03.14 thu パインをのせますよ!

 今日の午後2時ごろ。ボクは事務所近くのコンビニで海苔弁とインスタントのお味噌汁、そして週刊誌などを買い、ちょっと遅めの昼食タイムに突入しようかと思っていたのです。

 こんな時間でしたが、近所の予備校生さんなどがチラホラと店内にいて、レジ前には4〜5人の列ができていました。

 で、その最後尾に並び、わりあいホヘーっとたたずんでいたボクの目の前に、ミネラウウォーターとポッキー、そしてクラッカーのリッツを手に持った女性が目に入ったんです。

 リッツ……。それはホームパーティの象徴。

 その上に乗せるのはパインにチーズに、サワークリーム。

 そんなものを乗せて、近所の人を招いての異常にハイソな一時。それがリッツ。カサカサとした口当たりのクラッカーのおもてなし!!

 そんなことが瞬間的に思い浮かびました。

 うーん。しかし、リッツ・パーティを開いた人っているんでしょうか? オロナミン・セーキのようにマスコミ扇動でしかないのではないのではありませんか?

 そんなマスコミ不審にまで思いいたってしまう、ボクのささやかな海苔弁ランチタイム。

02.03.17 sun 午後10時、自分再発見!

 人間には何かしら取り柄があるんだそうです。

 今日の昼過ぎ、テレビでそんな言葉を聞いてボクも自分の取り柄について考えてみました。考えに考えて、腹が減るほど考えたのにそんなものは見つかりません。

 夕方、食糧と酒の買いだしから帰り、特売のポテトサラダを肴に焼酎を飲みながら、もう一回考えてみましたが、でも見つからない。

 うーん。外見も内面もダメだし、社会的な地位も名誉も金もない。もちろん女性にもてない俺になにか取りえってあるんだろうか。こんなこと中学生のころにも考えたけど、この歳になってもう一度考えると、わびしさにもブースターがかかるなあ。

 なんてことを思いつつ、焼酎が一本空いてしまったのです。

 ボクは部屋に酒があればあるだけ必ず飲んでしまう人間なので、なるべく買い置きはしないようにしています。ですが、つい先程の夜10時に酒が切れてしまったのです。

 すっく、とボクは立ち上がりました。もちろん近所のコンビニに酒を買いに行くためです。

 その道すがら、自転車をフラフラとこいでいる時。そう、その時に見つかりましたよ、ボクの取りえが!

 それこそ『意志の弱さ』。

 これなら誰に対してだって見劣りはしません。特に酒に対しての意志の弱さときたら、まさにメダル級ですよ。酒に対しての意志の弱さなら『いや……ボクなんか……』なんてフニャけたことは言いません! 『それは俺が!』と雄々しく、かつ凛々しく前に一歩進み出てしまうほどの自信があるのです。

 さっき買ってきたウオッカをグビグビ飲みつつ、そんな自分の長所を再発見しました。

 まさに自分再発見の夜。 rediscovery・ 俺。

02.03.18 mon 科学者よ、ともに立ちあがろう!

 さ〜て今日は飲酒隊らしく、お酒の話でもバリバリしたためるかな。

 日本って国は新しいお酒の開発に関して本当に前向きというか、どん欲というか、ポジティブです。

 ミカンやトマトのワイン&ブランデー(つーか、醸造酒とそれを利用した蒸留酒ですね)なんかは有名です。それに 梅酒に代表される、お酒に香りや風味を漬け込んだものも計算に入れれば、新たに生み出されるお酒の種類はまさに膨大。

 そんなお酒が毎日のように開発されては、売れたり売れなかったりしているのです。

 で、だ。

 なんか可哀相じゃないだろうか。ノケ者にされてやないだろうか。辛くはないだろうか。海産物は。四方を海に囲まれた日本なんだから、これでお酒をつくるってのはどうか。どうかと言われても困るだろうが、どうか。

 サバワイン。イワシブランデー。サンマ焼酎。

 体にいいDHAやカルシウムもたっぷりで、日本という国を象徴するにふさわしい新たなコンセプトに満ちた生臭きお酒。技術的には難しいかもしれないが、そこは21世紀。科学の力でなんとかなるはずだ。

 試作品ができたなら、ボクはソムリエになりすましフランス料理店に忍び込む。そしてきどってワインを飲んでいる男女のつがいにサバワインを注いでやるのだ! 刑事事件にまで発展するだろうが、ボクにはもうその決心はできている。

