金峰山 ( 金峰山:2,599m ) 2015.6.24 登山



【PHOTO & 記録 金峰山 3】

 

やがて、先の方に岩場がチラチラ見えるようになり、その手前にアルミ製の梯子が現れる。
時刻は 7時46分。
その梯子を登ると、大きな一枚岩の足下に出ることになり、鎖場も現れる。
いきなりの鎖場に少々慌てながら、狭いスペースにてストックをザックに仕舞い、ゴム製の軍手をはめる。

その準備中に後方を振り返れば、 富士山がうっすらと見えている。
しかし、残念ながら その頂上部分は雲の中である。

また、富士山の手前を御坂山塊が横切っているのが見えており、 御坂黒岳 富士山の左裾下方に見えている山)節刀ヶ岳 富士山の右裾途中の下方) などを確認することができる。

垂直の鎖を使って大岩の端に立つ。
ここからは 10m程ある、傾斜の緩やかな一枚岩の上を鎖に掴まりながら登っていくことになる。
岩の左下は深い谷になっていて大変危険な場所であるが、鎖をしっかり握っていれば問題ない。

ただ、この日は岩が濡れていたので、足下が滑らないかと一寸 ヒヤヒヤであった。 本日履いてきた登山靴は一応 ビブラムソールなのだが、 ロッチャーやモンタニアといったビブラムソールに比べて、岩場では滑りやすい気がしていたからである。
しかし、実際は、全くの杞憂で、足が滑ることはなく、容易く登ることができたのであった。

この岩場からは展望がグッと開け、先程の 富士山の他、 前方には金峰山の稜線と五丈岩、 そしてその手前には片手回し岩が見えるようになる。
また、左手には谷を挟んで八幡尾根が下っているのが見え、その途中にある 2,333m峰と思われる岩峰がなかなか美しい (写真)
また、富士山の右手には 毛無山も見えている。

こちらは 金峰山の稜線、 そして金峰山のシンボルとして存在感を見せている五丈岩方面である。 その後方に青空が広がっているのが嬉しい。
また、金峰山へと続く斜面の途中に岩が突出しているのが見えているが (五丈岩の右下方)、その岩が片手回し岩である。

なお、今登って来た鎖のある一枚岩は、 鶏冠岩 (とさかいわ) と呼ばれているようで、 確かに鎖場の右上方にはトサカのような形の岩群を見ることができる。

一枚岩を登り終えると、道は少し下った後、また登り返して大岩の下を進んで行く。
シャクナゲの群落を登り、庇 (ひさし) のようになった大岩の下を進む。

ここからは面白い形の大岩が多く見られるようになる。
その中でも主役級なのが五丈岩と片手回し岩であるが、やがて、その片手回し岩 の頭の部分が樹林の上に見えてくる。

片手回し岩は、大きな丸い岩がさらに幅のある大岩の上にポツンと乗っかっており、 下から見上げると人形の首のように見える奇岩である。



金峰 1、  金峰 2、   金峰 3、  金峰 4、   金峰 5、  金峰 6、   金峰 7、  金峰 8、   金峰 9  もご覧下さい。


めざせ百名山のページに戻る   ホームページに戻る