瑞牆山 ( 瑞牆山:2,230.4m ) 2015.9.11 登山



【PHOTO & 記録 瑞牆山 3】

岩を潜った先で、目の前に先程の大きな岩峰が見えてきた。
さらに少し登って行くと、その岩峰の基部に登り着いたのであるが、そこから見上げる岩峰は大迫力である。 時刻は 8時40分。

これが大ヤスリ岩に違いないと思い、写真を何枚も撮る。
その間に、1人の登山者に追い抜かれる。

さて、大ヤスリ岩だと思った大岩であるが、その岩の右側を巻くように登っていくと、 その岩の後方にもう一つ大きな岩峰が見えてきた。
最初は手前にあった岩峰と同じ高さに思えたのだが、登って行くに連れ、後方の岩峰の方が断然高いことが分かる。
どうやらこちらが大ヤスリ岩のようである。

ただ、帰宅後にネットで調べてみると、上の写真、 つまり手前の岩を 大ヤスリ岩としている記述が多い。
まあ、大ヤスリ岩の登攀記録を見ると、大ヤスリ岩は手前の岩と一体になっているようなので、 手前の岩を大ヤスリ岩と呼ぶのもあながち間違いとは言えないのかも知れない。 しかし、手前の岩は大ヤスリ岩よりも 10m以上低いと思われる。

暫く登って振り返ると、その岩峰の左後方に 白根三山が見えている。

写真 右側の山が 北岳。 そして左に中白根山を挟んで、大きな山容の 間ノ岳が続く。
間ノ岳から左に下る稜線は、手前の山に一旦隠れるが、再び盛り上がって西農鳥岳、農鳥岳へと続いている。

また、北岳の右斜面 手前に見えている台形の山は、 恐らく 高嶺で、その左が 鳳凰三山の地蔵岳と思われる。
地蔵岳の右には、同じく鳳凰三山である観音岳、薬師岳が続いている。
間ノ岳と西農鳥岳を結ぶ稜線を隠してしまっているのが薬師岳とその隣にある砂払岳と思われる。

大きな岩がゴロゴロとしている上を登っていく。
高度を上げるに連れ、先程 2つ並んでいた岩峰のうち、後方の岩峰 (恐らく大ヤスリ岩) が、 一人立ちし始め、その存在感をグッと見せつけるようになる。

やがて、道は 瑞牆山山頂に繋がっていると思われる 大きく高い岩壁に沿って登るようになる。
こちらの高度もかなり上がったのであろう、左手後方を見れば、大ヤスリ岩の頂上部分が見えるまでになってきている。
また、振り返れば 富士山も見えている。 相変わらず、周辺に雲が多い。

さらには、両脇から大岩が迫るようになっている間を進んで行く。
この辺になると、かなり傾斜は緩やかになり、すぐに不動滝方面、そして 瑞牆山方面へと道が分かれる尾根に登り着く。 時刻は 9時1分。

右に道を取り、岩の下を回り込んでいくと鎖場が現れ、さらにはロープ、 梯子を越えて行くことになる。
そして、その梯子を登り切ると、シャクナゲのトンネルの先に青空が見えるようになる。

そのシャクナゲのトンネルを抜けると、大きな花崗岩の一枚岩と、 その他にいくつかの大岩が重なる 瑞牆山頂上であった。 時刻は 9時6分。

頂上には、先程大ヤスリ岩の手前で小生を追い抜いていった方が一人居られるだけ。
明日の土曜日にはこの頂上は大混雑であろうが、今日は空いていて嬉しい限りである。

頂上にはいくつかの頂上標識がある他、方位盤が置かれていたが、 地図では存在する三角点については見つけることができなかった。あまり良く探さなかったからかもしれない。



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