Glycine sojaツルマメ
2009年、9月2日/6日にスケッチ。近所の公園で花を咲かせていたツルマメ。花の大きさは数ミリ。特徴的な花の形を見れば分かるようにマメの仲間で、いわゆるマメ科。細い茎で周りの植物に巻き付いて成長するツル植物で、巻き付く方向は右。ツル自体も右の方向へねじれます。植物全体の長さは2メートルくらい。
葉っぱは柔らかく、同じマメ科のシロツメクサなどと比べると色は薄く、ふにゃふにゃした印象。こういう葉っぱは同じマメ科では、例えば(見た目はまるで違うけども)ヌズビトハギなんかと似た感じ。これが系統を反映した形質なのかどうかは不明。葉は3つの小さな葉から出来ている、いわゆる複葉です。正中線にある葉っぱは左右対称で、左右にある葉っぱは正中線に対して前後に非対称。こういう形は同じようにツルになって成長するクズなどで見ることができます。これまた系統を反映した形質かどうかは不明。
葉っぱと花柄は同じ場所から生えていて、その付け根には1対の小さな葉っぱというか付属物がついています。このつくりは身近で見られるマメの仲間ではだいたい共通する特徴である模様。
なんでも本によるとツルマメはダイズの原種だそうですが、本当かそれ? と思ってしまうくらいに姿形は違っています。