麦草岳( 麦草岳:2,721.1m ) 2013.11.24 登山



【PHOTO & 記録 麦草岳 6】

すぐ目の前に、この麦草岳の三角点のある場所よりも高い高みが見えているが (三角点のある場所は 2,721.1m。 件の高みは 2,733m)、その左後方、 木曽前岳との間に三ノ沢岳も見えている。

ここから南アルプスは見えないものの、 今年登った中央アルプスの山々は皆見えているので満足である。

その 2,733mある高みを目指して進んでみる。
しかし、雪の上に踏み跡もなく、ハイマツがかなり煩く、さらには雪も深くて雪まみれになりそうだったので途中で引き返す。

三角点のそばの露出している岩に腰掛けて食事とする。
しかしそれにしても、いくら待っても件のパーティーはやってこない。
もしかしたら手前の駒石のところで休憩かと思いつつ、12時25分、頂上を後にする。

なお、2,733mの高みの右後方には 恵那山も見えている。

駒石 (写真) を過ぎても件のパーティーの姿は見えず、 不思議に思いながら下る。
登る際に苦労した急斜面は、下りでは快調に下ることができる。崩れる雪に乗るようにして斜面を下る感じで効率良い。

途中、件のパーティーのうちの 4人と出会う。 どうやら頂上は断念して戻ることにしたようである。もったいないが、既に玉窪カールの下まで行って引き返しているので、 体力的にこの登りは厳しかったのだろう。直接この山を目指した小生と比べては気の毒である。

急斜面を順調に下り、小屋前には 13時2分に戻り着く。 小屋の中では先程のパーティーの内 2人ほどが休んでおられるようである。

13時9分、小屋を後にして往路を戻る。
途中の見晴らし台で再度 御嶽等を眺めたが、 今日はこの時間になっても晴天、 好展望がキープされていて嬉しい限りである。

後はひたすら下るだけであるが、この斜面は長い。 よくもまあこんな斜面を登ってきたものだと感心する。
6合目を 13時39分に通過、5合目は 13時59分、そして 4合目半の水場は 14時22分に通過し、 4合目に着いたのは 14時41分であった。

4合目ではそのまま下らず、今朝ほどと同じように展望の良い場所に立ち寄ってみる。
写真は穂高連峰方面であるが、 嬉しいことに穂高連峰の左方に 笠ヶ岳の姿も見ることができたのであった。

暫し景色を堪能した後、尾根からの下降点へと戻る。 後は谷へと下る斜面をジグザグに下り、下り着いたところが渡渉点。
川を渡った後は林道をユックリと下る。

林道歩きが終わりに近づき、 ゲレンデ跡の上部に出ると、山間に再び穂高連峰の姿が見えるようになる。

ユックリとゲレンデ跡を下り、茶臼山コースとの分岐を 15時29分に通過。車を駐めたペンションアルパインには、 14時41分に戻り着いたのだった。
途中振り返れば、麦草岳がキレイな稜線を見せてくれていた。

本日は、登り始めに少しヤキモキさせられたものの、最終的には晴天となり、 目論見どおりの登山ができて、快心の山行であった。
そして、繰り返しになって恐縮だが、麦草岳の頂上からの展望を得ずして、この山に登った気になるのは大きな間違いと知ったのだった。
初冬に登るには最適の山であった。

なお、膝の方は また鈍痛がぶり返してきた。困ったものである。



麦草岳 1、  麦草岳 2、  麦草岳 3、   麦草岳 4、  麦草岳 5、  麦草岳 6   もご覧下さい。

百名山以外の山に戻る   ホームページに戻る