岩壁の下を往復した後、元の道に戻って先へと進む。時刻は 12時5分。 ここからは再び登りとなって樹林帯に入っていく。 説明書きなどはないのでその由来は不明だが、かつてはその内部に
火葬骨を納めた蔵骨壺が納められていたとのことである。 | |
この石廟を過ぎると前方に洋館が現れ、道はその洋館の石塀に沿って進むようになる。 日蓮四大法難と呼ばれるものの一つである 『 松葉ヶ谷法難 』 (鎌倉幕府に対して、法華経を正法とすべしと宗教政策の転換を促したため、浄土教信者である念仏者たちによって草庵を夜間襲撃・ 焼き討ちされた事件) の際に、日蓮はこの道を逃げたということであろうか。 |
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やがて、道は樹林を抜け出し、小広い場所に出る。 すぐに道は左にヘアピンのように曲がっていく。 再び樹林帯に入って下って行くと、すぐに少し歪んだ形の丁字路に突き当たる。 | |
まずは左に道をとって名越切通を目差す。 まんだら堂やぐら群には 150以上のやぐら (=横穴式墳墓) が集中して存在しており、 これだけ良い状態でまとまったやぐらを見ることができる遺跡は鎌倉市内にも少なく、たいへん貴重な遺跡とのことである。 |
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現在保存工事を行っているため、柵で仕切られていて中には入れないが、 毎年限られた期間だけ見学が可能である。 ちなみに、今年は 10月22日(土)〜12月12日(月)までの間の 土・日・月・祝日のみ見学することができるとのことである。 当然、本日は見学できないものの、階段を昇り、柵の所まで行ってその様子をカメラに納める。 | |
12時18分に引き返し、先へと進む。 第2切通を過ぎ、左手にやぐら跡と思しきものを見て、右に小坪への道を分けると、
前方に両側がかなり狭まった第1切通が現れる (写真)。 切通を抜けた後、先程と同じ説明書きが現れたところで Uターンする。 なお、第1切通の上部に登っていける道もあり、そこは展望台となっていて、 切通を見下ろすことができるようになっている。 |
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