天狗岳再登山 ( 西天狗:2,645.8m ) 2009.5.9 登山



【PHOTO & 記録 天狗岳再登山 3】

登山道はスリバチ池の周囲を時計と反対回りに進む。
足下は大きな岩がゴロゴロしており、歩きにくい。
先に述べたように、黒百合平から雪の斜面を登った際、昨日か一昨日に雪が降ったに違いないと思ったのだが、周囲に雪は全くない。
天狗岳とは反対側の北西を見れば、 蓼科山が見える。 諏訪富士と呼ばれるだけあって、形は本当に 富士山のようだ。
蓼科山の右下に見えるのは 北横岳であろう。 手前にある中山の緑の斜面が美しい。

スリバチ池を左下に見るようになると、 目の前には天狗岳へと続く岩の回廊が現れる。
ルートは、写真にある東天狗と西天狗の間に見える岩のピークを目指すことになる。
岩には白いペンキで ○印が付けられているのでルートを誤ることはないが、周囲が雪に覆われていたら、 少々苦しいかもしれない。視界さえ利けば、何とかなるだろうが・・・。
この辺になると、所々に雪が現れる。しつこいようだが、昨日か一昨日に降ったようで、真っ白である上に雪上には足跡が全く付いていない。
こうなると やはり先ほどの足跡は、天狗岳とスリバチ池の様子を見に行っただけのものだったようだ。

岩のピークを越えたところで振り返ると、緑の中に白いアクセントを持つスリバチ池、そしてその後ろには中山が見える。
中山の斜面は縞枯れと緑とが面白い模様を作り出している。これらの景色は日本庭園のように美しい。
時刻は 9時4分、まあまあのペースと思うが、周囲に誰もいないので焦る必要はない。

中山の左には 蓼科山
そして、蓼科山の左後方には白い山脈が見えるが、霞んでしまって全く同定することができない。
方角的には五竜岳などの後立山連峰ということになりそうだ。
また、蓼科山の左には八子ヶ峰、そしてその左後方には車山を中心とした 霧ヶ峰が見える。

前を向けば、東天狗と西天狗がグッと近づいてきている。
二つのピークは全く趣が違って興味深い。
東天狗は岩稜地帯で厳しい感じがするが、西天狗はその丸みを帯びた山容が癒しを感じさせてくれる。

ルートはまず東天狗を目指すこととなる。
左の岩峰に向けて岩場を登っていく。岩にはペンキ印が付いており、迷うことはない。
右に見える西天狗は砂糖をまぶした大きな饅頭のようだ。西天狗の斜面には木々が多く生え、従って斜面にも雪が多く残っている。
一方、この東天狗の斜面はゴツゴツした岩だらけ。岩の間に新雪が積もっており、 ところによってはその新雪の下に凍った雪がある。



天狗岳 1、  天狗岳 2、   天狗岳 3、  天狗岳 4、  天狗岳 5、   天狗岳 6、  天狗岳 7 もご覧下さい。

百名山以外の山に戻る   ホームページに戻る