この燕頭山頂上はかなり広く、足下はササ原 (実際は雪原に近い)、 そこにシラビソ、コメツガ、そしてダケカンバなどの大木が生えており、さらにはその枝からサルオガセがぶら下がっていて、 如何にも南アルプスという雰囲気が漂っている。 なお、展望の方は南西方面が少し開けているだけで、ほとんど展望は得られない。 | |
腹を満たした後、ここまでの登りの反省を踏まえ、 10本爪アイゼンを装着して 10時32分に出発する。 ほぼ平らな山頂を暫く進むと、前方から 2人の若者がやって来た。 |
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やがて道が下り斜面に入ると、前方樹林越しに本日 目差す地蔵岳の姿が見えてくる。 なお、地蔵岳の左後方に見える高みは赤抜沢ノ頭である。 | |
さらに少し進むと、今度は地蔵岳の右後方に
甲斐駒ヶ岳の姿が見えるようになる。 |
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道の方は燕頭山までの急斜面が嘘のように、緩やかな登りの道が続くようになる。 途中、右手が開けて 八ヶ岳方面が見えたが、 相変わらず霞んでいて大変に見辛い状態である。 | |
やがて道は牛首のザレ場を通過する。時刻は 10時44分。 なお、桟橋は最後の方が崩壊して斜めに傾いているため、 道はその桟橋を避けて稜線寄りを進むことになる。 ザレ場を通過して振り返れば、燕頭山が見えている。 こちらから見る燕頭山はどちらかというとピラミッド型で、先程見たような丸い頂上ではない。 |
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