山王帽子山 ( 山王帽子山:2,077m ) 2017.2.1 登山



【PHOTO & 記録 山王帽子山 4】

明るい日差しの下、緩やかな傾斜の林道を進む。
右にカーブしていくと、今度は正面に山王帽子山がよく見えるようになる。
もう少しである。

そして、林道の先を見ると、緩やかに左にカーブしていくのが見えているので、 ショートカットすべく再び左の樹林帯に入ってみる。

林の中から林道の方を見ると、この場にはそぐわないアンテナが見えているが、 何のためのアンテナであろう。

アンテナの先で再び林道に戻り、左へと緩やかに曲がって行くと、 やがて先の方に、両側がガードレールとなっている橋が見えてくる (写真)

この橋は見覚えがあるので、もしやと思ってその手前右側を見ると、 雪の中に 『 太郎山 』 と彫られた木の標識が立っていたのであった。
漸く登山口に到着である。時刻は 10時6分。

しかし、その標識の指し示す方向を見ると、 雪の上は真っさらな状態で全く足跡はない (写真)
懸念した通り、土日につけられているはずの踏み跡は、新たに降った雪の下に埋もれてしまったようである。

少々ショックを受けるが、とは言え、ここまで来ておきながら戻る訳にはいかない。
ここからの登山道は 2015年の 5月に登っているのでまだ記憶にあり、しかも頻繁に目印となるテープが付けられているはずなので、 それを拠り所として頑張って登ることにする。

ただ、朝食を食べてから既に 4時間近く経ていることから、 山に取り付く前にガードレールに荷物を置いて、立ったままで食事をする。

そして 10時11分、山に足を踏み入れる。
雪の上に全く踏み跡はないのだが、樹林帯を進んですぐに小広く開けた場所に出ると、足跡の痕跡がいくつか確認できるようになる。
風が吹き抜ける場所では雪が飛ばされているようである (写真)

しかし、すぐにまた樹林帯に入ると、 踏み跡は全く消えた状態になる。

ここからの傾斜はかなりきついので、スノーシューのヒールリフトバーを上げる。 これで斜面でも足が平らになるので、かなり登りやすくなる。

樹林の中を進む。
思った通りテープは頻繁に付けられており、また雪に覆われていても道らしき形が何となく読み取れるので迷うことなく登っていくことができる。

しかし、スノーシューでも 5センチ程潜るので、少々体力を使う。
さらには、段差のある場所では、踏み出したスノーシューが雪を崩して足下まで戻って来てしまい、踏ん張りが利かずに苦労する。
雪にスノーシューを蹴り込んだり、スノーシューの踏む位置を工夫しながら何とか登りきるが、こういう時が一番体力を使う。

道は樹林帯の中をジグザグに登っていく。
樹林越しに日差しが差し込むので、周囲が明るいのが大変心強い。

なお、時々樹林越しに周囲の山々が見えるものの、 木々が邪魔をして全く写真に納められる状況ではない。
それでもよく見ると、この山王帽子山の隣にある三岳であろうか、その後方に 奥白根山が 少しだけ白い頂を見せているのが確認できる。

写真は 下山時に写したもの。


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