ゴールデンウィークがカレンダー通りの休みの者にとっては、
5日間の連休が終了した後の 5月 9、10日の土日は何となく中途半端で、ゴールデンウィークの残滓という感がある。
しかし、5連休後半が雨に祟られた状況では、9日の土曜日が快晴との予報を聞けば、俄然 登山の実行日としてクローズアップしてくる訳で、
早速 山へ行くことを決めたのだった。
とは言うものの、行くべき山が思いつかない。できたら初めて登る山にしたいところである。
また黒斑山、
平標山などで少々病み付きになった残雪の山にも行きたいとも思う。
そのため色々情報を入手していたところ、1つ適当と思われる山が見つかった。
しかし、ネットでその山についてもう少し詳細に調べてみると、何と 9日はその山の山開きということが分かり、
混雑するに違いないと断念したのであった。
こうなってしまうとなかなか適当な山が見つからず、そうこうしているうちに時間切れ。
仕方なく、残雪の山ということを優先し、8年前に登っており、昨年の 11月にもトライしようとして断念した八ヶ岳連峰
天狗岳に登ることにした。
先般の断念は、登山口である渋ノ湯の駐車場まで行ったものの、そこに至るまでの車道は途中から雪の道となり、ややビビリながらの到着。
しかも、駐車場ではガスが濃いため、何も見えないつまらない登山になる可能性が高く、さらにもしかしたら、
この先雪が降ることも十分に考えられたため、早々に登ることを断念し、
雨乞岳の再登山に切り替えたのだった。
という状況であるから、今回も渋ノ湯からトライするべきなのだが、
どうも 5連休の怠惰な生活の後、2日間出勤したことで体調が狂ったのか身体が重い。
従って、あまり無理はしないことにして、勝手知ったる、そして距離の短い唐沢鉱泉からの道を選んだのであった。
唐沢鉱泉からは黒百合平、スリバチ池経由にて東天狗を目指すコースと、唐沢鉱泉から西天狗に直接登るコースがあるが、
先に述べたように身体が重いことと、スリバチ池から眺める東・西天狗の姿が遅い時間になると逆光になるのではないかと考え、
無難に前回と同じ黒百合平経由の道を選んだのだった。
横浜の家を 4時20分過ぎに出発。いつも通り国道16号線にて八王子へと進み、
八王子ICから中央高速道に乗る。
さすがに 5連休初日の 5月2日に平標山に行った時のような渋滞は無く、順調に諏訪ICに到着 (諏訪南ICの方が近いと思ったのだが、
カーナビは諏訪ICを示唆)。
カーナビにフォレストカントリークラブ三井の森と入れておいたので、スムーズに三井の森、そしてゴルフ場へと進むことができ、
ゴルフ場を過ぎてからは唐沢鉱泉の案内表示板に従って山道を進む。
そして 6時54分、唐沢鉱泉到着。鉱泉手前の無料駐車場に車を駐める。