Eudicot (Tricolpates) エウディコット(トリコルパテス)
*直訳すると真正双子葉類(三溝型花粉類)とか、そういう意味になります
エウディコットとは?:
古典的に認識されていた双子葉植物の内、三溝型花粉と呼ばれるタイプの花粉を作るものたちで構成されています。派生的な特徴である三溝型花粉 (トリコルパーテ・ポーレン:Tricolpate pollen)を共通して持つことからでしょう、トリコルパテス(Tricolpates)とも呼ばれます。キク、マメ、バラ、ナデシコ、マンサク、キンポウゲなど、かつて双子葉植物と呼ばれたものの多くがこのグループに入ります。
また、このグループではキンポウゲの仲間が一番原始的であるようです。
共有派生形質:
:三溝型花粉 (Tricolpate pollen)を持つこと(ただし、溝が3つ以上あるものも多い)
エウディコットの系統とコアエウディコットについて:
エウディコットの中ではキンポウゲとその仲間が原始的な位置を占め、他の植物群はひとつの大きなまとまり、Core Eudicot(コアエウディコット)を作ります。まんま訳せば真正双子葉類の中核グループということになるでしょうか。Core Tricolpates (コアトリコルパテス:まま訳せば三溝型花粉類の中核グループ)とも呼ばれます。
根______Ranunculales:キンポウゲ目(*文献によってはRanunculidae:キンポウゲ亜鋼)
| |__Ranunculaceae:キンポウゲ科 センニンソウ
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|___Core Eudicot:コアエウディコット(まんま訳すと真正双子葉類の中核グループ)
|___Hamamelidaceae:マンサク科
|___Caryophyllaceae:ナデシコ科
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|___Rosid clade:ロシドクレード(まんま訳すとバラ系統群)
| |__Violaceae:スミレ科 シハイスミレ アリアケスミレ? ヒナスミレ
| |__Rosaceae:バラ科:バラ・サクラ
| |__Fabaceae:マメ科:シロツメクサ ツルマメ ヌスビトハギ
| |__Brassicaceae:アブラナ科
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|___Asterid clade:アステリドクレード(まんま訳すとキク系統群)