権現山・扇山・百蔵山 ( 権現山:1,311.9m、 扇山:1,138m、 百蔵山:1,003.4m ) 2021.3.24 登山



【PHOTO & 記録 権現山・扇山・百蔵山 1】

この 2月、1年5ヶ月ぶりに登山を再開して 丹沢大室山に登った後、同じ 2月に 仏果山・経ヶ岳、 そして 鐘ヶ嶽 (登山記録はアップしないつもり) と立て続けに山に登ったものの、 3月に入るといろいろなことが重なってなかなか山に行けない状態が続くようになる。
そんな中、天候と時間がうまくマッチして、漸く山に行けるチャンスが巡ってきたのだが、体力的にあまり自信が持てない現状では山選びに少々苦労してしまう。

そこで、過去に登った山の中から候補の山を色々考えたところ、2018年12月に登りはしたものの登山記録をアップしていない山梨県の 権現山、扇山、百蔵山 (この 3つの山を 北都留三山と呼ぶらしい) が頭に浮かぶ。
現状は、キツい斜面を登り続けるにはまだまだ体力不足であるものの、長い距離を歩く体力の方は残っていると感じているためで、 先般の仏果山・経ヶ岳と同様に 『縦よりも横』 の登山を選択したという次第である。
また、3月21日に緊急事態宣言が解除となったため、神奈川県からコロナ感染者の少ない山梨県への山行も少しは気が楽というものである。

さて、辿るコースであるが、前回の時と同じく大月市の市営総合グラウンド (陸上競技場) の無料駐車場に車を駐めた後、県道505号線沿いの市営グランド入口バス停まで歩き、そこから 7時の浅川行き富士急バスに乗って浅川まで行って 権現山、扇山、百蔵山と縦走を行い、 市営総合グラウンドへと下山してくるというものである。

3月24日(水)、朝の 5時過ぎに横浜の自宅を出発する。
ところが、途中で忘れ物に気づいて家に引き返したため、かなり時間をロスしてしまい、これが後々響いてくる。
横浜ICから東名高速道下り線に入り、海老名JCT−圏央道−八王子JCTと進んで、中央高速道へと進む。
途中、中央高速道 相模湖東IC付近で 富士山を見ることができ、 本日は快晴であることを確信してテンションが上がる。

上野原ICにて高速を下りた後は県道506号線を進み、上野原高校入口の交差点を左折して国道20号線に入り大月方面へと進む。
20分程進んでいくと、猿橋町に入った少し先で 『右 小菅』 の標識が見えてくるので、国道20号線と分かれて県道505号線に入る。
少々狭い道を暫く進み、中央高速道の高架下を潜ったすぐ先の十字路を右折 (この十字路に県営グランド入口のバス停がある) すれば、 後は道なりで大月市営総合グラウンドである。

ところがである、出発時の時間ロスに加え、国道20号線、県道505号線では非常にノロノロ走る車の後ろについてしまったため 時間を稼ぐことができず、駐車場に着いたのは何と 6時44分とギリギリの時間であった。
7時のバスに乗り遅れたら致命傷となるため、急いで登山靴に履き替え (但し、靴紐を結ぶ余裕無し)、 カメラ、ストック、ザックを抱えて駆け足で坂道を下り県道505号線へと向かう。

朝方はまだ空気がヒンヤリとしているにも拘わらず、汗だくの状態でバス停に到着。
何とか 7時のバスの乗ることができたのであった。
しかし、先日の仏果山の時と同じく、本当に冷や汗ものであった。

ほぼ定刻通りやってきたバスには先客が 1人だけ。その人もすぐに下車したため、浅川までバス貸し切り状態となる。
そして、終点の 浅川には 7時25分に到着。


登山靴の紐をしっかりと締めるなど身支度を調え、7時30分に出発する。

『 浅川峠 → 』 と書かれた標識に従って、右手の林道に入る。
途中、左上に祠らしき建物を見てさらに林道を進んでいくのだが、前回登った時の記憶は結構 曖昧になっており、 林道がかなり続くことに少々驚いてしまう。

