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西の方に目を向ければ、
御嶽が存在感を示している。
この麦草岳の頂上に至るまでに何回も御嶽御嶽を見てきているが、見る度にその姿に惹き付けられる。
本当に美しく気高い山である。
ただ、いつも思うのだが、山肌に傷をつけたように見えるスキー場の姿は戴けない。 |
そしてこちらは御嶽の右に見える
乗鞍岳。
3週間前に十石山に登り、
乗鞍岳を間近に見上げただけに親近感が湧く。
先程まで頂上付近を覆っていた雲はすっかりなくなっており、剣ヶ峰、大日岳、屏風岳など頂上付近を形成する高嶺がよく見えるし、
四ツ岳、硫黄岳などもどうにな確認できる。
ただ、十石山の方は雲に隠れ気味なのが残念である。 | |
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乗鞍岳のさらに右には
穂高連峰。
こちらもかなりハッキリと見えており、西穂高岳から間ノ岳、
天狗ノ頭、ジャンダルム、奥穂高岳と続く稜線が見える。
写真を拡大してみると、奥穂高岳の右に前穂高岳、
さらには槍ヶ岳らしき尖塔も見えている。
そしてその右には西岳、赤岩岳が続き、さらに大天井岳、
常念岳が続いている。 |
さらに右に目を向ければ、
北東の方向に茶臼山、行者岩、胸突ノ頭、将棊頭山と続く尾根が見える。
また、その後方には八ヶ岳連峰も見える。
右から権現岳、
そして主峰 赤岳、横岳、硫黄岳が続き、
少し間を空けて天狗岳、
さらにまた間を空けて北横岳、
蓼科山が続いている。
なお、目の前のハイマツ帯の先に見えている岩は駒石。 | |
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将棊頭山から右へと続く尾根は、
馬ノ背を経て木曽駒ヶ岳へと至る。
木曽駒ヶ岳の右に中岳が少し姿を見せ、その右に宝剣岳が続いている。
先にも述べたように、木曽駒ヶ岳から
空木岳へと続く主稜線は、
目の前にある木曽前岳に隠れてしまっており、宝剣岳から先は見えていない。 |
上の写真の構図を少し引いてみる。
宝剣岳の右に木曽前岳が大きい。
この木曽前岳はなかなか立派な山であるが、
木曽駒ヶ岳に登る人は木曽側よりも圧倒的に伊那側が多いためか、
あまり登られることがない、不遇の山である。
また、この麦草岳 − 木曽前岳間にもルートがあるにはあるのだが、かなりの難所であって一般向きではない。
唯一 上松Aコースが木曽前岳を通る一般コースであるが、しかしそれにも木曽前岳を避ける巻き道がある程である。
小生としては、いつか上松Aコースを辿り、再び木曽前岳頂上を踏みたいと思っている。
なお、木曽前岳からこちらに延びている尾根の上に見える岩が牙岩。 | |