平標山 仙ノ倉山 大源太山 ( 仙ノ倉山:2,026.2m ) 2009.5.2 登山



【PHOTO & 記録 平標山 仙ノ倉山 大源太山 6】

辿ってきた道を忠実に戻る。
途中、数人とすれ違う。仙ノ倉山の頂上には誰も居なかったので、やはりタイミングは抜群だったと思う。
平標山への登りの途中で、仙ノ倉山を振り返る。こちら側は仙ノ倉山と 谷川岳、 一ノ倉岳、茂倉岳との並びが素晴らしい。

12時36分、平標山頂上に戻り着く。
頂上には件 (くだん) の高校生 ? 達がいて大賑わいだった。 お互い挨拶をしたが、朝方松手山への登り途中で抜いた時にも挨拶をしたのを忘れているような感じ。 そんなもんだろう。

頂上は足の踏み場もないといったらオーバーだが、 とってもゆっくりできる雰囲気ではなかったので立ち止まらずに平標山ノ家方面へと下る。
最初は雪の全くない階段の下り。途中から残雪がどっと出てくる。残雪タップリの斜面を滑りながら下りたのだが、 少々スピードが出すぎて恐怖を感じたくらい。
また、木道や階段の部分に雪が積もっており、この部分の雪が腐り始めていたので、かなり苦労させられた。
下る途中、正面を見れば、大源太山 (河内沢ノ頭) が大きい。 登るかどうか迷う所である。

13時3分、平標山ノ家に到着。
これからどうするか少々迷う。大源太山方面は雪が多そうで、踏み跡がなければちょっと心配だからである。
取り敢えず先に進んでみると、雪の上に 1、2人の足跡がある。しかもこちらに向かってきた足跡である。 これなら行けるかもしれないと思い、ほとんど休まずに大源太山へと向かう。

振り返れば、山腹に多くの雪を抱く平標山の優美な姿が見える。 こちら側にこれほど雪があるとは思わなかったので少々ビックリ。道理で下山時 雪の部分が多いと感じた訳だ。

大源太山へと向かう。
雪の上に足跡があるのは大変ありがたい。頼りになる。
道は雪で覆われていて難儀する所と、全く雪が無く登山道がハッキリしている所と両極端で、それが交互に現れてなかなか面白い。
また、雪はまだ腐り始めたばかりで、場所を選んでいけば足を取られることもないのがありがたい。
ただ、西側斜面を進む時は雪が多く、それも雪の斜面を横切る形になっていたので、少々苦労した。
また、この陽気の中、途中で熊が現れやしないか と心配にもなる。

西側斜面を通ることを除けば、基本的には尾根上のあまりきつくないアップダウンが続く。
従って、展望は頗る良く、特に左手に見えるエビス大黒ノ頭は、雪化粧とその茶色い地肌とが相まって ミニアルプスという感じがして大変魅力的である。
また、振り返れば、平標山から仙ノ倉山手前の高みとを結ぶ稜線が美しい円弧を見せている。

大源太山が近づくに連れ、 雪の量は増してくる。
ただ、先に述べたように、稜線上を進むことが多く、雪もまだ固いので、安心である。
稜線歩きもやがて終わり、雪で覆われた谷のような所を渡った後、13時44分、大源太山、三国山との分岐点に到着した。
まっすぐ行けば三国山。大源太山に行くには左に曲がって斜面を登っていくことになる。
この辺は日当たりが良いのか、登る斜面に雪は全くない。



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