雨飾山 ( 雨飾山:1,963.3m ) 2015.6.10 登山



【PHOTO & 記録 雨飾山 3】

 

やがてブナの樹林帯を抜け、 左手の雨飾山方面から 右へと下る雪渓の斜面が目の前に現れる。

ルートはこの雪渓を横断することになるのだが、少々分かりにくい。
しかも、ベンガラを辿ると、灌木帯に行く手を阻まれる。つまり、雪が灌木の上を覆っていた頃には、ベンガラを辿るのが正解なのだが、 今は雪が解けて灌木が生け垣となっているので、少々通りにくい。
ここは少し左に登ると、夏道出ていて、難なく灌木帯を越えることができる。

そして、その灌木帯の生け垣を越えると、またまた雪渓の斜面が現れる。
ここは素直にベンガラを辿って、対岸 ? の樹林帯へと進む。

この雪渓ではかなり展望が開け、 南東の方向に先程樹林越しに見えた乙妻山が、間に遮るものなく見えている。
また、乙妻山の手前、そして左右にも山が見えているが、この辺の山は全く分からない。

雪渓を横切り、樹林帯へと入る。

写真は、その雪渓を横断して振り返ったところ。
雪渓の向こう側に、上記で述べた灌木の生け垣が走り、その生け垣の向こうにも雪渓がある。
ブナ平は、その雪渓の先に見えている樹林帯の中、左下方にある。

雪の無い道を進んで少し登った後、下り斜面に入ると、 またまた目の前に雪渓の斜面が現れる (写真)
この雪渓も横断していくのだが、少し斜め上方へと進みながらの横断である。ベンガラが大変ありがたい。
この辺は雪がシャーベット状になっていて、少々歩きにくい。

その雪渓を渡りきると、道は再び樹林帯 (灌木帯) に入るものの、 すぐに抜け出し、またまた雪渓を横切ることになる。
この辺は斜面途中にブナの若木が疎らに見られ、その新緑が青い空に映えて美しい。
また、前方左手には 雨飾山から笹平にかけての稜線らしきものが チラチラ見えるようになり、テンションが上がる。

ここもベンガラを頼りに進む。

雪渓を横断し、樹林帯に入ると、すぐに道は下りとなり、 やがて下方に荒菅沢を覆う大きな雪渓が現れる。
左手上方には布団菱 (ふとんびし) と呼ばれる大岩壁も見えてくる。
雪渓の白、岩肌の灰色、そして木々の緑、バックの青い空のコントラストが素晴らしく、思わず感嘆の声を上げてしまう。
時刻は 8時54分。



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