タップリ休んで 12時33分に出発。 出発に際し、これまでのダブルストックからピッケルに切り換える。 最初は平らな道を進んだ後、すぐにシラビソの樹林帯の登りとなる。 | |
雪の量は 50センチほどであろうと思われるが、
雪の上にしっかりと踏み固められた道が続いているので安心して進むことができる。 展望のない樹林帯の中をジグザグに登る。 この道は最初の
鳳凰山登山の時に登ってはいるものの、
その後は下りに使うばかり。 |
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その長い樹林帯も、一旦 左側の縁に出ることになり、振り返れば 観音岳がよく見える。 なお、そこから樹林帯を離れて急斜面を横切る足跡が 1つあったが、 これは正規のルートではなく、道の方は再び樹林帯の中に入る。 | |
辛かった樹林帯の登りもやがて周囲にダケカンバが目立つようになると、
その先で漸く終わりとなる。 ここからは雪が無ければ、白ザレの斜面をジグザグに登っていくことになるのだが、
ここは雪の急斜面を直登することになる。 |
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少し登っては立ち止まって上を見上げるという 疲れた時のパターンを繰り返しながら登る。 また、この斜面を吹く風は強く、雪を踏み抜いてバランスを崩しそうになった時に強い風に煽られると、
そのまま下方の谷へと滑落しそうである。 | |
喘ぎつつ登っていくと、足跡は途中から 2方向に分かれる。 今度は急斜面を斜めに横切って登るため、先程よりも風に煽られてバランスを崩すことが多くなり、
さらに慎重に進む。 |
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