テープの下を潜り樹林帯に入ると、いきなり急坂となるものの、すぐに斜面は緩やかになる。 手元には国土地理院の電子国土WEBからダウンロードした地図に、 既に登られた方々のルートを手書きで書き込んだものがあるだけなので、本日はテープに頼るところ大である。 しかし、このルートはテープが頻繁にあるとのことであったが、 意外とテープが疎らなので少々戸惑ってしまう。 | |
5つほどテープを追った後は、全くテープが見つからなくなったため (小生の目がそれ程良くないこともある)、とにかく斜面を真っ直ぐに登り続けていくと、 足下に踏み跡らしきものが現れる。 その踏み跡は斜面を左手の方に登っていくので少々おかしいとは思ったものの、 他に手がかりはないのでそのまま進み続ける。 すると、斜面をほぼ水平に横切るよく踏まれた道に合流したのでホッとしたのであるが (写真)、ここで今までの流れからついそのまま左の方へと足を進めてしまったのである。 |
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しかし、進めど進めど一向にテープは現れず、これはルートを誤ったかと思い始めた頃、 先の方に小さな谷が現れ、道はそちらへと下っていくではないか。 これは完全にルートを誤ったと確信し、来た道を忠実に戻る。 けれども、振り出しに戻ったとは言え、この先の目処が全くつかない。 | |
水平の道を右に暫く進んで行くと、『 → 八九四 』 と赤字で書かれた木が現れる
(写真)。 |
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仕方なく、ここからは斜面を直登することにする。 時々、かなり古いテープが現れるので、道は強ち間違ってはいないようであるが (写真)、足下はかなり心許ないので、心配が募る。 | |
何とか枯れ枝と枯れ葉、そして崩れやすい土の斜面を登り続けていくと、 やがて斜面右手上方の樹林が切れ気味でやや明るくなっているのが見えたので、そちらを目差すことにする。 すると、今までの苦労が嘘のような、固い地面の尾根筋に到達し、 そこには赤いテープがあったのだった (写真)。 さらに嬉しいことに、尾根の上方を見やると、
今までとは違ってテープが頻繁に続いているのが見えるではないか。 |
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