地蔵岳 ( 地蔵岳:2,764m ) 2016.3.23 登山


【PHOTO & 記録 地蔵岳 9】



ここから見るオベリスクも美しい。
その後方に青空がもう少しで広がりそうであったが、結局 これ以上 好転せずに終わる。
しかし、これだけオベリスクがしっかり見えていれば 良しとしたい。

吹く風は強く冷たいためジッとしていられず、13時48分に下山開始。

谷に向かって落ち込んでいるような急斜面を慎重に下る。

樹林帯に入ってからは往路を忠実に辿る。
先程はあれ程苦しかった斜面だが、下りはアッという間である。

鳳凰小屋到着は 14時23分。

今度は鳳凰小屋の玄関屋根の下に潜り込み (雪で周囲を囲まれている)、 暫し休憩。
雪の重さに屋根が耐えられなくなったら小生もアウトであるが、柱の強さを信じてベンチにて休む。

休みながら地図を見て御座石温泉の到着時間を予測する。
地図では 3時間半を要することになっているので、到着時間は 18時過ぎとなろうが、今は日も長くなっているので安心である。
14時35分、下山開始。往路を忠実に戻る。

疲れてはいるものの、雪の上を順調に進む。

途中、何とか 八ヶ岳方面をカメラに収める。
相変わらずぼやけ気味で残念であるが、本日は 甲斐駒ヶ岳を見ることができたので ある程度の満足感がある。

15時43分に牛首のザレを通過、燕頭山には 15時58分に戻り着く。
暫し休憩して 16時5分に出発する。

旭岳を 16時24分に通過、その後 八合目を過ぎた所でアイゼンを外す。
ところが、この後も雪が凍っている箇所がかなり出てきて、下るのに非常に気を遣い、かなりペースが落ちる。
チェーンスパイクを履く手もあったが、雪の無い区間がかなりあるため、やはり ノーアイゼンで下らざるを得ない。
若い時ほどバランスが良くないのでかなり苦労する。

写真は 牛首のザレ付近から見た燕頭山。こちらからは燕の頭のように丸くはなく、 ピラミッド型に見える。

徐々に周囲が薄暗くなりつつある中、西ノ平には 17時24分に戻り着く (写真)
ここでも 7分程休憩。そして、西ノ平からは辛い登り返しをこなした後、ドンドン下り、御座石温泉には 18時3分に戻り着いたのであった。

本日はいきなりの 2,700m峰、しかも、かなりの距離を歩くことになり、 またまた体力不足を痛感することになりはしたが、雪と戯れ、楽しい一日であった。
天気予報には裏切られたものの、オベリスクや 甲斐駒ヶ岳など 周囲の山々をそれなりに見ることができたのでかなり満足である。



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