天狗岳再登山 ( 西天狗:2,645.8m ) 2009.5.9 登山



【PHOTO & 記録 天狗岳再登山 7】

11時56分、第一展望台に到着。
こちらは先ほどの第二展望台よりも根石岳の姿がよく見える。根石岳と箕冠山との鞍部の曲線も空をバックにして美しい弧を描いている。
ただ、赤岳はよく見ることができるが、 阿弥陀岳は峰の松目に隠されて、 その先端部分しか見えない。
また、霞むような感じではあるが、南アルプスの山々も見える。 北岳の右には 甲斐駒ヶ岳。 その右には鋸岳が見え、鋸岳の大ギャップ後方には真っ白な仙丈ヶ岳が見える。

この第一展望台からは、 北側の景色も見ることができる。
やはり蓼科山の姿が一番目を引く。
そしてその右には北横岳
ピラタス蓼科ロープウェイ山頂駅も見ることができる。

第一展望台を過ぎると、残雪の量も極端に少なくなる。しかし、代わりにアイスバーンが所々で現れる。
途中で、下から登って来た若いカップルとすれ違い、アイスバーンの存在について注意されたのだが、 軽アイゼンを付けずにそのまま下ったところ、やはり滑ってしまい、右肘を擦り剝いてしまったのだった。
折角 注意してもらったのに、軽アイゼンを装着する間を惜しんだがための失敗であった。結局、軽アイゼンを装着して下る。
12時36分、唐沢鉱泉と枯尾の峰との分岐に到着。前回と同様、まっすぐ進み、枯尾の峰を目指す。
写真は枯尾の峰へと向かう道の途中にある岩場。

前回もそうだったのだが、 この枯尾の峰への道では、『塚改メ七ヶ耕地財産区平成××年×月×日』 と書かれた赤い差し札をそこかしこで見る。
どうやらここは茅野市の財産区であるようで、そのため、毎年 塚改め (確認の意味と取ったがどうであろうか) を行っているようで、 平成20年の差し札まで確認できた。今年も秋には塚改めを行うのであろう。

道は途中からカヤトの原を進む。 振り返れば、箕冠山と硫黄岳が見える。

13時5分、枯尾の峰と唐沢鉱泉との分岐に到着。
左に道をとり、枯尾の峰へと進む。枯尾の峰まではほんの 1分ほどの距離である。
ここからは峰の松目と硫黄岳がよく見える。
赤岳は見えず、 阿弥陀岳 も 峰の松目の後ろにほんの少しだけ白い頂上をのぞかせているだけである。
枯尾の峰には 2分ほどいただけで来た道を分岐まで戻り、唐沢鉱泉を目指す。
苔むした道が続く。最初は平らな道も途中からドンドン下るようになる。
さすがに足が疲れてきたが、もう少しでゴールと分かっているので、休まずに下り続ける。

林を抜け、沢を渡って林道に飛び出したのが、 13時26分。
林道を右に曲がり、1分程歩けば、駐車場であった。
時間が結構あるので、唐沢鉱泉にて汗を流すこととする。
この時間、風呂には誰もいないのではと思ったが、4人ほど先客がいた。 しかし、いずれも登山をしてきた方々ではないようであった。
ゆったり湯船に浸かり、本日の山を思い浮かべる。天候に恵まれ、加えて人が少なく、さらに雪もあって、大変楽しい 1日であった。
(写真は 今朝方の 唐沢鉱泉)



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