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岩場を戻り、先ほど岩場に飛び出した場所から下に降りる。
なるほど、道は岩場に登り切らずに左に進むようになっていた。写真はその正しい道。
この壁のようになっている岩の上が P2ということになる。登山道には雪が少々残っている。
岩壁伝いに進み、岩が終わったところで、岩場の下りになる。
この辺は少々注意が必要だ。 |
目の前には五郎山の垂直な岸壁が待っている。
一見してとても登れそうもないように思えるが、うまくしたもので、
今度はこの岩壁の右側 (南側) を巻くように道は作られていた。 | |
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振り返れば、P2が岩の先を鋭く天に突き上げている。
マキヨセノ頭側から見た時には、P2がこれほど鋭いようには見えなかったのだが、見る角度でえらい変わりようである。 |
先ほどの P2直下の道のように岩場の下を進む。
見上げれば、岩場から何本も氷柱 (つらら) が垂れ下がっている。
落石も危険だが、氷柱も運悪く当たったら大変危険だ
などと考えながら緩やかな勾配の道を進む。 | |
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やがて道は岩場を巻くことを終え、目の前に草つきの斜面が現れた。上を見ると、右側にも左側にも高みが見える。左の方が頂上である。
斜面を登り、鞍部に登り着いたら、左へと進む。そこから樹林の中を少し登れば、そこは三等三角点のある五郎山頂上であった。
時刻は 9時12分。駐車場から丁度 2時間である。登山口からは約 1時間30分。
少々物足りない。
頂上は狭いものの、北側を除けば大きく開けており、景色は素晴らしい。 |
但し、頂上から見える景色はここまで登って来る間に見てきたものと同じで、
特別にハッとさせられるものはない。
それでも、金峰山、
朝日岳、国師ヶ岳の姿には
惹きつけられる。 | |