大室山 ( 大室山:1,587.4m ) 2021.2.3 登山



【PHOTO & 記録 大室山 3】

写真はその南アルプス方面。
2つ見えている山は、どちらも雪煙か雲に絡まれてハッキリとその山容が見えないが、左側が 赤石岳・小赤石岳で、右側の山が荒川中岳・ 悪沢岳と思われる。

また、悪沢岳の右手前下方に見えているのは、 富士山の北側に位置する 鬼ヶ岳節刀ヶ岳ではないかと思われるがどうであろう。

足下の残雪はかなり量が増えてきており、滑らないように慎重に登っていく。
そして、何とか雪が残っている部分を登り切ると、道は緩やかになり、周囲に大きな岩が見られる場所を通過する。

道が平らになったと喜んでいたのも束の間、稜線に向かっての最後の急斜面が待っている。
久々に登山をする身にとってはかなり厳しいが、見上げる斜面の先に太陽が見えており、もう少しで明るい場所に出られると思いながら登り続ける。

一応、体力維持のために瀬谷近辺の森を歩き回ってはいるものの、やはり山では使う筋肉が違うようである。
時々立ち止まっては上を見上げるという動作を繰り返しながら何とか登り続ける。

急だった登りも終わりに近づき、緩やかになった傾斜の先に標識が見え、 さらにはその後方に 丹沢主稜の山々がうっすら見えている。
漸く尾根上に到着である。時刻は 9時32分。

ここは丁字路になっており、右に進めば白石峠、畦ヶ丸に至り、左に進めば加入道山である。

この尾根道は 22年前に通っているのだが、その時は展望を得られなかったこともあって全く記憶にない。
新鮮な気持ちで左に道をとる。

残念なことに ?、すぐに登りが始まる。
一方、先ほどの谷を詰めてきた時と違って、ここは明るい日の光が降り注ぎ、なかなか気持ちが良い。

しかも、嬉しいことに目の前の高みに登り着くと、その先はほぼ平らな道が続くようになる。

右手を見れば、これから登る 大室山と思しき山が見えている。
そこまで結構距離があることにやや怯むが、この好天の下、のんびり行こうと思いながら進む。

道の方はまた登りに入るが、ここを登り切れば加入道山頂上と分かっているので、 あまり苦にならない。

苦になるのは、登山道に設置されている木の階段や丸太横木の階段などである。
土の流出を防ぐために仕方がないのかもしれないが、小生にとっては歩幅が決められてしまうので苦手である。

傾斜が緩やかになり、一方で足下に雪が現れ始めると、やがて先の方にテーブルらしきものが見えてくる。
加入道山の頂上はもうすぐである。

そして、9時42分、加入道山の山頂に到着。
テーブルに荷物を置いて一休みする。

この加入道山頂上は樹木に覆われていて展望がほとんどない。
樹林越しに 富士山は確認できるものの、 木の枝が邪魔でスッキリと見通すことができない。
落葉している状態の今でさえこの状況であるから、夏は全く展望が利かないことであろう。



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