平標山 仙ノ倉山 大源太山 ( 仙ノ倉山:2,026.2m ) 2009.5.2 登山



【PHOTO & 記録 平標山 仙ノ倉山 大源太山 7】

全く雪のない斜面を登る。
ただそれも長く続かず再び雪の中。途中、あまり周囲を見ずに勢いで谷のような所を登ってしまい、 道を間違える。すぐに間違いに気づき、左側の高みに取り付く。 登り切ると樹林の間から平標山と仙ノ倉山が見えた。
盆地のような所に一旦下り、雪の斜面を登り返す。まだまだ頂上には距離があるようだ。

三国山との分岐から 12分ほど進んだ頃、 やや平らになった所を経て左に曲がると、広く緩やかな斜面に飛び出した。
どうやら、この斜面を進んでいけば、その先が大源太山の頂上のようである。 雪の量はかなりあり、場所によっては腐っていて足をとられる。
また、あまり右側を歩くと、雪が崩れてそのまま雪崩となって落ちてしまうのではないか という妄想に駆られる。 かなり疲れてきているようだ。

斜面を詰めていき、やがて周囲にササが現れると、すぐに大源太山の頂上に飛び出した。
時間は 14時1分。無論、誰もいない。
ここは平標山とそこから仙ノ倉山に伸びる山々の好展望台。何度も言うが、平標山から右に伸びる稜線の円弧が美しい。

そして、 目の前にはエビス大黒ノ頭が形の良い三角形を見せており、エビス大黒ノ頭の右後方には万太郎山が見える。
そして、万太郎山の右に東俣ノ頭が続き、東俣ノ頭から伸びる稜線の後方には 谷川岳の双耳峰が見える。
これらの山々が皆 2,000mに満たない高さとはとても思えない。 かなり迫力ある光景である。

時間も遅くなってきたので、長居は無用。14時13分に下山を開始する。
辿ってきた道を戻る。広い斜面を滑りながら下る。
斜面の先の方にはモノトーンの世界が広がっている。写真右の山腹が白く見える部分はスキー場で山は筍山。そしてその左の黒く高い山は大黒山。
となると、その左奥の山は、もしかしたら途中に上ノ倉山を挟んで、 白砂山かもしれない。

復路では道を間違えることもなく、 登ってきたルートを順調に辿り、14時24分に三国山、平標山の分岐点に到着。
大源太山頂上で地図を見た時に思いついた、このまま左に曲がって三角山に至り、そこから毛無山経由にて浅貝に下りるルートをとろうか と一瞬思ったが、 浅貝から駐車場までの車道歩きが長いこと、そして何よりも三角山 − 毛無山 − 浅貝間の雪の状況が不安だったため、 安全を考え、来た道を戻ることにした。
今度はいつも平標山を見ながらの歩きとなる。 何回も言うが、平標山から右に伸びる稜線の円弧が美しい。



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