途中から林道に日の光が当たり出して周囲が明るくなる。
しかし、林道は基本的に東に進んで山へと近づいていくので、すぐに日の光は山に遮られてしまう。

橋を渡り、道はやがて山襞に沿うようにクネクネと進むようになる。
途中、北側が少し開けて、麻生山と権現山とを結ぶ稜線の一部が見えるようになる。
その後方には雲一つ無い青空が広がっており、テンションが上がる。

過去の記憶よりも長いと感じた林道歩きであるが、それでも 15分ほど歩くと、 林道は小さな広場にて終わりとなり、その先からは山道が始まる。時刻は 7時46分。

道はすぐに雑木林からスギの樹林帯へと変わり、斜面をジグザグに登っていくようになる。

展望のない、まだ薄暗い林の中を登っていく。
傾斜は然程 急ではないため、足が進む。

思えば、前回はここでも少しキツく感じたのであったが、今回はまあまあ順調である。

ただ、駐車場に到着したのがギリギリだったため朝食を食べ損ねており、空腹を感じ始める。
立ち止まって朝食をとりたいところであるが、日の当たらない斜面を登っている状況では休憩する気になれない。

やがて高度が上がってくると、樹林を通して周辺に朝日が当たるようになり、 明るい中、気分良く登っていけるようになる。

ここで朝食にしても良かったのだが、折角 順調なので、尾根に登り着くまでは休憩しないことにする。

周囲は、左手に自然林、右手にヒノキの人工林が続くようになる。
そのヒノキの林もやがて自然林に変わると、傾斜の方は徐々に緩やかになり、やがて道の先に浅川峠を示す標識が見えてくる。

浅川峠には 8時9分に到着。

まずは左に道をとって権現山を目指す (扇山は右)
ここから暫くはほぼ平らな道が続く。

周囲は自然林に変わっており、足下には落ち葉、そして朝日が周囲を照らして明るい。

この先、また急斜面の登りが待っているのが分かっているので、 明るく平らな尾根を進んでいる内に朝食をとることにする。

『 市坂分収造林地 』 (写真) と書かれた札が木に括られている場所で暫し休憩し、朝食とする。
なお、『 市坂 』 というのはこの場所の住所らしい (大月市七保町市坂)

おにぎり 2つで朝食を済ませ、7分程の休憩にて先へと進む。

なお、木に 『水』 という字が書かれているので、水場への案内かと思ったのだが、 他にも同様の木が沢山あったので、書かれている文字は 『木』 が正しいようである。



権現山・扇山・百蔵山 登山データ







登山日:2021.3.24 天候 : 快晴単独行 日帰り
登山路 : 浅川BS−浅川峠−権現山・麻生山分岐−権現山−大ムレ権現−権現山・麻生山分岐−浅川峠−曽倉山−扇山− 大久保のコル−大久保山−宮谷分岐−百蔵山−大月市営総合グラウンド駐車場
交通往路 : 瀬谷−横浜IC−(東名高速道)−海老名JCT−(圏央道)−八王子JCT−(中央自動車道)−上野原IC− (県道506号線)−上野原高校入口−(国道20号線)−旧甲州街道分岐−(県道505号線)−大月市営総合グラウンド入口−大月市営グラウンド駐車場 (車にて)−市営グランド入口BS− (バス)−浅川
交通復路 : 大月市営総合グラウンド駐車場−大月市営総合グラウンド入口−(県道505号線)−旧甲州街道分岐−(国道20号線)− 相模湖駅前−(国道412号線)−三ケ木−(国道413号線・県道412号線)−平山坂下−(県道54号線)−角田大橋−(一般道)−才戸−(県道63号線)−あつぎ郷土博物館入口−(一般道)− 長坂−(県道42号線)−座間下宿−(県道46号線)−座間二丁目−(県道42号線)−入谷東−(一般道)−立野台小学校前−(県道42号線)−西原交差点−(国道264号線)−大和市深見西− (一般道)−大和小学校前−(一般道)−大和高架橋−(一般道)−上瀬谷住宅前−上瀬谷小入口− 上瀬谷小東側−(海軍道路)−瀬谷 (車にて)

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