地蔵岳 ( 地蔵岳:2,764m ) 2016.3.23 登山


【PHOTO & 記録 地蔵岳 6】



ありがたいことに、そこから少し下った後は ほぼ平坦な道、 あるいは下りの道が続くようになる。
張られたロープに沿って進み、下りに入る所からは再び地蔵岳が見えるようになるが、 賽ノ河原もこれまで以上によく見えるようになっている。

その後は暫くほぼ平らな道が続くようになり、 今度は地蔵岳から直接下ってくる尾根の左側を進むようになる。

少し進むと左側が大きく開け、薬師岳や 観音岳の他、 下方にはドンドコ沢の谷筋が見えるようになる。

また、谷筋の後方を見やれば、 千頭星山らしき山が見えている。
しかし、本来ならばその後方に見えるはずの 富士山は 全くその姿を確認することができない。

シラビソの樹林帯の中、左に下る斜面をほぼ平らに横切っていく。
さすがに歩き疲れ、飲み物、食べ物の補給を身体が欲しているが、もう少し頑張れば鳳凰小屋のはずなので、我慢して足を進める。

シラビソの樹林帯の中を黙々と進む。
やがて、樹林の向こうに地蔵岳がチラチラ見え始める。
オベリスク、そしてその周囲の岩々もよく見えるようになり、かなり近づいてきたということを実感する。
しかし、実際には 鳳凰小屋からの厳しい登りが待っているはずである。

やがて、前方に小さな小屋らしきものが見え隠れし始めたので、 鳳凰小屋に着いたと思い元気が出てくる。
実は見えたのはトイレであったのだが、すぐに先の方に鳳凰小屋の茶色の建物が見えてくる。

そしてドンドコ沢からの道との合流点を通過すれば、もう鳳凰小屋であった。 時刻は 12時19分。
御座石温泉からここまで 5時間を要したことになる。

鳳凰小屋の入口にある玄関屋根には母屋の屋根から落ちてきた雪がどっさり積もっており、 屋根が潰れないか心配になる状態である。

冬期小屋の方へと進み、入口の所で暫し休憩する。
乾いていて荷物がおける場所は、ここと先程の玄関屋根の下だけである。



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