平標山 仙ノ倉山 大源太山 ( 仙ノ倉山:2,026.2m ) 2009.5.2 登山



【PHOTO & 記録 平標山 仙ノ倉山 大源太山 4】

10時33分、稜線上に立つ。
今まで見えなかった東側の景色が見えるようになった。こちら側は まだまだ真っ白な世界。山の形もあまり良く分からなかったが、 家に帰ってからよく調べると、写真に写っている山は、一番左奥が 巻機山、 真ん中の山が柄沢山、そしてその下に大源太山 (上越のマッターホルンと呼ばれている方の山)、 そして右奥の方にうっすらと (といってもこの写真ではほとんど見えないが) 会津駒ヶ岳ということになるようだ。

一ノ肩と呼ばれる小さな台地上の場所を通過する。 ここからも登りはまだ続く。
一旦、斜面を進むので、東側の景色は途絶える。
そうなると、つい振り返りたくなる。緑の多いこの山の向こうに広がっている 苗場山を中心とした モノトーンの世界が現実ではないように思われる。
前を向き直れば、あと 1つほど高みを越えると、 平標山の頂上のようだ。
頂点には標識らしきものも見える。

再び東側が見える。
そして見えてきたのが 谷川岳。 トマノ耳からオキノ耳への吊り尾根。そしてその左には一ノ倉岳の盛り上がりが見え、さらに意外ととんがって見える茂倉岳へと続く。
オキノ耳と一ノ倉岳の間の稜線の後ろに、かすかに見えるのは 至仏山のようだ (家で調べて分かったのだが)
茂倉岳の左には朝日岳も見える。
また、谷川岳の右には万太郎山も見える。お馴染みの山が見えて嬉しい。

道は 平標山への登りを残すだけとなる。
平標山の左には仙ノ倉山とそこへと続く稜線、 登山道が見える。
また、仙ノ倉山の左奥の山は万太郎山。
仙ノ倉山側も仙ノ倉山付近を除いては、あまり雪はないようだ。 それならば行かずばなるまい。

10時56分、平標山頂上到着。
頂上には誰もいない (尤も、後から一名やってきたが・・・)
但し、ザックが置いてあり、仙ノ倉山方面の稜線上に人影が見える。 タイミングの良い時に頂上に着いたようだ。
頂上は 360度の大展望。ここに至るまでに見てきた山々の総集編といったところである。

小さな岩に腰掛けて食事とする。 やはり苗場山方面に目が行ってしまう。

仙ノ倉山 (写真 真ん中左の高み) 方面を見ると、 道は一旦グッと下り、そこからなかなか見事な形をした高みを目指して登り返し、いくつかのコブを越えて行かねばならない。
こんなに遠いという記憶はなかったのだが、よく考えたら、前回は一番手前の高みを仙ノ倉山と思って向かい始めたのであり、 しかも、途中でガスが出てきてしまって展望を得られず、あまり記憶に残ることがなかったのであった。
遠くに見えることが意外だったのも致し方ないところであろう。



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