傾斜の方はかなり緩やかになってきたものの、まだまだ階段が続く。 しかし、息を上げつつ何とか登り続けていくと、長かった階段も漸く終わりになる。 雪が多くなってきたので、再度軽アイゼンを装着する。 | |
道はまた緩やかな登りとなるが、それもすぐに終わりとなり、再び平らな雪道が続くようになる。 やがて、先の方に高みが見えてくる。 |
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この木道を軽アイゼンを外さずに歩いてしまったが、木道に歯が食い込む度に申し訳ない気がしてしまう。 先に見える高みがよく見えてくると、懸念したとおり、この高みも
大室山頂上ではなさそうである。 | |
木道を終えて、雪の斜面を登る。久々の登山に、この山を選んだことを後悔しつつも、何とか登り続ける。 少し登っては立ち止まるという動作が続く。振り返れば、左手後方に 八ヶ岳が先ほどよりもハッキリ見えている。 と、その時、上空にヘリコプターが現れ、目指す高みの頂上付近でホバリングをし始める。どうやら、荷物を移動させているようである。 喘ぎつつも、何とか斜面を登り切ると、そこにはベンチがあり、そのそばには男性2人が立っていた。 |
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山頂はもうすぐのようであるが、まだまだ登りが続く。 右手を見れば、樹林越しに
蛭ヶ岳が見え、その頂上にある蛭ヶ岳山荘も確認できる。 写真は 蛭ヶ岳。 地図では犬越路分岐から大室山頂上まで 5分となっているが、意外と時間がかかる。 | |
それでも徐々に傾斜は緩やかになり、やがて先の方、樹林の間に標識が見えてくる。 頂上は樹林に囲まれており、展望はほとんど得られない。 この頂上まで 4時間半を要したことになり、地図上のコースタイムが 3時間25分となっていることを思うと、 久々の登山であることを割り引いても、体力の衰えを実感せざるを得ない。 |
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