平標山 仙ノ倉山 大源太山 ( 仙ノ倉山:2,026.2m ) 2009.5.2 登山



【PHOTO & 記録 平標山 仙ノ倉山 大源太山 1】

ついにゴールデンウィークに突入。小生も 5月2日から 5日間の休みとなる。
当然、山に行こうと考えているのだが、土日・休日の高速道料金が一律 千円となったことで、高速道路はかなり混雑が予想されている。
従って、登る山選びに少々迷うところだが、先般 高登谷山に登った際に使った 『続 東京・首都圏 クルマで出かける山歩き』(実業之日本社) のページを繰っていたところ、 平標山の紹介に目が止まり、 俄然 平標山に再登山したいという気持ちが湧いてきた。
この平標山には 1999年の7月に登っている。しかしその際、仙ノ倉山ではガスのため全く視界を得られず、 また平標山から下山する際、目の前に見えていた大源太山 (河内沢ノ頭) に登ろうと思ったものの、 久々の登山で体力・気力が追いつかず、登るのを断念したのであった。
従って、未練が残る山域であり、また現時点であれば豊富な残雪が前回とは違った趣を与えてくれるであろうとの期待もあって、 高速道路の混雑はちょっと心配ではあるものの、快晴の予報が出た 5月2日、早速出かけることにしたのであった。

高速道路の混雑を懸念して、4時10分に横浜を出発。
東名高速道は何の問題もなく進むことができたが、環状八号線は早朝というのにやや混雑気味。しかし、これはいつものことである。
ところが、やはり関越自動車道に入ったら、渋滞の連続。何も信号機のない道で、何故 渋滞が起こるのか理解に苦しむのだが、 とにかく断続的な渋滞が続き、イライラさせられ通しであった。
渋滞のメカニズムを云々するつもりはないが、原因はやはり車間距離 + スピード の問題であろう。普段クルマに乗らない人が、 ゆっくりとしたスピードで走る一方、制限時速をかなりオーバーしてスピードを出す人がいる訳で、この組み合わせにおいて車間距離をとらないものだから、 ブレーキを踏むことが生じ、このスピードダウンが後ろへ後ろへと伝播して渋滞となると思われる。
加えて、関越自動車道はかなり急坂を登ることが多く、従って自然とスピードが落ちやすいことも渋滞に拍車をかけているようだ。 本当にイライラする。
− 閑話休題。

高速道路を月夜野ICで降りるべきか、それとも湯沢ICまで行って降りるべきか、 かなり迷ったのであるが、渋滞が関越トンネルでも起こりそうな気がしたため、前回 平標山に登った時と同様、月夜野ICで降りることにした。
国道17号線を進む。こちらは渋滞はなかったものの、あまりスピードが出せず、結局 17号線沿いにある平標山駐車場に着いたのは、 8時を少し回った時間であった。
前回は寝坊してしまい、横浜に自宅を出たのが、5時10分過ぎ。それでも7時50分過ぎにはこの駐車場に着いていたのだが、 今回は 1時間も早く家を出たにも拘わらず、前回よりも遅い時間の到着となってしまった。渋滞を怨めしく思う。
前回来た時は、この駐車場は無料であったが、今回は有料。時の流れを感じる。考えたら 10年の歳月が経っていることになる。 駐車場の整備など維持費はそれなりに必要な訳で、有料化は仕方がないところである。
身支度をして、8時9分に駐車場を出発。当然スパッツを着けての出発である。


駐車場にある表示に従って、裏手の林に入る。
すぐに舗装道にぶつかるが、松手山経由で登るのなら舗装道を左に進むことになる。
平元新道を進み平標山ノ家経由で登るのならば、 舗装道を右に進んですぐに左折することになる。

前回の下山時に、平元新道を登るコースは登山口までの林道歩きがかなり長いことを経験しているので、 当然左折。前回と同じ松手山経由のコースをとる。

テニスコートを右に見て、 舗装道を数分進むと、すぐに松手山経由の登山道入口が現れる。時刻は 8時12分。
丸太の階段が付けられた道を登る。
3日前に長野県川上村の五郎山高登谷山に登ったばかりのため、 太ももなどが少々痛い。

暫くは、写真のような丸太の階段が付けられた道を登ることになる。
空気が乾燥している中、花粉症の薬を飲んでいる所為なのか、最近の登山ではいつも起こるノドのカラカラ状態に陥る。
運動量が増してくると、口で息をするようになるので余計苦しい。

登り始めて4、5分。 振り返ると樹林越しに、特徴ある神楽ヶ峰と 苗場山の姿が見える。 どちらもまだまだ多くの雪が残っているようだ。

さらに暫く登り続けると、やがて樹林帯を抜け展望がグッと開けるようになる。
ここからは神楽ヶ峰、苗場山も枝に邪魔されることなくよく見ることができる。

南西には苗場スキー場であろう、山腹にスキー場を抱く筍山 (タケノコヤマ) が見える。
そういえば、苗場から神楽ヶ峰手前の田代湖 (カッサ湖) まで延びたゴンドラがあったと思うが、 ここから見ることができるのだろうか。

この場所で六日町という名札を着けた高校生 ? の一群を抜く。
装備はキチンとしていたので山岳部なのかと思ったが、それにしてはノンビリしていたので違うのかもしれない。

見上げれば、 松手山経由のコースにおける チェックポイントの 1つである鉄塔が、高みの先に見える。 まだまだ距離はあるようだ。
しかも登りは結構キツイ。
息があがるとともに、ノドが渇いて苦しい。
何とか唾を生じさせようとするがなかなか出てこない。 こういう時、あめ玉でもしゃぶるのが良いのかもしれない。



平標山 仙ノ倉山 大源太山登山データ

上記登山のデータ登山日:2009.5.2 天候:快晴単独行日帰り
登山路:平標山駐車場−鉄塔−松手山−一ノ肩−平標山−仙ノ倉山−平標山−平標山ノ家−大源太山(河内沢ノ頭)−平標山ノ家−(平元新道)−平標山登山口−平標山駐車場
交通往路:瀬谷−横浜IC−(東名高速道路)−用賀IC−(環状八号線)−練馬IC−(関越自動車道)−月夜野IC−(国道17号線)−平標山駐車場 (車にて)
交通復路:平標山駐車場−(国道17号線)−月夜野IC−(関越自動車道)−練馬IC−(環状八号線)−用賀IC−(東名高速道)−横浜IC−瀬谷 (車にて)

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