権現山・扇山・百蔵山 ( 権現山:1,311.9m 扇山:1,138m 百蔵山:1,003.4m ) 2021.3.24 登山



【PHOTO & 記録 権現山・扇山・百蔵山 5】

高みの一角に登り着いてからは、広く平らな頂上が続く。

途中、傍らの木に 『 曽倉山 』 と書かれた板が括られていたが (写真。時刻は 11時1分)、感覚的には少し先の方が高いように思われる。

と思ったら、少し先でまた 『 曽倉山 940m』 と書かれた手製の標識が現れた (11時3分)
こちらの方が頂上らしく思われるのだが、いずれにしても国土地理院地図には 『 曽倉山 』 の名は書かれていない。

道は下りに入り、前方には目指す扇山と思われる山容が樹林越しに見えてくる。

また、右手樹林越しには百蔵山と思しき山も見えおり (写真)、百蔵山の右手後方に 滝子山も確認できる。

その滝子山の左斜面後方に真白き山が見えているのだが、 北岳と思われるものの、 木々が邪魔をして見通すことができずあまり自信がない。

帰宅後、写真を拡大してみると、ぼやけてあまりハッキリはしないものの、 北岳と思われた山はどうやら 悪沢岳のようで、その左に小赤石岳、 赤石岳らしき山も写っている。

道は狭い鞍部に下りた後、再び登りが始まる。
小さな高みに登り着くと道はほぼ平らになり、快調に足が進む。

しかし、一旦下ってすぐに登りが始まり、登り着くとさらに先に高みが見えてくる。 疲れが出始めた身体にこのアップダウンは厳しい。

続いての登りは結構長く続く。少し休んで振り返れば、権現山が見えているが、ここからは尾根上の小さな高みにしか見えず、 大菩薩嶺から見たそれとは大分印象が違う。

また、先ほど権現山頂上からは見ることができなかった 雁ヶ腹摺山 (写真の大きな山)、 そして 大菩薩嶺へと続く 小金沢連嶺の一部もチラリと見ることができた。

小さなアップダウンが続く。
途中、平らな道が現れるのが嬉しい。
正面には扇山と思しき山が大きく見える。

アップダウンを繰り返した後、やがて扇山への最後の登りが始まる。
この登りは結構長く続くので息が上がる。
それでも、もうすぐ休憩できるということを励みにして何とか登り続ける。

小さな振幅のジグザグにて斜面を登り続けていくと、やがて傾斜が緩み始め、斜面の先に空間が広がって、 そこに 2人の登山者が憩っているのが見えてくる。

扇山到着は 11時51分。

頂上は広く、その中央部は直径 15m程の窪地になっている。
その窪地の中央に三角点らしきものが置かれているのだが、『 らしきもの 』 と書いたのは柱石ではなく、 本来なら柱石の下に置かれるべき盤石 (正方形の敷石を思い浮かべれば良い) のようなものが露出しているのである。

なお、国土地理院の地図を見ると、扇山に三角点は無いことになっている。

また、頂上にはこの三角点らしきものの他、 『 山梨百名山 』 の標識、そしてこの山が 『 秀麗富嶽十二景(六番)』 の 1つであることを示す標識と その説明書きが置かれている。

その 富士山であるが、 『 秀麗 』 というとおり、素晴らしい姿を見せてくれてはいるものの、権現山と比べて手前部分が樹林に覆われていて見えないため、 あまり雄大さを感じない。
個人的には権現山から見た 富士山の方がお奨めである。



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