雨飾山 ( 雨飾山:1,963.3m ) 2015.6.10 登山



【PHOTO & 記録 雨飾山 6】

 

10時10分、ようやく笹平に到着。
これを機に、少し休憩する。
ここまで水も含めて一切口にしていないため、今日の暑さでは熱中症にもなりかねず、休憩、水分補給、食事は絶対に必要である。

ここから 雨飾山方面を眺めると、 緩やかな起伏のササ原の向こうにズングリとした雨飾山頂上が見えている。
最後の登りがキツそうだが、あともう少しである。

ノドを潤し、少々腹を満たした後、10時15分に出発する。
ササ原を割るようにしてつけられた道を進む。
道に雪は無く、小さなアップダウンが続く。しかし、先程までの登りに比べれば、大変楽であり、 さらにはエネルギーを補給した後なので快調に進んでいくことができる。

雨飾山の右後方の雲が心配されたが、 ありがたいことに本峰自体に雲はかかっていない。
ただ、雨飾山の右手奥は雲が多く、本来見えるはずの山々や日本海はほとんど見えない。

ただ、雲はかなり流動的で、一瞬であるが写真のように山がチラリと見えることがある。 この時は山名が分からなかったのだが、帰宅後調べると朝日岳のようである。
この後、雨飾山山頂でも朝日岳はチラリと見えたのだが、 この写真よりも見えた部分は少ない。

10時20分に梶山新湯 (雨飾温泉) への分岐を通過する。
ここには残雪が多くあり、分岐を示す標柱はそのほとんどが残雪の下で、『 梶 』 の文字だけが雪の上に顔を出している。

10時24分に 10/11 の標識を通過。あと 400m、もう少しである。

振り返れば、今まで歩いてきた笹平、そしてその端にある 1,894mの高みが見え、 その右後方には焼山 (写真 中央)火打山、 金山が見えている。とても気持ちの良い光景である。

前方の 雨飾山頂上部分が近づいてくる。
最後にこのような登りが残っているのがなかなか渋いが、登る身にとっては、この最後が辛い。
何となく、 苗場山を思い起こさせる。

やがて崖の縁を通る。
左下には荒菅沢の雪渓が、先程 横断した所も含めてずっと先まで続いているのが見えており、 また、すぐ手前には氷河に削られたような一枚岩も見えている。

なお、ここに至る迄に 2人の若者と擦れ違ったのだが、 その内の 1人は、深田久弥氏のように、この荒菅沢を詰めて 雨飾山に登頂したようである。



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