高登谷山( 高登谷山:1,845.9m ) 2009.04.29 登山



【PHOTO & 記録 高登谷山 1】

五郎山 からの続き (五郎山の簡易登山記録書いたように、五郎山だけでは物足りなく思い、かねてから他の山とのペア登山を考えていた 高登谷山 (タカドヤサン) を目指すことにしたのであった)

町田自然休暇村にあるキャンプサイトの駐車場を 11時7分に出発。 まずは信州峠を目指す。
ここから信州峠へはカーナビも不要。なぜなら、今朝方八ヶ岳高原線 (小海線) の野辺山駅の先にて国道141号線を右折してから、 この五郎山に至るまでの途中に、信州峠・高登谷高原への道を示す表示板があったのを覚えていたからである。
朝方通ってきた道を忠実に戻って県道62号線に入り、川上村を抜けていく。途中、大深山中央のバス停を過ぎ、 佐久へと通じる川上佐久線 (県道2号線) の分岐を通り越した少し先で、五郎山で一緒だったご夫婦の白い軽バンが、 道路左の店先から出て大深山方面へと向かおうとしているのに出会(でくわ)した。
五郎山頂上でリコメンドした 御陵山 (オミハカヤマ) に登るべく、 馬越峠への道を店で聞いていたのではないか などと勝手な想像をしたが、先方は小生に気づかなかったようだ (ちなみに、 五郎山の下山途中でこのご夫婦を抜いたのだったが、その後 幻の滝に立ち寄ったこともあり、あと少しで車を駐めた駐車場というところでお二人の乗った車に追い抜かれたのであった)

県道62号線をさらに進み、ナナーズのところで左折。 暫く進むと件 (くだん) の表示板が出てきたので、そこで左折。気持ちの良い高原野菜畑の中の道を進む。
やがて、高登谷高原 (だったかな?)・蕨市信濃わらび山荘・三鷹市川上自然の村 への道を示す案内板が見えたので、 そこで左折。まっすぐな道を暫く進んで行くと、高登谷高原の別荘地内へと入ることになった。
最終の目的地は高登谷高原の別荘地内にある野外ステージの駐車場。この後どう行けば良いのかなと思いながら進んでいくと、 やがて道の右に 「← 高登谷山」 (= 左折を示す) の表示板が現れ、 その先が目指す野外ステージ用の駐車場であった。このようにカーナビ無しでスムーズに目的地に着くと気持ちが良い。

砂利を敷き詰めた駐車場は全く車が駐まっておらず拍子抜けする。 実は、高登谷山は登山口からの標高差もあまりなくて (350m程度) 登山には手頃な山であり、 またこの時期 雪も無いと思われ、しかも頂上からの八ヶ岳の眺めが素晴らしい とのことだったので、 この時間、混雑していて駐車スペースが確保できるか心配していたのである。しかし、全くの杞憂であった。
こうなると、あのご夫婦が馬越峠で駐車スペースを確保できたかどうかが気にかかる。
馬越峠は、結構人気のある天狗山への登山口にもなっており、 一方で駐車スペースはあまりないからである (ご夫婦があの後御陵山に登るべく馬越峠を目指していたかどうかについては確信がある訳ではないのだが・・・)
時刻は 11時33分。登山靴に履き替え、看板に従って別荘地内の道路を進む。


写真の駐車場に車を駐める。
駐車場の後ろにはきれいな小川の流れがあり、その小川の向こうが野外ステージである。
周囲には誰もおらず、別荘地もこの季節は少々オフシーズンという感じである。
登山靴に履き替え、11時36分、駐車場を出発。

高登谷山の方向を示す表示板に従い、 駐車場の手前にある道を右折して (やってきた方角からすれば左折) 別荘地の区画内に入る。
まっすぐに続く道を進む。左右の林にはまばらではあるが別荘が建っており、車も駐まっていたので、先ほどオフシーズンと言ったのは間違いのようだ。 しかし、皆 家に閉じこもっているようで人っ子一人見えない。
道はやがて左にカーブし、 この道と平行に延びているもう 1本外側の道に合流することになった。

合流した道の少し先に水道施設があり、その先が登山口であった。時間は 11時43分。
道路の反対側にはレガシーが 1台駐められている。もしかしたら登山者の車かもしれない。

登山口からいきなり急な登りが始まる。周囲はコナラの林で、 足下には背の低いササが目立つ。
所々に登山道という文字と、赤い矢印が書かれた白い表示板が置かれているので、迷う心配はない。

登山道はほぼ一直線に斜面を登っていく。
これが一旦クールダウンした身体には結構キツイ。
なかなか身体が乗ってこないまま先を進む。どうも一直線の登りというのは苦手である。
やがて、道は林道らしきところを横切ると、さらに先では少々視界が開けるようになった。

キツイ登りがずっと続くが、やがて先の方に青い空が見えた。頂上ではないかと思ったが、いくら高低差があまり無い山とは言えそれ程甘くない。 登り着くと写真のように道が緩やかになっただけで、さらに道は続く。 そしてこの緩やかな道もそれほど長く続かず、また急な登りが始まった。
少々喘ぎ気味となるが、それでも周囲には灌木やカヤも見え始め、頂上が近いことを知らせてくれている。

周囲にカヤが増えてきたかと思うと、 ヒョイと頂上に飛び出した。最後は意外に呆気ない。しかし、頂上に誰もいないのが嬉しい。
頂上は狭いながらも開放的で、明るい雰囲気である。時間は 12時33分。
駐車場からは 57分、登山口からは何と 50分という所要時間。
なるほど、この山だけを登るのでは、自宅からここまでやって来るのにかかったコストと見合わない。
むしろ、別荘地に住んで、毎日の日課としてこの山に登るというのが理想的かもしれない。



高登谷山登山データ

上記登山のデータ登山日:2009.04.29 天候:快晴単独行日帰り
登山路:高登谷高原別荘地 野外ステージ駐車場−高登谷山登山口−高登谷山−1862mピーク−天狗岩−高登谷山登山口(中沢新道経由)−高登谷高原別荘地 野外ステージ駐車場
交通往路:(五郎山 町田市自然休暇村キャンプサイト駐車場から)−(県道68号線−県道106号線)−高登谷高原−高登谷高原別荘地 野外ステージ駐車場 (車にて)
交通復路:高登谷高原別荘地 野外ステージ駐車場−信州峠−塩川ダム−須玉町−須玉IC−(中央自動車道)−八王子IC−(国道16号線)−瀬谷 (車にて)

高登谷山 1、            高登谷山 2、            高登谷山 3      もご覧下さい。

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