麦草岳( 麦草岳:2,721.1m ) 2013.11.24 登山



【PHOTO & 記録 麦草岳 5】

西の方に目を向ければ、 御嶽が存在感を示している。
この麦草岳の頂上に至るまでに何回も御嶽御嶽を見てきているが、見る度にその姿に惹き付けられる。 本当に美しく気高い山である。
ただ、いつも思うのだが、山肌に傷をつけたように見えるスキー場の姿は戴けない。

そしてこちらは御嶽の右に見える 乗鞍岳
3週間前に十石山に登り、 乗鞍岳を間近に見上げただけに親近感が湧く。
先程まで頂上付近を覆っていた雲はすっかりなくなっており、剣ヶ峰、大日岳、屏風岳など頂上付近を形成する高嶺がよく見えるし、 四ツ岳、硫黄岳などもどうにな確認できる。
ただ、十石山の方は雲に隠れ気味なのが残念である。

乗鞍岳のさらに右には 穂高連峰
こちらもかなりハッキリと見えており、西穂高岳から間ノ岳、 天狗ノ頭、ジャンダルム、奥穂高岳と続く稜線が見える。
写真を拡大してみると、奥穂高岳の右に前穂高岳、 さらには槍ヶ岳らしき尖塔も見えている。
そしてその右には西岳、赤岩岳が続き、さらに大天井岳、 常念岳が続いている。

さらに右に目を向ければ、 北東の方向に茶臼山、行者岩、胸突ノ頭、将棊頭山と続く尾根が見える。
また、その後方には八ヶ岳連峰も見える。 右から権現岳、 そして主峰 赤岳、横岳、硫黄岳が続き、 少し間を空けて天狗岳、 さらにまた間を空けて北横岳蓼科山が続いている。
なお、目の前のハイマツ帯の先に見えている岩は駒石。

将棊頭山から右へと続く尾根は、 馬ノ背を経て木曽駒ヶ岳へと至る。
木曽駒ヶ岳の右に中岳が少し姿を見せ、その右に宝剣岳が続いている。
先にも述べたように、木曽駒ヶ岳から 空木岳へと続く主稜線は、 目の前にある木曽前岳に隠れてしまっており、宝剣岳から先は見えていない。

上の写真の構図を少し引いてみる。 宝剣岳の右に木曽前岳が大きい。
この木曽前岳はなかなか立派な山であるが、 木曽駒ヶ岳に登る人は木曽側よりも圧倒的に伊那側が多いためか、 あまり登られることがない、不遇の山である。
また、この麦草岳 − 木曽前岳間にもルートがあるにはあるのだが、かなりの難所であって一般向きではない。
唯一 上松Aコースが木曽前岳を通る一般コースであるが、しかしそれにも木曽前岳を避ける巻き道がある程である。
小生としては、いつか上松Aコースを辿り、再び木曽前岳頂上を踏みたいと思っている。

なお、木曽前岳からこちらに延びている尾根の上に見える岩が牙岩。



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