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登山道ではところどころに露岩が現れる。
また、斜面をほぼ直登するだけに高度はグングンあがり、背後の展望が開ける。
振り返れば、頂上部分が真っ白な金峰山が樹林越しに見える。
もう 4月も下旬、白くなった頂上部分に少々違和感を感じたが、もしかしたら、先日の雨が山では雪だったのかもしれない。 |
金峰山の姿を見るのに、
カラマツの枝が邪魔していたが、少し高度を上げると、写真のように良く見えるようになった。
金峰山の左側、1つ山を挟んで見える山は
朝日岳ということになろうか。 | |
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さらに少し高度を上げ振り返ると、右手の方の山間 (ヤマアイ) に白い頂が見えた。
一瞬、どこの山か分からなかったが、よく見たら八ヶ岳の主峰、
赤岳であった。
何も遮るもののない岩場から八ヶ岳の全容が見えた場合も、それはそれで感激があるが、
このように思いも掛けないところで八ヶ岳の赤岳とご対面するのもまた感激である。 |
明るい日差しのもと、高度はグングンあがる。
カラマツ林はやがて灌木帯に変わり、テープに従って岩場を登り切ると、写真のような標柱が待っていた。
これは何の標柱であろう。『 二 』 という字が見えるが、三角点ではない。
このような標柱があるからには、ここがマキヨセノ頭であろうか。 | |
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先ほどは山間 (ヤマアイ) に赤岳が見えたが、この岩場からは赤岳だけでなく
八ヶ岳の全貌が見える。
やはり魅力的な連峰だ。白く、一際高い赤岳の右には、その名の通り横に長い横岳、そしてさらに右には、台形をした硫黄岳が見える。
硫黄岳のさらに右に見える小さな三角形は
天狗岳であろう。
そして、赤岳の左に見えるのは、権現岳と三ツ頭と思われる。
八ヶ岳がこれだけ素晴らしいと、手前の山にはあまり目が行かなくなる。それでも、もっと目を右に転じれば、
写真には写っていないけれども 天狗山、男山が見える。 |
そして南西には
金峰山を中心とした奥秩父の山々が見える。
先にも述べたように金峰山の頂上付近は真っ白く、金峰山の左には、
1つ間に山を挟んで朝日岳、そして、朝日岳の左の大きな山は国師ヶ岳であろう。
ということは、間に大弛峠がある訳で、国師ヶ岳の右に見える国師ヶ岳の稜線の延長のような白いラインは
大弛峠から廻目平へと続く林道と思われる。 | |