大室山 ( 大室山:1,587.4m ) 2021.2.3 登山



【PHOTO & 記録 大室山 2】

高度が上がったことにより、やがて 富士山が樹林越しに見えるようになる。
ただ、木々の細かい枝が邪魔をしてなかなか見通せないので、イライラさせられる。

それでも、倒木が登山道を塞いでいる場所を過ぎると、嬉しいことに 富士山がスッキリと見通せる場所に出る。

富士山周辺には強い風が吹いているらしく、雪が舞っているようで、 そのため頂上付近や左側斜面が隠れ気味であるが、それでも青空に浮かぶ白いその姿は素晴らしく、心を浮き立たせてくれる。

富士山の右側手前に見える山は恐らく 鳥ノ胸山と思われ、鳥ノ胸山の右後方には 御正体山も見えている。

富士山を見通せたことでテンションも上がり、足が進む。
さらには、高度を上げてきたことで周囲に日が当たるようになる。
明るい斜面を登っていくのは気持ちが良い。

8時30分、道の左脇に、上部にボルトを 3本立てたコンクリート製ブロックが 4つ並んでいるのが目に入る。
何のためにあるのか分からなかったのだが、その少し先で地面に太いワイヤーが落ちているのを見つけたので、恐らく材木運搬のためのケーブルの土台だったのではないかと思われる。

緩やかな登りが暫く続いた後、道は左に大きく曲がり、その暫く先で今度は右に曲がって、 そこから支尾根を登る一直線の道が続くようになる。

しかも、少し溝状になっていて、そこに石がゴロゴロして歩きづらいそうなので、少々怯んだのだが、 実際の道は途中からその溝を避けて左側の土手の部分を進むようになっていたのでホッとする。

樹林越しに 富士山を再び見た後、道は先ほどと同じように溝状の道となるが、 ここも溝の中を通らず、左側の土手を進む。

その後、暫く自然林の中を進んだ後、どういう訳かこんな山奥になってからスギ・ヒノキの林が現れる。
ということは、先ほどのケーブルはスギやヒノキの苗木を運ぶためのものだったのかもしれない。

暫く続いたスギ・ヒノキの林も漸く終わりになると、道はまた自然林の中を進むようになる。
前方に見える稜線もかなり近づいてきたようで、稜線に辿り着くのももうすぐと思われる。

道は稜線に向かって谷を詰めるように進んでいく。

途中、 富士山が何度も樹林越しに見える。
早く稜線上に立って景色を楽しみたいものである。

谷を詰め切ると、最後の登りが待っている。
この辺から足下に雪が現れる。
谷の奥なので日も当たらないのであろう、雪はカチカチの状態のところが多い。
慎重に足を置く場所を考えながら登っていく。

高度が上がるに連れ展望もドンドン開け始める。
富士山はモチロンのこと、その右手下方の 御正体山もよく見えるようになる (写真)

御正体山の左手前に見える山は 鳥ノ胸山で、 御正体山の右手後方には白き南アルプスの山々が見えている。



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