権現山・扇山・百蔵山 ( 権現山:1,311.9m 扇山:1,138m 百蔵山:1,003.4m ) 2021.3.24 登山



【PHOTO & 記録 権現山・扇山・百蔵山 8】

漸く斜面が緩やかになってくるが、まだまだ先は長い。

それでも、やがて斜面の先、樹林の向こうに空が見えてきたので、頂上かと期待させるが、それ程甘くはない。

そこには猿橋駅への下り道を示す標識が立っているのみであった。
時刻は 14時21分。

とはいえ、ここはもう頂上の一角と思って良いのであろう、傾斜はさらに緩やかとなり、足が進むようになる。

そして 14時24分に百蔵山の頂上に到着。

ここには三等三角点の他、扇山と同じく 『 山梨百名山 』 の標識 及び 『 秀麗富嶽十二景(七番)』 の標識と説明書きが置かれている。
その他、『 百藏大明神遺跡 』 と彫られた石碑も立っている。

大同三年 (808年) にこの山頂に 『 百蔵山春日大明神 』 を祀った社 (やしろ) が建てられたものの、 徳治元年 (1307年) に山火事にて炎上、 消失してしまったとのことなので、 遺跡とはそのことを言っているようである。
その後、春日大明神は大月市七保町に遷座。現在 春日神社となっているとのことである。

この山頂は南側が開けており、展望が素晴らしい。

残念ながら逆光気味ではあるものの、右端 (南西) には 富士山が見えており、 富士山の左斜面下方には 杓子山、鹿留山がシルエット状に見えている。

さらに左には 御正体山、そして 今倉山、菜畑山、朝日山 (赤鞍ヶ岳) といった道志の山々が連なっている。

朝日山の左後方からは、加入道山、 大室山檜洞丸蛭ヶ岳といった 丹沢山塊が続き、黍殻山へと至っている。

こちらの写真が 丹沢方面。

写真 右端の大きな山が 大室山で、その左に見える山が 檜洞丸

さらに左、間に 臼ヶ岳を挟んで、檜洞丸と対を為しているような山が 蛭ヶ岳である。

頂上にあるテーブルに腰掛けて暫し休憩した後、 14時38分に下山開始。
さらに先へと進む。

ここからは下りがずっと続く。
ただ、急斜面では無いので、疲れた身体には嬉しい。

14時48分、傾斜が緩やかになってきたところで、左に下る道が現れる。

前回、ここには 『 直進 葛野部落 』 と書いてある標識が立っているだけであったが、 その後キチンと整備が為されたようで、今は 『 左 猿橋駅、直進 葛野方面 』 と書かれた標識が置かれている。

左に道をとって、斜面を横切る道を下る。
日差しが暖かく、なかなか気分が良い。



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