倉掛山 ( 倉掛山:1,776.5m ) 2015.3.26 登山



【PHOTO & 記録 倉掛山 2】

その地蔵岳の左には同じく 鳳凰三山の観音岳、薬師岳が続く。
そして、その薬師岳の斜面が左へと下る後方には、これまた真っ白な 北岳が姿を見せており、 さらに左に間ノ岳、西農鳥岳、 農鳥岳と、白き山々が続いている。
残念ながら、さらに左に見えるはずの 塩見岳は木々が邪魔をして見えないものの、 塩見岳の左にある 荒川東岳 (悪沢岳)赤石岳聖岳の方は、 その白い頂を見せてくれている。
いずれもその背景には雲一つ無い青空が広がっており、先日の 美ヶ原での展望が今一つだっただけに、 この光景に大いに満足する。

写真は、中央が赤石岳、小赤石岳で、 その右の山が荒川東岳
赤石岳の左に見える三角形の白い山が聖岳

柳沢ノ頭からさらに先に進もうと下り斜面に向かったところ、 こちら側は全面が雪に覆われており、しかも結構 急斜面に見えたため、安全を考えてチェーンスパイクを履くことにする。改めて 7時32分に出発。
下り斜面に入ると、今度は羽を大きく広げたような 北奥千丈岳、国師ヶ岳の姿が目に入る。 その左斜面後方には 金峰山の白い頂が少し顔を覗かせており、 金峰山のシンボルである五丈岩も確認することができる。

雪の斜面を下った後も、暫くは雪の道が続いたものの、途中で雪は無くなり、 落ち葉の道へと変わる。
こうなると、チェーンスパイクを脱ぐべきであるが、チェーンスパイクは歯が小さいため、 落ち葉の道を歩いても道に与えるインパクトは小さかろう などと自分の都合の良いように考え、 チェーンスパイクを履いたまま進む。

やがて、再び丸太の階段を昇ることになり、その後、雪と土が交互に現れる道を進んで小さな高みを越えていくと、 その下り斜面は全面 雪となる。
雪の上には踏み抜いた跡が残っているものの、本日は雪が締まっていて踏み抜くことは無く、安心して進むことができる。 チェーンスパイクも効力を十分に発揮してくれている。

下り着いた所には東屋があり、 その前にある広場を 『 ← ハンゼノ頭 』 の方向を示す標識に従って横切っていく。
すぐにまた丸太の階段の昇りとなるが、この辺は雪が全くない。

登り着いた所がハンゼノ頭で、 小広い山頂には雪が少々残っている。時刻は 7時49分。

ここは先程の柳沢ノ頭よりもさらに開けており、展望が本当に素晴らしい。
木々などによって途中で分断されること無く、南アルプスの山々を見渡すことができ、 先程は見ることができなかった 塩見岳、 蝙蝠岳も見ることができる。

無論、富士山もよく見え、 その下方には先にも述べた 御坂山塊が並び、 三ツ峠山黒岳が目立っている。
御坂山塊の右には 毛無山など天子山地が続いている。

写真では、富士山の左斜面が下り着いた所にある山が三ツ峠山。
富士山の右斜面下方に見えている山が黒岳である。

そして、天子山地の右には、 やや霞み気味ながら七面山、 大無間山、青薙山などが確認でき、さらに右に 布引山、笊ヶ岳も確認できる。
そしてその右に、先程 柳沢ノ頭で見えた 聖岳赤石岳荒川東岳 (悪沢岳) が続く。

写真は、一番右の白い山が聖岳
聖岳の左に少しだけ見えている山は上河内岳と思われる。その上河内岳の左手前に見える三角形の山が偃松尾山で、 偃松尾山の左に見える双耳峰 (写真では分かりにくいが) が笊ヶ岳である。
そして、笊ヶ岳の左のズングリとした山が布引山で、その左の山が青薙山 (と思う) である。



倉掛山 1、   倉掛山 2、    倉掛山 3、   倉掛山 4、    倉掛山 5、   倉掛山 6、    倉掛山 7  もご覧下さい。

百名山以外の山のページに戻る   ホームページに戻る