 ボクと同じ熱い魂を持った科学者の奮起が、今こそ待ち望まれる。

02.03.21 thu  だらだら日記、朝昼晩

 昨日の深酒がたたって、今日は一日中だらだら。

【朝の部】
 朝のワイドショーで
繰り返し流れる辻元議員の記者会見。疑惑うんぬんは別として、あの瞳孔の開きっぷりはただ事じゃない。
目からビームでも出るんじゃなかろうかと、変な意味でドキドキ。
 この胸のときめきはもしかして恋? それとも愛?
 波の数だけ抱きしめて! ピースボートで連れてって!

【昼の部】
 
読書こそ紳士のたしなみと信じるボクにとって、コンビニでの立ち読みは欠かすことはできない。今日も近所のコンビニで立ち読みに真剣に取り組んでいると、隣に妙にそわそわしている小学校高学年くらいの男の子がいた。彼はすさまじく真剣な眼差しで、奥まった棚にあるエッチマンガの背表紙を物色していた。
 あたかも黒人少年がトランペットを見つめるかのように。ああ、原木中山は今、まさにニューオリンズ。坊主、万引きすんなよ。

【夜の部】
 奥田民生の『花になる』を購入。いい曲。でも売り上げじゃあ『おサカナ天国』には勝てないんだろうな〜。

 ♪サカナサカナサカナ〜、サカナを食べると〜
 ♪アタマアタマアタマ〜、アタマがよくなる〜

 ボクも頭がよくなりたいので、スーパーでサバの干物とシラスを買って帰宅。現在はそれを肴に日本酒タイム。あー、明日早いのに、大丈夫なのか、俺は。たぶんだめだな、こりゃ。

02.03.23 sat  黒ミサ直前、緊急回避

 先日、とある人に個人的に非常に腹の立つことを言われた。

 あまりに腹が立ったので、そいつを黒ミサで呪い殺してやりたいほどだった。やりかた知らないけど。

 その怒りも最高潮の中、部屋で深夜に一人酒を飲んだ。ムカムカしながらなので、とにかくピッチも早く量も多い。ジンをグイグイと高速度大容量のブロードバンド形式で飲んだものだから、酔いもあっというまにやってきた。

 「ぬあ〜〜! 腹たつなあ!」などと口に出しつつ、前後不覚になり、ベッドに倒れ込む。

 いつもならわんぱく小学生のように素早く寝てしまうボクだが、この時ばかりは怒りのあまり眠れない。

 これはもう黒ミサ開催しかない! と思った。
 怒りのあまりツノが生えるに違いない! とも思った。

 寝ようとしても怒りのために目がさえ、さえれば怒りを思いだす。ベッドからガバッ! と起き上がっては黒ミサ開催を再考し、横になればツノが生えてやしないかと頭に手を置く。

 そうこうしているうちに、ようやくウトウトと、そして深い眠りにボクはついた。

 その夜、こんな夢をみた。(クロサワ風)

 それは呪いの対象(黒ミサで)たる、ボクを怒らせたその人が、真剣かつ命がけでボクに謝り、ボクたちはわだかまりなく和解をするという夢だった。心と心で打ち解けあう、泣かせる夢だった。

 朝起きたらムカムカした感情はすっかりと消え、現実的にはなにひとつ変わっていないのに、非常に優しく大らかな気分。

 自分勝手な夢と思い込みで、自分勝手にすがすがしくなる隊長モーニング。

02.03.26 tue 女性の足は大型魚類

男女の差なく、人間ってのは

  1. スケベな人
  2. すんごくスケベな人
  3. スケベなことを隠している人

 に分類されます。性欲うんぬんじゃなくても、食べることにスケベであったり、宗教にスケベであったり、物欲にスケベであったりするもんです。

 で、自分自身を冷静かつ的確に自己分析してみると、どうやらボクは『1のやや2より』だという結論に達しました。いわゆるノーマルスケベってやつですね。

 ですからもちろん、街中でミニスカートの女性なんかを見ると(よし!)と心の中で静かに力強くニッコリうなずいてしまいます。ええ、『1のやや2より』ですから。

 ところがですね、編み目の大きい網タイツをはいている女性(新宿あたりじゃ男性がはいているのも見かけますが)を見ると、どーにも複雑な笑いが込み上げて仕方がないんですよ。

 だって、なんだか大型魚用の網みたいじゃないですか、あれって。

 その網タイツに包まれた足を見るたびに、ボクの脳裏に浮かぶのはカツオの躍動感、ブリの流線型、マグロの脂のノリ

 “ほんのりエッチ”から“大型シーフード”への鮮やかなシフトチェンジ。

 ああ、罪なアイテムだぜ。お前ってやつは。

02.03.27 wed ノンビリすすってる場合じゃないぞ!

