高度が上がったことにより、やがて
富士山が樹林越しに見えるようになる。 それでも、倒木が登山道を塞いでいる場所を過ぎると、嬉しいことに 富士山がスッキリと見通せる場所に出る。 富士山周辺には強い風が吹いているらしく、雪が舞っているようで、 そのため頂上付近や左側斜面が隠れ気味であるが、それでも青空に浮かぶ白いその姿は素晴らしく、心を浮き立たせてくれる。 | |
富士山を見通せたことでテンションも上がり、足が進む。 8時30分、道の左脇に、上部にボルトを 3本立てたコンクリート製ブロックが 4つ並んでいるのが目に入る。 |
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緩やかな登りが暫く続いた後、道は左に大きく曲がり、その暫く先で今度は右に曲がって、 そこから支尾根を登る一直線の道が続くようになる。 しかも、少し溝状になっていて、そこに石がゴロゴロして歩きづらいそうなので、少々怯んだのだが、 実際の道は途中からその溝を避けて左側の土手の部分を進むようになっていたのでホッとする。 樹林越しに 富士山を再び見た後、道は先ほどと同じように溝状の道となるが、 ここも溝の中を通らず、左側の土手を進む。 | |
その後、暫く自然林の中を進んだ後、どういう訳かこんな山奥になってからスギ・ヒノキの林が現れる。 暫く続いたスギ・ヒノキの林も漸く終わりになると、道はまた自然林の中を進むようになる。 |
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道は稜線に向かって谷を詰めるように進んでいく。 途中、
富士山が何度も樹林越しに見える。 谷を詰め切ると、最後の登りが待っている。 | |
高度が上がるに連れ展望もドンドン開け始める。 御正体山の左手前に見える山は 鳥ノ胸山で、 御正体山の右手後方には白き南アルプスの山々が見えている。 |
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