金峰山 ( 金峰山:2,599m ) 2015.6.24 登山



【PHOTO & 記録 金峰山 2】

 

順調に進んでいくと、やがて道は涸れた沢 (三薙沢というらしい) にぶつかる。 時刻は 7時16分。
沢の手前の木々に標示板がいくつか掲げられているのが目に入ったのだが、その内容を全く見ずに、涸れ沢を渡るものと思い込んで沢に下りる。
しかし、涸れ沢を横切って右岸に渡ろうとすると、薄い踏み跡があるのみなのである。
おかしいとは思ったものの、一旦 右岸に上がり、暫く道を探したのだが全く見つからない。
仕方なく涸れ沢に戻ると、涸れ沢の下流方面にピンクテープが続いているのが見える。 逆方向ではないかとは思ったが、そちらに進んでみると、涸れ沢から右岸に上がり、さらに先へと進む道が見つかったのであった。

しかし、何とそこには 『 水晶盗掘禁止 』 の標識が立っているではないか。
これは水晶峠、そして黒平 (くろべら) 町へと下る道に違いないと判断し、再び先程の下降点まで戻る。

すると、何とその先に 左岸に入りさらに先へと続く道が見つかったのである。 恐らく、涸れ沢に下りずに右に進むか (そんな道はなかった気がするが)、 涸れ沢に下りた際に 右 (上流) に進めば良かったのである。
お陰で 10分程ロスをする。

また、涸れ沢への下降点の写真 (上欄) を見ると、 岩にハッキリと矢印が書かれている。これも見落としてしまったらしい。

なお、この迷ってしまった場所は、 甲府市御岳町にある金櫻神社から続く表参道との合流点である (KK分岐というらしい。 KKは 黒平町、金峰山ということのようだ。)

何とか気を取り直して、7時28分に出発。
少し進むと、涸れ沢が 2つに分かれる場所 (つまり、2つの涸れ沢の合流点) に出る (上欄の写真)
テープは左の沢を進むように指示しているのでそちらへと進むが、やがて、道はその涸れ沢を離れて、2つの沢の真ん中を進むようになる。

コメツガ、トウヒ、シラビソなどの樹林帯を緩やかに登っていく。

やがて先の方に壊れかけたトタン壁の建物が見えてくる。
入口だったと思しき所の上方には 『 おむろごや 』 と書かれた板が貼られている。時刻は 7時37分。

この御室小屋は半壊状態で荒れ放題であり、少々薄気味悪さもあってそのまま通過することにする。
小屋の左手から裏手に回り込む。

小屋の裏手には、石碑の他、 キチンと四角い石が横に置かれて土台のようになった場所があって、この道が 金峰山山頂にある 蔵王権現参拝のための表参道として賑わっていた頃の名残をとどめている。
また、石碑には文字が刻まれているが、苔など多く、読むことができない。

道はその石碑の脇を進み、 ネズコ (クロベ、ヒノキ科の常緑高木) の林に入り、右側にある大岩の下を登っていく。

すぐに道は右へと曲がり、岩がゴロゴロした場所を戻るように登って、 先程下を通った大岩の上部を進むようになる。

周囲にはシャクナゲの群落が見られるようになるが、 もう花の時期は過ぎたのか、全く花や蕾は見られない。
ここからは今までの行程と違い、傾斜がきつくなり、大きな岩も頻繁に現れるようになる。



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