山王帽子山 ( 山王帽子山:2,077m ) 2017.2.1 登山



【PHOTO & 記録 山王帽子山 2】

それではと、スノーモービルの跡を追って右に進んでいくと、 何と標識が見えた場所は林道奥鬼怒線の入口 (ゲート) であった。
つまり、光徳入口バス停から歩いてきた道路にまたまた合流してしまったという訳である。時刻は 8時53分。

ということは、スノーモービルの跡がある道は光徳牧場内の道であり、 そうなると登山道入口は進んできた道を戻らねばならないことになる。
スキーのシュプールが右へ右へと進んでいたため、本来の登山口よりも林道奥鬼怒線側に導かれてしまったようである。

しかし、そうであっても冬季限定の最短コースとはどこかでクロスしていなければならないはずである。
それがなかったということは、どうやら昨日の雪で、土日につけられているはずの冬季限定コースの踏み跡は雪の下になってしまったようである。

そうであれば正規の登山コースの状況も怪しくなる訳で、 ここはルートファインディングの必要の無い林道をそのまま進むことにする。
この林道歩きはかなりの遠回りとなるものの、 太郎山に初めて登った時にも歩いているので 全く不安はない。

なお、写真のように、最初スノーモービルの跡は林道とは別方向についていていたため期待を持たせたのだが、 すぐに林道に合流することになる。

林道を進む。
ありがたいことに林道上には先程のスノーモービルの跡が続いており、その上を進むことによって体力温存に繋がる。
もし、まっさらな雪の上を進んだ場合、スノーシューを履いていても数センチ潜るため、足を引き抜く際に少しずつ負担がかかるはずだからである。

道は右ヘとヘアピンカーブ状態に曲りながら高度を上げていき、 その後、左へと曲がっていくようになる (写真)

その後も左へ左へとカーブが続くと、やがて道路右脇に 矢島市郎の句碑が現れる。 時刻は 9時5分。

句碑には 『 白樺は月が夜来て晒すらし 』 と刻まれている。
かつてはここからハガタテ薙を通って 太郎山へと登ることができたのだが、 現在、このルートは崖崩れにより通行禁止になっている。

初めて太郎山に登った際にはそのことを知らずにここまで来てしまい、 結局 そのままこの林道を登り続けて山王帽子山経由にて太郎山に登ったのであった。
今回も新たな積雪のため、結局は同じ状況になってしまった訳である。

周囲が真っ白な中、林道を黙々と進む。
やがて、前方の樹林上方に山王帽子山が見通せるようになるが、「 あんなに遠いのか 」 とか 「 あんなに高いのか 」 と感じることはなかったので、本日は身体の調子も良さそうである。

山王帽子山の右には当然 太郎山も見えているのだが、 こちらは樹林が邪魔をしてなかなか見通すことができない。

その 太郎山もやがて樹林の向こうに見通せるようになるが、 こちらから見るその姿はオムスビ型をしていて抱いているイメージとはかなり違う。
どうやら見えているのは太郎山の手前にある小太郎山のようで、太郎山は小太郎山に隠れて見えないようである。

道の方はカーブが多いものの最初はあまり勾配がなかったのだが、 やがて大きな振幅のジグザグを繰り返しながら登っていくようになる。


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