途中で何回か白い大岩の下を巻くことになったのだが、 もしかしたらその大岩の上に立てば展望を得られたのかもしれない。 その中の 1つである大岩の下を進み、少し荒れ気味になっている斜面を登っていく。 | |
しかし、登り着いてみると、稜線と思ったところは小さな支尾根で、 目の前の谷の向こう側に稜線が見えている。やはりまだまだ遠い。 道の方はこの支尾根を右に進み (写真)、 小さなマウンドを越えた後にまたまた急登が始まる。 |
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ここからは今までと少し雰囲気が変わり、周囲にはカニコウモリらしき群落 (無論、花期ではない) が現れ、その後やや倒木の多く目立つ斜面をジグザグに登るようになる。 | |
上方を見上げれば、またまた樹林の向こうに空間が見えているので、 稜線が近いという気にさせられるが、先にも述べたように、登り着いてみるとさらに先に斜面が待っているという状況で、あたかも武蔵野の逃げ水の如く、 稜線にはなかなか到達できない。 |
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そんな中、振り返ると、木々の間からまだ雪が残る山がチラリと見える。 木々に囲まれて断片的であるため山名当てクイズのような状況であり、 その時は山名が分からなかったのだが、白岩岳頂上にて中央アルプスを眺めた時、見えたのが仙涯嶺付近であったことを知る。 写真 中央の山が仙涯嶺。 | |
残雪の山を見たことで少し元気が出てきたものの、やはり厳しい登りに息が上がる。 ただ、少し傾斜が緩み始め、さらには上方の木々の向こうに空間が見えているので、
もうすぐ稜線に違いないと思ってついつい登り続けてしまう。 |
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