高みの一角に登り着いてからは、広く平らな頂上が続く。 途中、傍らの木に 『 曽倉山 』 と書かれた板が括られていたが (写真。時刻は 11時1分)、感覚的には少し先の方が高いように思われる。 と思ったら、少し先でまた 『 曽倉山 940m』 と書かれた手製の標識が現れた
(11時3分)。 | |
道は下りに入り、前方には目指す扇山と思われる山容が樹林越しに見えてくる。 また、右手樹林越しには百蔵山と思しき山も見えおり (写真)、百蔵山の右手後方に 滝子山も確認できる。 その滝子山の左斜面後方に真白き山が見えているのだが、 北岳と思われるものの、 木々が邪魔をして見通すことができずあまり自信がない。 帰宅後、写真を拡大してみると、ぼやけてあまりハッキリはしないものの、 北岳と思われた山はどうやら 悪沢岳のようで、その左に小赤石岳、 赤石岳らしき山も写っている。 |
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道は狭い鞍部に下りた後、再び登りが始まる。 しかし、一旦下ってすぐに登りが始まり、登り着くとさらに先に高みが見えてくる。 疲れが出始めた身体にこのアップダウンは厳しい。 続いての登りは結構長く続く。少し休んで振り返れば、権現山が見えているが、ここからは尾根上の小さな高みにしか見えず、 大菩薩嶺から見たそれとは大分印象が違う。 また、先ほど権現山頂上からは見ることができなかった 雁ヶ腹摺山 (写真の大きな山)、 そして 大菩薩嶺へと続く 小金沢連嶺の一部もチラリと見ることができた。 | |
小さなアップダウンが続く。 アップダウンを繰り返した後、やがて扇山への最後の登りが始まる。 小さな振幅のジグザグにて斜面を登り続けていくと、やがて傾斜が緩み始め、斜面の先に空間が広がって、 そこに 2人の登山者が憩っているのが見えてくる。 |
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扇山到着は 11時51分。 頂上は広く、その中央部は直径 15m程の窪地になっている。 なお、国土地理院の地図を見ると、扇山に三角点は無いことになっている。 | |
また、頂上にはこの三角点らしきものの他、 『 山梨百名山 』 の標識、そしてこの山が 『 秀麗富嶽十二景(六番)』 の 1つであることを示す標識と その説明書きが置かれている。 その
富士山であるが、
『 秀麗 』 というとおり、素晴らしい姿を見せてくれてはいるものの、権現山と比べて手前部分が樹林に覆われていて見えないため、
あまり雄大さを感じない。 |
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