雨 乞 岳 再 登 山

は一見にしかず

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11月22日からの3連休の初日、雨乞岳に登ってきた。
この山は1年8ヶ月ぶりということになるが、 この日、初めからこの山に登ろうとは思っておらず、 実は最初は渋の湯から天狗岳に登るつもりだったのである。
22日の朝、 前日に雪が降ったようなので、 少々道路状況を心配しながら諏訪南ICで降り、 渋の湯へと向かった。 渋・辰野館を過ぎ、 山道に入る段になって、 案の条、道は途中から うっすらと雪が積もっている状態になったのであった。
しかも、南アルプスは雲一つ無い快晴という状況なのに、 この八ヶ岳近辺は雲に覆われていて、 今にも雪が降るような感じがする。
慎重に雪の道路を登っていったものの、 やはりノーマルタイヤでは対応出来ず、 大きなカーブでは少々滑る。 それでも恐る恐る進んで、 何とか渋の湯の駐車場に着くことができたのであった。 しかし、何せ、雲の中で気分が沈む。 もしこのまま雪が降ってきたら 私の車では急坂を下ることは難しくなる訳で、 安心して山に登れない。
とうことで、 折角苦労して渋の湯まできたのだったが、 引き返すことにした。
オートマチックのギアを1速に落として、 雪道をソロリソロリと下るが、 それでも時折タイヤが滑る。 一番のピンチは狭い道をバスが登って来た時で、 脇に車を寄せようとしたものの、 凍結した路面にブレーキが効かない。 ポンピングを何度も行って、 あわやのところで路肩に止まることができたのだったが、 冷や汗ものであった。 雪道の下り坂、 ノーマルタイヤは無謀である (というより、 このような状況は事前に予知できた訳で、 来るべきではなかったのである)。
ということで、 急遽行き先の変更をせざるを得なくなったが、 この近辺でこれといった山がなかなか思い浮かばない。 散々考えたあげく、 ようやく思い浮かんだのが、 前回雪のために途中で挫折した 日向山から鞍掛山へのコースであるが、 恐らく今からでは到着時間が8時半頃になると思われ、 駐車場の確保が面倒そうである。 従って今回はパス。 次に思い浮かんだのが雨乞岳。 前回は残雪期に登り、 その頂上付近で聞いたケーナの音色に 幻想的な気分を味わったのであった。 ただアプローチが長いのが玉に瑕である。
この山を再訪する大義名分を求めるとすれば、 前回は途中にある水晶ナギに立ち寄らなかったので 少々心残りであるということである。 水晶ナギに行ってみる ということで自分を納得させ、 甲州街道へと進み、 サントリーの工場を目指すことにしたのであった。 まあ、 結構地理は覚えているもので、 順調に石尊神社前に到着。 そこから登山口まで2分弱。 後は、頂上まで一本道である。
快晴のもと、気持ちよく登ることができ、 水晶ナギも立ち寄ることができたし、 まあまあの登山であった。
少々悔しいのは、 あれだけ雲に覆われていた八ヶ岳方面が、 いつの間にか 全く雲一つ無い状況に変わっていたことである。 人生そんなものだ。
ところで、 この雨乞岳への登山道は 石尊神社からの一本道だけと思っていたら、 頂上で北の方から登ってきた人がいたので驚いた。 聞けば、 ヴィレッジ白州から2時間ほどで登れるとのこと。 知らなかった。
これを聞いて、 一瞬 ピストン登山を避けるべく、 ヴィレッジ白州に下ろうかとも思ったが、 それでは帰りに水晶ナギに立ち寄れないことになるし、 ヴィレッジ白州から石尊神社に戻るためのタクシー代も 馬鹿にならないであろうということで 断念したのであった。
というような状況下の 雨乞岳再登山であるが、 以下に 『百は一見にしかず』 という形で記録を掲載するので、 ご覧下さい (下のサムネイルをクリック)


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