山王帽子山 ( 山王帽子山:2,077m ) 2017.2.1 登山



【PHOTO & 記録 山王帽子山 3】

また、ここに至る迄に 男体山も時々見えていたものの、 樹林が邪魔をしてその姿をハッキリとは見通すことができなかったのだが、高度が上がるに連れ、ようやく何とか写真に納められるようになる。

こちらから見る 男体山は台形をしているが、 その上底の右端部分だけが尖って飛び出ている。
恐らく、2,397.9mの三角点がある高みであろう 男体山頂上の三角点は 2,484.2m)

また、 大真名子山も時々樹林越しに見ることができるようになる。

林道歩きが長く続くが、あとどの位かの目処が立たないのが辛い。
ただ、足は順調で、この頃少々痛む左膝も雪の上ではあまり問題ない。

しかし、大きな振幅を繰り返しながら登っていく道は、 どうしてもショートカットしたくなってくる。

そこで、右へのカーブの起点に石碑のような岩 (実際、文字が刻まれていた) が立つ場所から上部斜面を見ると、 かなり傾斜が緩やかになっているので、思い切って道を外れて斜面に取りついてみる。

嬉しいことに、少し登ると登山道ではと思わせるような、 少し雪が凹んだ状態が先へと続いているのが見つかる (写真)
さらにはその凹みを辿っていくと、今度は右下に下っていく斜面を横切る 少し幅広い道らしきものに合流する。

その道らしきものの右下には林道が見えており、暫くはその林道と平行に進む。
雪が全面を覆っているため、本当のところは分からないが、もしかしたらこれは最短コースの一部なのかもしれない。

先程までの林道歩きとは違って、真っさらな雪の上を歩くとスノーシューが少し沈むので、 足の負担がやや大きくなるが、それでも足跡の全くない雪の上をスノーシューで進んでいくのはとても気持ちが良い。

写真は小生の進んできた跡を振り返ったもの。
小生のスノーシューの跡だけが見えている。

暫く林道に平行して斜面を横切っていくと、やがて目の前にスキーのシュプールが現れる。
シュプールは本日つけられたようなので、それに従って今度は左手の斜面を登っていくことにする。

もしこのシュプールを辿った先が目的地方向とは違っていたとしても、 簡単に戻れるという安心感があるのが大きい。
やはり晴天で、風もほとんどない状態はありがたい。

取り付いた斜面は緩やかで登りやすく、楽しく登っていくことができる。

その楽しい斜面の登りもやがて林道に合流して再び林道歩きとなる。

一方、高度が上がって来たためか、樹林越しに戦場ヶ原の雪原とその後方にある 社山が見えるようになる (写真)
ただ、こちらから見る社山は、イメージにあるピラミッド型ではなく、頂上が丸い鈍角三角形である。

また、少し進んで振り返れば、樹林の上部に 大真名子山も見えている。


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