 こんな目まぐるしい星が発見されたそうだ。

 これはカニ座の方にある連星系で、二つの白色矮星がお互いの周りをたった5分で公転し、軽いほうは公転周期と自転周期が同じというメチャクチャ珍しい「同期回転」なんだそうだ。

 つーことは、これってつまり1年がたったの5分。そして1日もたったの五分ということだ。な、なんなんだこのスピードは!

 この星の上でカップヌードルを食べようとしてお湯を注いだら、3分待っている間に冬はすぎ春は駆け抜け夏が来てもう秋。フタをはがしてハシでかき混ぜている間に1年が過ぎてしまうのだ(実際には富士山もハナクソみたいになっちゃうくらいの重力のズンドコですが)。

 しかもこの星は自転周期も5分だから、ハフハフとカップヌードルを食べている間にも、2.5分だけが昼で明るく、2.5分は夜で暗いのだ。ノンビリ麺をすすっているヒマなんてないぞ!!

 今年の桜前線は確かに例年に比べると異常に早かったが、広い宇宙にはこういう星もある。

 たったの7日で春が過ぎちゃったね〜、なんてノンキなことは言っていられない! 地球時間の7日はこの星じゃあ2016年なのだ!!

 あらもうビックリ。

 その宇宙の片隅の銀河の片隅の太陽系の片隅の地球の片隅の日本の片隅の原木中山で、鼻毛抜きつつそんなことを考えてるボク。宇宙ってつくづく広い。

 鼻毛抜いてる間(約10分)に2年もたっちゃう星もあるんだもんな。
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今日の筋肉番付で一番光ったのは、間違いなく初参加のなかやまきんに君! その風貌といい、初参加で総合3位の実力といい、まさに実写版『デカスロン』!!
いっやー、ただのボディビルおたくじゃなかったんだなあ。まいった〜。ほれた〜。面白かった〜。ボクはもう、たちどころにキミのファンだよ!

02.03.29 fri サバ軍曹、驚愕のランチタイム

 年度末の仕事のラストスパートで、今日は一日中机の上のマックと格闘しておりました。

 で、お昼になって燃料補給のために近所のコンビニでカップ麺とチャーハンのオニギリを購入。このチャーハンおにぎりはレンジでチンしてもらうとなかなか美味しいんですよ。
 購入後、事務所へと戻るエレベーターの中で、なんとなくホカホカのオニギリを触っていたら、材料の表記の中にこんなのを見つけました。

 さば? チャーハンにサバ?! こ、これはどういうこと?

 まさかチャーハンおにぎりの中にさばが入っていたなんて! だって、このサバ軍曹【注】の異名を持つこのボクが、何度も食べているのに風味のかけらも感じられなかったんですよ!

 事務所に戻り、おにぎりをすかさずパクリ。じっくりと味わってみましたが、毛筋ほどもサバの気配は感じられません。一体、サバはどこに潜んでいるのだ! ま、まさかこのおにぎりを包んでいるフィルムがサバとか言うんじゃあるまいな! え?違う? そうですか。ならサバは一体どこに使われているんでしょう? まさかサバを原料に米粒をつくる技術が完成されていたとでもいうのでしょうか?

 ああ21世紀。サバの気配すら隠蔽する、恐るべき科学の時代!

【注】サバ軍曹
サバへの熱く屈折した愛情から生まれた、飲酒隊隊長の別人格のひとつ。世の新兵を真のサバ道へ導かんと、日々熱い訓練を実施するサバマニア。味噌煮、塩焼き、文化干し。そのいずれも愛するが、ことにサバ寿司、バッテラへの愛情は深く力強い。サバを嫌う愚か者には、巨大冷凍サバ(ノルウェー産)を振りかざし、力まかせに殴りつける暴れん坊でもある。


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