その見晴らしの良い場所を過ぎると、再び樹林帯に入る。 階段を昇り、木橋を渡ると遊歩道の様な道に合流する (写真)。 トイレを確認した後、再び先程の案内図の所へと戻ってからは右に道を取って、 舗装された幅広い遊歩道を進む。時刻は 11時48分。 | |
この遊歩道のような道は左手の高みの方へ延びて行っており、 登った先には展望広場があるとのことだが、名越切通へは途中から右に分かれて土の道に入ることになる。 その道の傍らには地蔵尊が置かれているほか、 その少し先に、稲荷神社にある狛狐 ? が 2体置かれていたが (写真)、周囲に祠などなく、少々意味不明である。 |
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やがて、道の右側にパノラマ台への分岐が現れる。 ササの中の道を登る。 パノラマ台というだけあって、ここは狭いながらも展望はかなり良い。 | |
1分ほどでパノラマ台を後にして、先程の分岐には 11時56分に戻り、先へと進む。 やがて左手に柵が現れ、土を盛り上げたような場所の横を通過していくと、
左右が落ち込んでいる、細い土手のような道となる (写真)。 なお、道の途中に迷うような標識が現れるが、基本的にそのまままっすぐ進めば良い。 |
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この道の左下は大切岸 (おおきりぎし) と呼ばれる岩壁になっており、
やがて道は少し下って樹林を抜け出し、その岩壁の下を通る道と合流する。 道の左側にはウッドチップを敷き詰めた広場があり、 そこにはこの 『 お猿畠の大切岸 』 についての説明書きが置かれている。 振り返れば、先程通ってきた道の下方にある大切岸の岩壁が良く見えており、 その下にウッドチップの道が通っている。 | |
この大切岸は、かつては鎌倉幕府が三浦一族の攻撃に備えて防衛のために築いたものと言われていたようだが、
近年の調査で建物の基礎に使う石材を切り出していた場所と判明したとのことである。 ここの岩壁はなかなか見事で、高さはそれ程ではないものの (3〜10m程度)、 凝灰質砂岩と思われる岩壁が 800m程も続いている姿は一見の価値がある。 |
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