平標山 仙ノ倉山 大源太山 ( 仙ノ倉山:2,026.2m ) 2009.5.2 登山



【PHOTO & 記録 平標山 仙ノ倉山 大源太山 8】

順調に足を進める。
行きは恐る恐るの感があり、慎重に足を運んだのだったが、帰りは勝手が分かり、躊躇がないため快調である。
前を見れば、平標山から仙ノ倉山へと続く稜線が常に見える。
先ほどまであそこを歩いていたのかと思うと不思議な気がする。よくもまあ歩き続けたものだ。
左を見れば、苗場山が見える。 さすがにこの時間では霞がかかったような見え方である。

周囲が一段と明るくなってきた。 太陽を覆っていた薄皮のような雲が取れたようだ。

右手には先ほどまで頂上にいた大源太山が見える。
前回は体力不足でこの大源太山に登るのを断念しただけに、あれから 10年経って確実に体力が落ちているであろう中、 さらに残雪というハンデがあったにも拘わらず、登ることができたことが大変嬉しい。

順調に足を進め、やがて前方に平標山ノ家の赤い屋根が見えてきた。
小屋の後ろには、まだまだ雪を残している平標山が見える。女性的で優美な山だが、この時期は手応えもあり、登っていて楽しく、 再登山は大正解であった。
何よりも快晴状態が一日続いたことが大変ありがたい。この時期の登山が病み付きになりそうである。

14時59分、小屋の前に到着。
振り返り、もう一度 大源太山を写真に納める。
小屋の前では小屋のご主人であろう、ベンチに腰掛けてもう一人の方と何か作業をしていた。 他に登山者は誰もいない。私が平標山とは反対の方向から現れたので、少々ビックリされたようであった。

小屋をそのまま素通りし、小屋の前から左に折れて下山開始。 またまた木の階段が現れる。
最初は雪も多く、階段の隙間が雪に覆われていて少々危ない。

疲れてはいたものの、足は順調に進み、15時35分、平標山登山口に到着。
登山口の 20m手前にあった水場の水が本当においしかった。
しかし、道は終わりではない。ここから延々と続く林道歩きが待っている。
林道歩きを続け、周囲が開けたので振り返ると、山並みが見える。平標山ではないようだ。

道は林道から舗装道に変わる。
時々右の方に枝道が現れるが、間違えて入り込まないように分岐に標識が立てられている。
その内の1本に入ってみると、樹林越しに残雪を残す山並みが見えた。恐らく、松手山の先、最初に登り着いた高みから平標山へと続く尾根であろう。 斜面の残雪が色々な形を作っている。ひょっとすると、何か呼び名があるのかもしれない。
この後、別荘地を通り抜け、16時17分、駐車場に戻り着いた。

8時間ほどの山旅だったが、なかなか充実した 1日であった。 この時期にこの山を選んだ幸運に感謝。



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