常念岳 蝶ヶ岳 登山 ( 常念岳:2,857m ) 2010.9.4 登山



【PHOTO & 記録 常念岳 蝶ヶ岳 登山 6】

蝶ヶ岳へと続く尾根の右には、御嶽乗鞍岳が仲良く並んでいる。 写真では分かりにくいが、御嶽は頂上部分が 2つに分かれていて双耳峰のように見える。 左が剣ヶ峰、右が継子岳なのか ?
あるいは、継子岳よりも摩利支天山の方が高いので、こちらから見た場合は、角度的に右側は摩利支天山になるのかもしれない。

乗鞍岳の手前に見えるのは霞沢岳。その霞沢岳の下部には梓川の河原が白く見える。
梓川から右に立ち上がっている稜線は明神岳のもので、左から最初のピークが V 峰、次が IV 峰、 そして 明神岳となっている ( IV 峰の次に III 峰が来るのだが、ここからは見えない)

そして、明神岳の右に前穂高岳が連なる。
前穂高岳からは吊尾根を挟んで奥穂高岳がデンと構え、さらに涸沢岳、北穂高岳へと続いている。 北穂高岳の右下に見える小さなピークは難所と言われる長谷川ピークである。
吊尾根の下部には豊富な雪渓を残す涸沢カール、そしてその手間にはズングリした屏風ノ頭が見える。
もうこの光景は素晴らしいの一言しかない。この山 (域) が多くの人を惹き付ける訳である。
自分の体力も考え、そろそろ小生も穂高連峰に登らねばと強く思ったのだった。

穂高連峰の全貌を見てみる。
長谷川ピークから大キレットへと至り、そこから再び盛り上がった稜線は南岳へと至り、暫く平坦な尾根が続いた後、中岳、大喰岳へと続き、 槍ヶ岳でピークを迎える。 さらに槍ヶ岳の右には有名な北鎌尾根が続いている。
こちらも素晴らしい。槍ヶ岳−穂高間の縦走はやはり山好きにとって憧れのルートの 1つであろう。
大喰岳、槍ヶ岳、北鎌尾根と続く稜線の下方には一段低い尾根が平行に走っている。 これは左から赤沢山、西岳と続く稜線であり、さらには赤岩山、大天井岳へと続く。この稜線に作られた登山道が喜作新道である。

槍ヶ岳から続く北鎌尾根が大きく落ち込んだ場所の後方には、 三俣蓮華岳 (写真左上部) が見える。
その右側にはドーム型の鷲羽岳、 そしてワリモ岳の小さな突起へと続き、なかなか立派な山容の黒岳 (水晶岳) へと至っている。 黒岳の右には野口五郎岳が見える。かつて テントを担いで登った山々であり、 久々に眺めたので懐かしさがこみ上げてくる。
要するに目の前に広がっている光景は、手前が西岳、赤岩岳、大天井岳と続く表銀座、その後方が黒岳、鷲羽岳等々の裏銀座という訳で、 山好きには堪らない光景なのである。

そして、さらに右には大天井岳が見える。
大天井岳の右に見えるピークを中天井岳と呼んでいるようだが、手元の地図にはその記述がない。
大天井岳から右に下った稜線は、東天井岳で再び盛り上がり、右手前の横通岳へと続いている。
東天井岳の後方には左から竜王岳、立山剱岳とこれまた主役級の山が並んでいる。
目の前に見える山々には一応 登っているものが多いが、こうして久々にじっくり眺めてみると再度登ってみたくなる。 やはり、北アルプスは誘惑が多い。

さらに右には、横通岳が大きく、 その左後方には燕岳が見える。
燕岳の左後方には、針ノ木岳が見え、燕岳の右後方には赤沢岳が少し顔を見せ、さらに右には大きな蓮華岳が見える。
蓮華岳の右には鹿島槍ヶ岳。 蓮華岳の手前にはズングリした唐沢岳があり、その右には餓鬼岳が見えている。
本日の素晴らしい天候に心より感謝である。

素晴らしい展望を堪能した後、蝶ヶ岳を目指して出発する。時刻は 9時58分。 頂上に 31分居たことになる。小生にしては結構長い時間である。



蝶ヶ岳 1、  蝶ヶ岳 2、  蝶ヶ岳 3、  蝶ヶ岳 4、  蝶ヶ岳 5、  蝶ヶ岳 6、  蝶ヶ岳 7、  蝶ヶ岳 8、  蝶ヶ岳 9、  蝶ヶ岳 10 もご覧下さい。

めざせ百名山のページに戻る   ホームページに戻る