すぐ目の前に、この麦草岳の三角点のある場所よりも高い高みが見えているが (三角点のある場所は 2,721.1m。 件の高みは 2,733m)、その左後方、 木曽前岳との間に三ノ沢岳も見えている。
ここから南アルプスは見えないものの、 今年登った中央アルプスの山々は皆見えているので満足である。 | |
その 2,733mある高みを目指して進んでみる。 三角点のそばの露出している岩に腰掛けて食事とする。 なお、2,733mの高みの右後方には 恵那山も見えている。 | |
駒石 (写真) を過ぎても件のパーティーの姿は見えず、 不思議に思いながら下る。 途中、件のパーティーのうちの 4人と出会う。 どうやら頂上は断念して戻ることにしたようである。もったいないが、既に玉窪カールの下まで行って引き返しているので、 体力的にこの登りは厳しかったのだろう。直接この山を目指した小生と比べては気の毒である。 急斜面を順調に下り、小屋前には 13時2分に戻り着く。 小屋の中では先程のパーティーの内 2人ほどが休んでおられるようである。 | |
13時9分、小屋を後にして往路を戻る。 後はひたすら下るだけであるが、この斜面は長い。
よくもまあこんな斜面を登ってきたものだと感心する。 | |
4合目ではそのまま下らず、今朝ほどと同じように展望の良い場所に立ち寄ってみる。 暫し景色を堪能した後、尾根からの下降点へと戻る。
後は谷へと下る斜面をジグザグに下り、下り着いたところが渡渉点。 林道歩きが終わりに近づき、 ゲレンデ跡の上部に出ると、山間に再び穂高連峰の姿が見えるようになる。 | |
ユックリとゲレンデ跡を下り、茶臼山コースとの分岐を 15時29分に通過。車を駐めたペンションアルパインには、
14時41分に戻り着いたのだった。 本日は、登り始めに少しヤキモキさせられたものの、最終的には晴天となり、
目論見どおりの登山ができて、快心の山行であった。 なお、膝の方は また鈍痛がぶり返してきた。困ったものである。 |