五郎山( 五郎山:2,131.7m ) 2009.04.29 登山



【PHOTO & 記録 五郎山 1】

4月29日の昭和の日に山に行ってきた。
このゴールデンウィーク、中には 4月25日の土曜日から 5月10日の日曜日まで 16連休の方もおられるようだが、 小生はカレンダー通りの休み。そのため、山に行くのなら 5月2日からの 5連休にということになるのだが、 今年は土日・休日 1,000円の高速料金が導入されているので、かなり高速道が混むと考えられ、5連休は精々 1回山に行ければ良い方だと思われる。
それならば、まだ高速道もそれほど混まないと思われる 5連休前に山に 1回行っておきたいところで、 4月25日は生憎雨で無理であったものの、4月29日は天気予報も晴れとのことだったので、早速出かけることにしたのであった。

とは言え、この日は週の半ばの 1日だけの休み。 あまり体力を使う山は翌日の仕事に差し支えると思い、長野県川上村の五郎山を選んだ次第である。
実は、この五郎山は昨年の暮れに登ろうと思ってトライしかかった山で、中央高速道須玉ICから佐久甲州街道 (国道141号線) を北上し、 八ヶ岳高原線 (小海線) の野辺山駅のところまで行ったものの、そこから川上村に向かう道がすっかり雪に覆われていたため、 自分の車ではこれ以上先に進むのは無理と判断し、断念した山であった (その代わり、南大菩薩 を再縦走)

さすがに 4月も下旬ともなれば、道に雪などあろうはずもなく、 先に述べたルートにて車を進め、野辺山駅の先で右折して川上村を目指す。
快調に車を飛ばし、県道68号線に入る。川上村役場を過ぎて暫く進むと、 金峰山小川山に登る際の登山基地となる廻目平への分岐となり、 そこにあった看板に金峰山荘の他、五郎山の登山口近くにある町田市自然休暇村の表示があったため、少々方角的におかしいと思ったものの、 道を右折した。
すると、道はすぐに廻目平と町田市自然休暇村との分岐となったので、そこを左折して農道へと入る。 農道を暫く進むと、やがて道は丁字路に突き当たり、そこにあった表示板に従って右折すると、 暫く進んだところが町田市自然休暇村であった。どうやら、先ほど右折した丁字路を左折すれば、県道68号線沿いの梓山で、 本来はそちらから回ってくるのが正しいようだ。
自然休暇村の本館を左に見てさらに道を進むと、道は舗装道から林道へと変わり、 すぐにキャンピングサイトが左に現れた。林道はさらに先に続いているが、キャンピングサイトの駐車場が左側にあったので、 ここに車を駐めさせてもらう。
林道歩きも登山のうち、身体を慣らす意味もあって敢えて手前に駐めた次第 (本来は駐めてはいけない場所なのだろうが、 今はシーズンオフなので大丈夫だろうとの判断。無断駐車ご容赦下さい。)
時刻を見れば、7時8分。身支度をして出発。


駐車場には先客が 1台。
果たして五郎山登山者であろうか ? それともバンガロー宿泊者であろうか ?
身支度をして 7時11分に出発。スパッツも不要と思い、登山靴に履き替えただけで林道を歩き出す。
空は青く、今日一日快晴のようだ。

写真のような林道が続く。
車でも問題なく奥まで進めそうである。しかし、本日の五郎山は、これから向かう登山口から頂上まで地図では 100分となっている。 これではあまりにも短いので、林道を歩きをして時間を稼ぐとともに、ウォームアップとした次第。やや傾斜がついた道を歩き続ける。
ただ、先般の飯縄山黒斑山でもそうだったのだが、 空気が乾いているせいか、それとも花粉症の薬を飲んでいるためなのか、ノドがカラカラの状態で口での呼吸が苦しい。
仕方なく、ザックからペットボトルを取り出し、ノドを湿らせる。

7時34分、幻の滝との分岐に到着。
五郎山へは左に曲がっている林道をそのまま進めば良く、幻の滝へは少々山道に入ることになる。
幻の滝には帰りに立ち寄ることにして林道をそのまま進む。

分岐のそばには白い軽のバンが駐められていた。 こちらは間違いなく登山者であろう。

林道歩きはまだまだ続く。 先ほどの幻の滝との分岐を示す標識以降、五郎山への道を示すものは全くない。
周囲を見渡すとピンク色のテープが付けられた木々がそこかしこに見える。あまりにも数が多いので、 登山道を示すものではないと分かり無視したが、以前、 荒船山で林業関係のテープを辿ってしまい、 酷い目にあったことを思い出す。
やがて、まっすぐに延びた道と右にカーブする道との分岐が出てきて少々迷う。 五郎山の位置から見て、直進の道は方角が違うと思い、右に進んだが、その後も五郎山を示す標識などは全く現れないので、 道を間違えたかと少々不安になる。

五郎山と書かれたものが全く出てこないので、林道歩きが不安になってきた頃、ようやく道の左側に 『 五郎山登山口 』 の標識が現れた。 時刻は 7時46分、駐車場から 35分かかったことになる。
これくらいの時間で不安になるようでは恥ずかしい限りだが、未知の山で、しかも道標など何もない場合は、 いつもこのような緊張や不安が生じる。

登山道は、 標識のところから少し戻るような形で、山に登っていく。 暫くは写真のようにカラマツ林の中を巻くようにして登っていくが、途中から斜面の急登となる。
あまり道が整備されていないという印象を持って臨んだのだったが、登山道は まあまあ踏まれて道らしくなっており、 また、やや古いものではあるがテープも付けられていて問題ない。加えて通し番号が書かれた木柱も登山道脇にあったのだが、 これは全数残っている訳ではないようだ。
ただ、昨年暮れの積雪期に臨んだらどうだったであろう。雪上にトレースがなければ、 小生には少々苦しかったかもしれない。



五郎山登山データ

上記登山のデータ登山日:2009.04.29 天候:快晴単独行日帰り
登山路:町田市自然休暇村キャンプサイト駐車場−幻の滝との分岐−五郎山登山口−マキヨセノ頭−西峰−五郎山−(往路を戻る)
交通往路:瀬谷−(国道16号線)−八王子IC−(中央高速道)−須玉IC−(佐久甲州街道)−野辺山−川上村−(県道68号線)−町田市自然休暇村キャンプサイト駐車場 (車にて)
交通復路:町田市自然休暇村キャンプサイト駐車場−(県道68号線・県道106号線)−高登谷高原別荘地−野外ステージ駐車場 (車にて)(高登谷山へ)

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