大室山 ( 大室山:1,587.4m ) 2021.2.3 登山



【PHOTO & 記録 大室山 4】

それでも一応、菓子パン 1つを食べて腹を満たした後、展望を求めて少し周囲を歩いてみる。
道を外れ、雪が残っている北の方へと進んでみると、樹林の間から 雲取山芋木ノドッケ (芋ノ木ドッケ) 方面を何とか見通すことができた。

9時55分、加入道山山頂を出発。
ここから暫くは写真のようなほぼ平らな道が続く。
避難小屋の道を右に見て (とは言っても、避難小屋は山頂直下にあり、先ほどのベンチからも建屋自体は見えている)、まだ雪が残る道を進む。

途中、左手が少し開け、奥秩父の山々が確認できるようになる。

少し木々が邪魔をするものの、 黒岳から 大菩薩嶺へと続く山並みが見え、その右後方には木賊山、 破風山、雁坂嶺が確認でき、さらに右に 笠取山から 唐松尾山へと至るほぼ同じ高さの山並み、そして 飛竜山雲取山が確認できる。

写真では少々分かりにくいが、一応 中央奥に破風山、雁坂嶺が並び、破風山の左手前には 大菩薩嶺が見えている。
写真右の大きな山が飛竜山。

ほぼ平らだった気持ちの良い道もやがて終わりとなり、まずは階段の下りが待っている。
目の前には、この下りの後に登らねばならない前大室の高みが大きく、さらにはその後方に 大室山が少し顔を出している。
また、その右手奥には 檜洞丸も見えている。

階段が終わるとまだ道に雪が残っている下りが待っているが、ここはまだ軽アイゼンなどはなくても何とか下って行くことができる。

下り着いた所から暫くの間 平らな道が続いた後、やがて前大室への登りが始まる。

登りに入る直前、何気なく右手を見ると、なかなか立派な山容を有した山が見える (写真 中央奥)
はて、あちらの方角 (南)にあのような立派な山があったかなと暫し考えてしまったが、右手には 金時山と思しき山が見えているので、 見えているのは箱根の神山であることに気がつく。
となると、神山の山腹に雪のように白いものが見えるが、あれは大涌谷の噴煙なのかもしれない。

なお、後で地図を見ると、加入道山と前大室の鞍部が馬場峠らしいのだが、全く気づかず通過してしまった。

この前大室への登りもややうんざりの思いであったが、高度を上げるに連れて展望が広がり、 今まで樹林が邪魔をして見えなかった山々がドンドン見えるようになって、テンションが上がり始める。

振り返れば、先ほどまでその頂上に居た加入道山が見え、その左後方には 富士山が見えている。
相変わらず左斜面は雲に絡まれてしまっているが、とにかく 富士山を見通すことができただけで、気分が良くなってくる。

加入道山の右手を見れば、 三ツ峠山が見え、さらにその後方に 北岳の姿が確認できる。
無論、先ほどの 赤石岳悪沢岳も見えており、さらには 塩見岳までも薄ボンヤリながら確認できたのであった。

写真の中央の白い山が 北岳で、その左が 間ノ岳
間ノ岳の手前に見える、頂上に鉄塔が立つ山が御巣鷹山 (右) で、その左隣の山が 三ツ峠山

また、富士山の右側に目をやれば、少しぼやけ気味ではあるものの 愛鷹山も見えている。

そうそう、加入道山の後方には 御正体山が丸い頭をせり上げてきていることも忘れてはならない。



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